挿絵表示切替ボタン

配色








行間

文字サイズ

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
53/135

すみません、書く時間が作れなくて今回少し文量減ってます。

ご容赦くださると幸いです。

第53話・ラペリング降下

 

 ––––バシュウッ––––!!!


 前衛のコブラ対戦車ヘリコプターから、TOW対戦車ミサイルが発射された。

 有線誘導のそれは、僅かに残った砲台を敵の射程距離外から木っ端微塵にしてしまう。


 ついでに、尖ったタワー上部を完全に粉砕して降下ポイントを作った。

 これで、敵の防御は完全に消え去る。


「降下3分前––––!!」


 多目的ヘリコプターUH-1の機内で、新海たち第1特務小隊は準備を整えていた。


「四条、さっきお父さんと電話してたけど……大丈夫か?」


「別に重い話ではないですよ。父がこの作戦が無事終わったら、わたし達に休暇をくれるよう便宜をはかってくれるみたいです」


 89式小銃を持った四条が、ルンルンとした表情で返す。

 改めて見れば、彼女の銃も少し変わっていた。


 脱落防止箇所がしっかり黒ビニテで補強されているのはもちろんだが、一部通常の89式より違う部分があった。


「四条2曹のそれ、思えば空挺仕様だったんですね」


 向かいに座る坂本が、愛銃の64式を抱きながら聞く。

 相変わらず、こちらも黒ビニテだらけだ。


「配信をする上で良い物がないか聞いたら、これを渡されたんですよ。折り畳み式ストックですし、マガジンも20連発と少し少ないですが……取り回しは十分です」


 89式には2種類あり、通常型と空挺仕様。

 四条が持っているのは、後者の方だった。

 元々第一空挺団向けに作られ、重量が少し減っている。


「マガジン足りなくなったら言ってくれよ、坂本以外は同じ規格なんだし」


「えぇ、頼りにしてますよ」


 配信開始のスイッチが押される。

 今か今かと待ち侘びていた者達は、いきなりヘリの中から始まった配信に驚愕した。


【どういう状況!?】

【あのベルセリオンちゃんが階段無いと言ったからって、まさか空から入るつもりか!?】

【絶対に攻略されたくない運営VS絶対に攻略したい陸自––––ファイッ!!】


 当然だろう。

 階段が無ければ、空から降りるだけのこと。

 日本国民1億2000万の運命が決まる勝負なのだから、出し惜しみは無しだ。


 UH-1はコブラの援護のもと、予定ポイントへ到着した。

 新海たちは立ち上がり、開けられたサイドドアの前に立つ。


 今回行うのは、ホバリングした状態でロープを使って降りるラペリング降下というもの。

 もちろん、全員訓練は受けて来た。


 安全用の装具一式をつけ、4人がそれぞれ降下体勢に入る。

 担当の自衛官の合図に合わせ、声を上げる。


「降下よーい!」


 グッと手に力を入れる。


「立〜て! (カラビナ)かけ、手袋はめ〜、装〜具点検! 報告!!」


 カラビナと呼ばれる装具にロープを掛け、外れないようセット。

 真下には、剥き出しのタワー上層エリアが見えた。


「安全環よーし!」


「ハーネスよ〜し!」


「準備よし!!」


 全員の目がキッと引き締まる。

 今日これで、この攻略不可能な要塞をクリアしてやろうと。


「降下よーい……降下!!」


 ヘリコプターから一斉に、透たちはラペリング降下でラビリンス・タワー最上部へ降りた。

 本来想定されていないやり方での、ありえない攻略法だった。


読んでくださりありがとうございます!


「少しでも続きが読みたい」

「面白かった!」

「こういうダンジョン×自衛隊流行れ!」


と思った方はブックマークや感想、そして↓↓↓にある『⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎』を是非『★★★★★』にしてください!!

特に★★★★★評価は本当に励みになります!!! 是非お願いします!!

ブックマーク機能を使うには ログインしてください。
いいねをするにはログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
※感想を書く場合はログインしてください
X(旧Twitter)・LINEで送る

LINEで送る

+注意+

・特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はパソコン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
作品の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
▲ページの上部へ