ロッキン f 1978年11月号に掲載された「ギター内蔵ブースター」を復刻します。
同一の回路は立東社ロッキンf 別冊「だれにもわかるエフェクター自作&操作術'81」
でも Project 33 として掲載されています。
アレンビックのストラト・ブースターのクローンです。
ロッキンf 1978年11月号

ミュージック・マシン自作シリーズ第27弾

ストラトキャスターのジャック部に舟形プレートの代わりに取り付けます。
回路はアレンビックの内蔵ブースターを少し簡略化したもののようです。
回路図は次のように非常に簡単。J-FET(2SK30A-Y) による一段アンプ。

PDF 回路図
図中、J1 のコネクタで表示している部分に通常のストラトキャスターの
出力ジャックへの配線を接続します。
電源は 006P の9V電池。ストラトキャスターの背面、トレモロ・スプリングの
間に電池を挟み込んで固定するようです。
この回路をジャック部に取り付けるのに必要なのが基板。
慣れた人ならユニバーサル基板でも作れると思いますが、コンパクトに収める
ためにはプリント基板が有利です。また舟形プレートの代わりのパネルも
作成してそれに基板を取り付けるため、基板の寸法がきっちり決まっていた
方が製作が楽。
ということでプリント基板の試作も行うことにしました。いまのところ暫定版です。

パネルマウント型のスイッチを使って基板ごとパネルに固定します。
オリジナルではミヤマ電器の MS-173 を指定していますが、今となっては入手不可能。
MS-173 は端子のピッチが 4 mm。現行の一般的な SPDT のスイッチ、たとえば
ミヤマ電器の MS-500A-Bなどだと 4.7 mm。ちょっと大きくなります。
パネルマウント型のスイッチを基板に搭載する、ということが特殊なのか、
KiCAD 標準のライブラリーには妥当なフットプリントがありませんでした。
仕方ない。作るか。ということでフットプリントを作成しました。
おそらく一般的な SPDT ならばこのフットプリントで使えるはず。
レベル調整用の半固定抵抗 50kΩ も当時の部品の入手が難しいので
現行のものを使えるようにアレンジしました。フットプリントを
Bourns 3339P のものを流用しました。基板上のシルク印刷では
半固定抵抗の形状が丸になっているのはそのためですが、実際に
使う半固定抵抗は四角のものを使います。
東京コスモス電機の GF063Pや Bourns の 3362 などを使います。
とりあえず基板の設計まで行いましたが、発注は少し先になる予定です。
試作が進行した時点で記事を追加していきます。
今回は基板の配布は考えておりませんが、基板の試作が終わったらガーバーデータ
自体を公開しようかとも考えております。
同一の回路は立東社ロッキンf 別冊「だれにもわかるエフェクター自作&操作術'81」
でも Project 33 として掲載されています。
アレンビックのストラト・ブースターのクローンです。
ロッキンf 1978年11月号
ミュージック・マシン自作シリーズ第27弾
ストラトキャスターのジャック部に舟形プレートの代わりに取り付けます。
回路はアレンビックの内蔵ブースターを少し簡略化したもののようです。
回路図は次のように非常に簡単。J-FET(2SK30A-Y) による一段アンプ。
PDF 回路図
図中、J1 のコネクタで表示している部分に通常のストラトキャスターの
出力ジャックへの配線を接続します。
電源は 006P の9V電池。ストラトキャスターの背面、トレモロ・スプリングの
間に電池を挟み込んで固定するようです。
この回路をジャック部に取り付けるのに必要なのが基板。
慣れた人ならユニバーサル基板でも作れると思いますが、コンパクトに収める
ためにはプリント基板が有利です。また舟形プレートの代わりのパネルも
作成してそれに基板を取り付けるため、基板の寸法がきっちり決まっていた
方が製作が楽。
ということでプリント基板の試作も行うことにしました。いまのところ暫定版です。
パネルマウント型のスイッチを使って基板ごとパネルに固定します。
オリジナルではミヤマ電器の MS-173 を指定していますが、今となっては入手不可能。
MS-173 は端子のピッチが 4 mm。現行の一般的な SPDT のスイッチ、たとえば
ミヤマ電器の MS-500A-Bなどだと 4.7 mm。ちょっと大きくなります。
パネルマウント型のスイッチを基板に搭載する、ということが特殊なのか、
KiCAD 標準のライブラリーには妥当なフットプリントがありませんでした。
仕方ない。作るか。ということでフットプリントを作成しました。
おそらく一般的な SPDT ならばこのフットプリントで使えるはず。
レベル調整用の半固定抵抗 50kΩ も当時の部品の入手が難しいので
現行のものを使えるようにアレンジしました。フットプリントを
Bourns 3339P のものを流用しました。基板上のシルク印刷では
半固定抵抗の形状が丸になっているのはそのためですが、実際に
使う半固定抵抗は四角のものを使います。
東京コスモス電機の GF063Pや Bourns の 3362 などを使います。
とりあえず基板の設計まで行いましたが、発注は少し先になる予定です。
試作が進行した時点で記事を追加していきます。
今回は基板の配布は考えておりませんが、基板の試作が終わったらガーバーデータ
自体を公開しようかとも考えております。