高配当をうたい、出資金をだまし取った罪などに問われた投資コンサルティング会社の社長に実刑判決。
「フリッチクエスト」の社長、森野広太被告(39)は、「月4%の配当」をうたって出資者からおよそ1億円をだまし取った罪や、178人の被害者から集めた現金6億8,900万円をマネーロンダリング(資金洗浄)した罪などに問われている。
東京地裁は判決で、「出資金を投資などに運用していた事実はなく、配当は新たな出資金を使って自転車操業的に配分した」と指摘した。
そのうえで、「破綻することを理解していたと認められ、被害額は多額で非難を免れない」として、森野被告に懲役7年、罰金300万円、会社と連帯して追徴金6億8,900万円を言い渡した。