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ほぼ日刊イトイ新聞

2024-01-25

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・うまく説明できないままの思いつきなんだけど。
 「そのチームにいると、
 その人のパフォーマンスが90点で発揮できる」
 というのがいいなぁと思いました。
 つまり、「ほぼ日」がそうだったらいいな、と。
 自己評価がどうであれ、
 その人の力が100点で発揮できるなんてことを
 期待し過ぎちゃうのはいけないと思うんです。
 でも、ほとんどの人は、じぶんの力を存分に
 出せないままに(ひょっとしたら一生?)終わる
 なんてこともあるんじゃないでしょうか。
 人が持ってる力を発揮しやすい環境、
 そういうチームができたらいちばんいいよなぁと、
 そんなことを思ったときに、とても重要なこととして、
 それ、100点以上はいかんな、とも考えたのです。
 ぜいたくだけど90点がいいな、
 余裕があって、それこそ持続可能性がある。
 新人として入ったばかりのときには、
 30点とか40点で十分ですよね。
 やがて、人によって、いろんな偶然との出合いによって、
 力を発揮できるようになってきて、
 いつもその人の持っている力の70点分を出せたら、
 ちょっと頼りになる先輩くらいになるんじゃないかな。
 やがて、あの人もこの人も、みんなが90点の力を
 出せるようになっていました…なんてチーム、理想だな。
 もともと持っている資質には種類も質量もあるから、
 「その人の90点」ということでいいと思うんですけどね。

 んで、その人がチームを離れて、
 一からじぶんなりのチームをつくる場合とか、
 他のチームでパフォーマンスを発揮するときにでも、
 70点はまちがいなく出せるというのがもっと理想だな。
 仕事とかって、環境全体のつながりで力を出すものだから、
 別の環境になったらまったく力が出なくなるってことも、
 わりとよくあるケースなんですよね。
 でも、ぼくの考える「そのチーム」で90点を出せた人は、
 別の環境に移ってもがくっと落ちたりしないで、
 70点は出せちゃうような練習をしてきたってことです。
 そういう「チーム論」みたいなものを理想として、
 そのためにどうするといいのかを考えて行きたいです。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ものすごく読み飛ばされそうな今日の原稿だったかなぁ?


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