現在話題になっている新作ゲーム『パルワールド』ですが、STEAMでの売上本数が600万本突破したことをパルワールド公式ツイッターが発信しました。
……正直、化け物タイトルですね。4日で600万本の売上ですよ。それも、大手メーカーでもない会社がリリースしたソフトです。
これはゲーム業界の歴史に残るタイトル・出来事と言っても過言ではないかもしれません。
本作がこれだけの売上を出せた要因のひとつとして挙げられるのは、魅力的なパルのデザインにあるでしょう。
どこか懐かしさを感じられるデザインになっており、非常に温かみがあります。
パルのデザインを手掛けた人物は、開発者のnote記事では“天才”とも言われている。
ソース元リンク:3日後に命運が決まる、パルワールドという偶然の物語
・恐ろしい才能
・天才かもしれない
・絵を描くのが恐ろしく速い
・過去見た人の中でも最速で下手したら4、5倍速い
・修正は指示さえ適切に出せば1分で帰ってくる
・英語に全く抵抗が無い
noteでは以上のように語られていました。
100社近く落ちた新卒の女性デザイナーが、これだけ魅力溢れる“パル”の大部分を作り出したのです。『デスノート』に出てくるLみたいな、ちょっと人が寄り付きづらい超天才肌なのかなと妄想が膨らみます。マンガに出てきそうな摩訶不思議な経歴です。
パルワールドのデザイナーに関してはゲーム業界の歴史に名を残すべき偉大な人物だと思います。
過去類を見ないレベルの訳分からんヒットを叩き出した作品のデザイナーなわけで、これは本当に、どんな人物なのか知りたいところです。どのような工程でパルがデザインされていったのかも知りたいところ。
このレベルのデザイナーが表に出てこないというのは不思議な感じもします。ドラクエでいうなら鳥山明さんにあたりますよね。
表に出てきて、色々語って欲しいです。ゲームへの愛とかどういう着想を持って個性あふれるパルが生まれてきたかなどを。
結構不思議ですよね。普通だったらこれだけ売れたゲームのデザイナーって表に出てきてもおかしくないのに、どんな人物かは謎に包まれている。とてもミステリアスです。
もしかしたら、すでにゲームメディアが取材していて近いうちにインタビュー記事とか出てくるかもしれないので、そこらへんの動向に期待したいところです。
デザイナーは間違いなく讃えられるべき人物だと思うので、是非とも魅力あふれるパルのデザインがどのように作られたかを知りたい。キャラデザ担当した人が誰か分からないっていうのも相当変な話ですし。
ちなみに本作はポケモンのパクりとも言われていますが、そこに関してはハッキリと否定してもらいたいところです。
開発もポケモンのパクりと騒がれていることを知らないはずは無いと思うので、この部分は改めてツイッターでちょっと触れてほしいなと思います。変な騒ぎを鎮火させる意味でも。
既出のインタビュー記事で語られてはいるものの、上手くデザイン部分についてはぐらかされているようにも見えるので……。
関連リンク(オートマトン):『パルワールド』開発者インタビュー。「Steamウィッシュリスト180万」「事例研究したのに前例ない仕様に」異例だらけの新作オープンワールドゲームの破天荒すぎる船出事情
ちょっと触れておくと、↓の赤線で引いた部分になります。
雑に略すと、「プレイすればポケモンよりもARKに似ていることが分かります」的な回答です。
現在半ば炎上とも言えるような物議を醸しているのは、ゲームシステム面の話ではなく、ガワがポケモンに似ている点なので、ここはちょっと回答としては疑問を感じる点になります。
その後の知的財産云々のくだりでデザインが問題ないことを伝えているのかもしれないのですが、ちょっと不鮮明なので、もうちょっと鮮明に内容を知りたいところ。ハッキリとポケモンのデザインを真似ていないと言って欲しいです。“偉大な先人を参考”にして、出来たのがこのデザインなのでしょうか。
自分が開発者に対して現在抱いている感想は、“天才”の一言に尽きます。
正直、マーケティングの天才だと思う。
発売後さらに物議を醸しているデザイン問題に改めて触れない点(この問題を開発側で落ち着かせる動きが現状では見られない)、誹謗中傷の件に関しても(これは過去記事で触れましたが)マーケティングの一環にすら思えています。殺害予告まで届いているなら、その内容も詳しく知りたい。
パクり問題が誹謗中傷や殺害予告の端緒になっているなら、ポケモンのデザインをパクっているわけではないですともハッキリと説明したほうが良いとも思うし。
どうやってキャラが作られているか公に紹介するだけでも、パクり疑惑に関する話題は落ち着くはず。天才と呼ばれるデザイナーの仕事っぷりはほぼ全員が気になるところでしょう。
炎上を鎮火させるつもりがあるなら、近いうちに動きもあるかもしれませんが……。
とにかく宣伝するための立ち回りが上手すぎるというのが、いまリアルタイムで抱いている感想。ここまでの大ヒットは流石に開発側も予想外だとは思いますが、話題の流れ自体はすべて掌の上で転がされている感じがしてなりません。
色々な意味を込めて“化け物”と言える作品です。
以上です。