紅葉がピーク、山都町の蘇陽峡 空撮動画をHPで公開
熊本日日新聞 | 2020年11月12日 07:30
熊本県山都町の蘇陽峡で紅葉がピークを迎えている。イロハモミジやケヤキ、ミズキなどが渓谷を彩っている。
蘇陽峡は南外輪山の南東にあるU字形の渓谷。五ケ瀬川の浸食がつくり出した深さ約120~150メートルの谷が約14キロ続く。「九州のグランドキャニオン」と呼ばれ、紅葉は名物となっている。
例年は蘇陽峡を見下ろす長崎鼻展望台周辺で、もみじ祭りが開かれるが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止に。主催する実行委員会は代わりに、ドローンで空撮した蘇陽峡の動画などを特設ホームページで公開している。
寺崎彰実行委員長(62)は「蘇陽峡は広葉樹の種類が多い。圧倒的な渓谷美を堪能してほしい」と話している。(九重陽平)