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生きて生きて生き散らせ。

人の死を悲しむのは違うと思う。訃報に触れて「悲しい」だの「辛い」だのと周囲に撒き散らすのは二次災害だ。沈むな。生きろ。死は「次はお前だ」と言っている。悲しめとか、あいつが殺したんだとか、社会が悪いとか、そんなことは言っていない。ただ「次はお前だ」と言っている。次はお前が死ぬ番だ。次はお前が生きる番だ。悲しむな。嘆くな。愚痴を吐くな。顔を上げろ。生きろ。生きて、生きて、生き散らせ。死は、徹頭徹尾「生きろ」と言っている。

人の死を、自分が自分を生きられない言い訳に使うな。たくさんの人が死んだ。これからも、たくさんの人が死ぬだろう。遅かれ早かれ人は死ぬ。死ぬことに失敗した人間はいない。すべてに終わりの瞬間がある。人の死を、自分がダメになる言い訳に使うな。世の中を恨む言い訳に使うな。人生に絶望する言い訳に使うな。ただ、自分を生き切る燃料に使え。そうでなければ、故人も浮かばれない。今は生きている私たちも、遠くない未来、死者の側に行く。その時に「あの人の死に方は可哀想だった」などと、哀れまれることは幸せだろうか。それは死者の本意だろうか。死者は、生者のために祈っている。死は、徹頭徹尾「生きろ」と言っている。

大往生だと言ってやれ。あらゆる死に対して、大往生だと言ってやれ。死んだんじゃない。生きたんだ。自分を使い切った果ての死者だ。私たちの使命は、悲しむことではない。世の中を恨むことではない。絶望することではない。ただ、自分は自分を生きることだ。死を、生きる燃料にすることだ。死者は、心の中で生き続ける。死者を殺すな。悲しむことは、世の中を恨むことは、絶望することは、死者を殺すことと同じだ。死者を殺すな。死者と共に生きろ。死者は生者のために祈っている。死んだ人を殺すな。死は、徹頭徹尾「生きろ」と言っている。

俺は生きた。お前も生きろ。死ねとは言っていない。生きろと言っている。悲しめとは言っていない。元気を出せと言っている。元気がある人と元気がない人がいるのではない。元気は、あらゆる人の中にある。金がなくても元気。友達がいなくても元気。恋人がいなくても元気。家族がいなくても元気。健康を失っても元気。不具でも元気。寝たきりでも元気。目が見えなくても元気。耳が聞こえなくても元気。帰る場所がなくても元気。行く場所がなくても元気。生きて元気。死んで元気。この世でも元気。あの世でも元気。俺も元気。お前も元気。全員元気。死は、徹頭徹尾「生きろ」と言っている。

死は「次はお前だ」と言っている。悲しむな。嘆くな。愚痴を吐くな。顔を上げろ。生きろ。生きて、生きて、生き散らせ。俺もお前も大往生。死者を殺すな。死者と生きろ。不敵な笑みを浮かべながら、死は、いたずらっ子のように「次はお前だ。うまくやれよ」と言っている。悲しめとか、あいつが殺したんだとか、社会が悪いとか、そんなことは言っていない。元気を出せと言っている。生きて元気。死んで元気。この世でも元気。あの世でも元気。俺も元気。お前も元気。全員元気。元気はある。元気は永遠に残り続ける。次はお前だ。お前が生きる番だ。死は、徹頭徹尾「生きろ」と言っている。

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おおまかな予定

1月30日(火)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

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坂爪圭吾

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生きて生きて生き散らせ。|坂爪圭吾