秋季キャンプでも〝レジェンド塾〟が開校だ。広島の黒田博樹球団アドバイザー(48)が宮崎県日南市で行われているキャンプで精力的に動き回っている。7日もメイングラウンドだけでなく、ブルペンや室内練習場にも足を運んだ。

 まずはキャッチボールをする投手陣を真剣な表情で見つめ、岡田明丈投手(30)らに声を掛けた。そこからブルペンに移動すると、春季キャンプで行ったのと同様に長谷部銀次投手(25)、高橋昂也投手(25)らにアドバイスを送った。

 黒田氏の提案で無死一塁、一死二塁など試合を想定したブルペン投球を行った高橋は「ただ投げるだけだったら(自分が)球のスピードとか、いろんなところにとらわれてしまうので。より実戦に近い形で投げる練習」だと明かした。

 7年目の今季、高橋は一軍登板なしに終わった。キャンプ前に行われた黒田球団アドバイザーも同席した新井監督との面談で「質のいいボールで、打者のタイミングを外す投球をすること」がこの秋の高橋のテーマに決まったという。

 高橋は「そのためのアプローチの仕方を黒田さんに教えてもらっている。本当にありがたいです」と感謝を口にする。それでも黒田氏は「(高橋は今季)いろんな部分で苦しんでいたところがあった。その中で多少なりとも手助けできれば」と控えめに語った。