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自分が気持ちよくなる道が正解。

東京在住の女性S様がお見舞いに来てくれた。S様は言った。最近転職した先の社長が「法令遵守ってなにそれ?おいしいの?」みたいな感じの人で、好き放題にやっている。周囲の社員もそれに従い、陰で延々と悪口を言っている。愚痴ばかり聞いていると頭がおかしくなる。愚痴るならやれ、やらないなら愚痴るなと思う。転職した先では心穏やかに生きたいと思っていたのに、このままでは自分もそういう人間になってしまう。坂爪さん、私はどうすればいいでしょうか。S様は、そのようなことを話した。

最近、静岡から見舞いに来てくれた女性T様も「社長から顧客名簿の改ざんを命令されて、それを拒否したら解雇された」と言っていた。まったくこの世はブラックである。穏やかに生きたいのは私たち人類の望みであり、穏やかになんて生きられないのが私たち人類の業である。さて、どうするか。私は牡羊座であり、S様は獅子座だ。火の性質を持っている。我々にとって、穏やかに生きられないことより「燃えることを禁止される」ことの方が死刑宣告に近い。愛はバーニング。受け入れることや許すことだけが愛ではない。時には激しく燃やし尽くすことも愛である。正確には、そっちの方が愛だ。

と言う訳で「一発社長をぶん殴ってみるのはいかがでしょうか」と提案した。誤解されると困るが、私は血の気の多いファイターではない。男性にこんな提案はしない。だが、S様は女性だ。男性が女性を殴ってはいけないが、女性は男性を殴ってもいいというのが、この宇宙の法則である。パワハラ野郎をぶっ飛ばせ。モラハラ野郎の舌を抜け。セクハラ野郎を粉砕せよ。大人しく従うのも一つの道だが、時には「女をなめんじゃねえよ」と牙を向くことも大事だ。仏教的にはNGだしキリスト教にもNGだが、呪術の勉強をするのも効果的である。相手を呪い殺すのである。さすれば完全犯罪の成立だ。私は知っている。世界の大富豪はそれぞれ陰陽師的な人と契約をしている。誰かから呪いをかけられた時、陰陽師的な人に金を出し、その念力を無効化するようにお願いをしているのだ。

そのようなことを話していたら、S様は徐々に元気を取り戻した。そして「やっぱり私は獅子座です」と言った。楯突くことを想像したら、言いたいことを言ってやる瞬間を想像したら、血が騒ぐと言った。そうだ。そうなのだ。私たちは懲りない人間なのだ。何度「改めよう」と思っても、結局全然改善されない。まともな人間になりたいと願いながら、獣性を押し殺すことが全然できない。この点においては、不埒な社長と同じである。どっちが上とか、どっちが下とか、ない。ただ、気に食わないものに「気に食わない」と言う自由を奪われたら、俺たちは死ぬ。だから叫ぶ。だから吠えるのである。

爽やかに生きたいのが我々の望みだ。ジメジメ生きるより、カラッと晴れやかに、清々しく潔く生きたい。そのためには、たとえ人の道から外れることがあろうとも「これが俺の道だ」と開き直るくらいの覚悟が要る。当然、反動は強い。だが、その反動に屈することなく、血の涙を流しながらニッコリ笑う。修羅の道である。穏やかに生きられない俺たちは、せめて、爽やかに生きようではありませんか。嫌だな嫌だなと思いながら嫌なことをやって生きるより、好きなことぶわぁとやって生きようではありませんか。本当は獣の肉が大好きなのに、大豆ミートで誤魔化してんじゃねえよという話である。獣の肉を食いに行こう。そして、血の涙を流そう。楽になる道が正解だ。心や体が軽くなる道が正解だ。自分が気持ちよくなる道が正解だ。

坂爪 圭吾 様



9月の日曜礼拝に参加した高校3年の◯◯◯◯です。「バイクにのって死ぬのは好きですか」と聞かれたのを思い出して手紙をかいています。言われたことないセリフすぎて「わたしこの物語の主人公じゃん!」ってなりました。坂爪さんは「事故りたいから乗るんですよ」と言ってて度肝抜かれました。今回は生きててよかったです。あの日、はじめましてのセリフばっかりで本当に楽しかった!家に帰ってからも2日くらい頭が熱くて、あつくて。バス停で「よく来たね」と見おくってくださってドキッとしました。



坂爪さんに出会ってから「私から学べ!」という気概で堂々と教室にいられるようになりました。勉強もやらず、遅こく、早退ばっかりの私の存在自体がなんかもうめちゃくちゃ教育的かなって。どんなに何もしてなくても、成績がクソでもそんなの関係ないように誰よりも元気に過ごしてやろうって思えました。「ここにいちゃいけない」と思っていた頃より数段イケてるマインドです。そしたら教室で友達が沢山できました。3年生になったらもう友達をつくる時期も遊ぶ時期も終わってる、勉強しかしちゃいけないって思い込んでました。そんなわけなかったです。



人生で出会うみーんな遊び相手だって思いたいです。坂爪さんの文章を読むと、デッカさに感動します。神社の御神木が思ったよりデカくてグっと見上げたときのデカすぎて変な感じと似てる気がします。デカすぎて畏怖すら感じます。遠近感がよくわからなくなって目がバグって自分のものさしじゃ測りかねて、そんなのどうでもよくなります。



先日、共通テスト(坂爪さんの時のセンター試験)を受けてきました。休み時間に外に出たら雨なのに空が明るくて、レースみたいな雲の流れがきれいでした。大学いって社会に出て、、みたいなことを考えていると、生きるコトを「難しそうなモノ」に置きかえちゃってるなって思います。



椿とサザンカを見分けられるようになりました!葉っぱ2枚入れておきます。どーっちだ!私がどんなでも態度を変えないでいてくれるお花も空もやさしく励まされます!こんがらがっても、元気なくても「この調子、この調子」と唱えて、やりたいコトを始めるときは「時は満ちた!」と天をあおいで、これからもそうやって過ごします。



坂爪さんもきっとこの調子です!!

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〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾

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keigosakatsume@gmail.com

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坂爪圭吾

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