2018年の登場ながら、未だ人気の衰えないスズキの本格クロカン軽自動車『ジムニー』。かねてより登場が期待されていた5ドア仕様ロングバージョンが、いよいよ現実味を帯びてきた。2023年にもワールドプレミアが予想されるジムニー5ドアの最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
ジムニー5ドアの試作車は2021年にもスクープしたが、その時点では3ドアのボディを延長したもので、市販型と呼べるものではなかった。今回は正真正銘の4枚ドア+ハッチを確認、発売が近づいていることがわかる。
ジムニー5ドアは海外版ジムニー、つまり日本でいう『ジムニーシエラ』がベースとなる。全長はシエラより300mm延長され3850mmに、全幅は変更なく1645mmをキープ。ホイールベースは2250mmから2550mmに伸びることが予想されている。全高、及び最低地上高に変化はなさそうだが、ストレッチされたラダーフレームアーキテクチャと追加されたボディワークにより、後部座席の足元スペースが拡大、トランクがより実用的になることが確実だ。
今回のプロトタイプは、トラックから降ろされた場面を撮影したものだ。ボディは完全にカモフラージュでラッピングされているが、拡張されたホイールベース、後部に追加されたウィンドウが確認できる。フロントエンドとリアエンドは3ドアと同じように見えるが、キャビン内にははるかに大きなインフォテイメントタッチスクリーンが見てとれる。
スズキ ジムニー5ドアのプロトタイプ(スクープ写真)ジムニー5ドアはパワートレインにも注目だ。1.5リットル直列4気筒ターボエンジンにマイルドハイブリッド技術が導入される。これにより、増加した重量を補うと同時に、燃費性能も改善されるはずだ。
ジムニー5ドアのワールドプレミアは2023年初頭とみられ、日本市場導入も予想される。