カルピス側からフライングで本人尋問についてプロパガンダが出たみたいですね。
今回の僕の本人尋問の採否について、詳細を説明します。
僕の代理人は「身の危険という正当な理由があるため出頭できない」と宣言しました。
裁判官「相手方が申請している以上、一応採用せざるを得ない。では被告は出頭しないという前提で、原告は被告が出頭しないという事をもって反論するという対応でよいか」(原告は、被告が被告本人の申請をしないと述べていること等を弁論の全趣旨として斟酌するなど、訴訟法の枠内で対応を考えるということでよいか)
原告「出頭しないならやむをえない」
となりました。
あと、なんか勘違いしてる人が多いですので民事訴訟法208条についても解説
当事者が,正当な理由がなく,出頭しない場合,宣誓を拒んだ場合,陳述を拒んだ場合には,裁判所は,尋問事項に関する相手方の主張を真実と認めることができます(民事訴訟法208条)
つまり「正当な理由があって拒否した」と認められれば何も問題はなく
仮に「正当な理由ではない」場合も、「裁判所は相手方の主張を真実と認めることが可能になる」だけで「真実と認めなければならない」ではありません。
本人尋問は相手方から申請が出た以上採用せざるを得ないとの事ですから、そもそも勝った負けたではないです。
本件で正義は勝つと騒いで良いタイミングは
①尋問出頭を拒否したことが正当な理由ではないと認められ
②原告らの主張が真実と認められ
③それをもとに勝利判決が出たとき
です。つまり判決までわからんわけですね。
裁判官が「当事者が言ってる以上は手続きとして認めざるを得んけどまあ危険があるって説明はでとるし、出ないでいいんよね?」と聞いてきた以上は、僕はこちらに不利な決定でもないと思いますし、「当事者が言うんだから採用せざるをえない」という物言いからは、神原弁護士がなにか決定をもぎ取ったというよりは、そういう手続き上の処理としか思いません。
僕は判決まできちんと戦い抜きますし、
裁判において判決がでるまえに勝った負けたと騒ぐようなバカではありませんし、
身の危険という正当な理由があるので出頭はしません。
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