パレスチナ問題の100年を読み解く 「三枚舌」起点に
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パレスチナでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスによる衝突は、多くの民間人に犠牲をひろげながら現在も続いている。戦火は中東に封じ込められていた確執と憎悪を呼び覚ました。パレスチナ問題は民族、宗教が複雑にからみ、歴代の米大統領が何度も解決に失敗してきた難題だ。
問題の根っこには、100年以上前の英国による「三枚舌外交」がある。アラブ人には「フセイン・マクマホン協定」により、アラブ独立とパレスチナ居住...
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(更新)- 柯 隆東京財団政策研究所 主席研究員分析・考察
パレスチナの歴史をみると、確かに苦難に満ちた歴史だった。侵略者に蹂躙される歴史だが、同時にパレスチナ人自身も反省すべき点が多々ある。一握りの幹部たちはパレスチナ以外のところで裕福な生活を送っていながら、普通のパレスチナ人は自分の「国」で苦難に満ちた生活を送っている。その一握りの富裕層はハマスの幹部の中核になっている。まともな教育も受けられないパレスチナ人が自立するには、その内部の格差をなくし、みんなが初等・中等教育を受けるようにしないといけない。さもなければ、世界から同情されるかもしれないが、自立しにくい。
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(更新)
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