2024-01-24 12:09

GPSで監視し売春強要容疑=元ホスト逮捕、売掛金回収目的―警視庁

 売掛金(ツケ払い)回収のため、女性客を全地球測位システム(GPS)で監視して売春を強要したとして、警視庁保安課は24日までに、強要容疑で、東京都新宿区歌舞伎町のホストクラブ従業員加藤勝理容疑者(27)=住居不詳=を逮捕した。容疑を認めている。
 同課によると、加藤容疑者は売掛金のかさんだ女性客に「位置情報を共有しよう」と言ってGPSアプリを携帯電話にインストールさせた。 
 売掛金約21万円の返済が滞ると「お前がちゃんと立っているか監視する」と言い、新宿区立大久保公園周辺に立たせた女性をGPSで監視して売春をさせていた。女性が売春で得た6万円を受け取っていた。
 同容疑者は「鬼灯諸刃」と名乗り、2023年末までホストとして働いていた。売掛金が回収できないと給料から天引きされる仕組みで、「給料が減ると生活が厳しかった」と話しているという。
 逮捕容疑は23年5月、客の女性(22)に「売掛金を払えないなら大久保公園で体を売って払え」などと言って売春を強要した疑い。
[時事通信社]

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