外国人の生活保護訴訟 判決不服と原告側控訴「生きる権利を認めない不当な判決」

記者会見するシアウさん=16日午後、千葉市中央区の県弁護士会館
記者会見するシアウさん=16日午後、千葉市中央区の県弁護士会館

 外国人であることを理由に千葉市が生活保護申請を却下したのは違法として、ガーナ国籍のシアウ・ジョンソン・クワクさん(33)が却下取り消しを求めた訴訟で、原告側は23日、請求を棄却した千葉地裁の判決を不服として控訴した。

 シアウさんは慢性腎不全を患い、週3日の透析治療が必要。治療を受けるための在留資格「特定活動」では就労が認められず生活苦に悩み、2021年11月、千葉市に生活保護を申請したが却下された。

 16日の地裁判決は「現行の生活保護法では生活保護の適用対象となる国民は『日本国民』を意味する」と指摘。「外国人は法に基づく生活保護の受給権を有しない」とした。

 地裁の判断に対し原告側は「外国人の生きる権利を認めない不当な判決。社会を変えていく力のある判決を求めて戦い続けたい」として、控訴した。千葉市は「現時点で控訴状は確認していないが、確認次第、関係部署と協議し、適切に対応したい」とコメントを出した。


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