自販機破壊で1人から謝罪、北陸コカ・コーラは弁済求めず

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 能登半島地震が起きた1日夜、石川県立穴水高校の自動販売機が壊された問題で、県警に被害届を出している北陸コカ・コーラボトリング(富山県高岡市)は22日、自販機を壊した数人のうち1人の女性から謝罪があったと明らかにした。同社は「地震直後で平時とは異なる状況だった」として被害弁済を求めず、刑事告訴はしない方針。

能登空港の民間機運航、27日に再開…首相「インフラ復旧に関わる人員輸送にも活用できる」
破壊された県立穴水高校の自動販売機(5日、石川県穴水町で)
破壊された県立穴水高校の自動販売機(5日、石川県穴水町で)

 同社によると、22日に女性から電話があった。女性は数人で自販機を壊したことを認めたうえで、「地震で気が動転していた。子ども連れで避難している人たちもおり、そういう人たちに(飲料を)配ろうと思った。反省している」と話し、弁済の意思も示したという。

 同社の担当者は取材に対し、「罰するつもりはない。平時であれば被害弁済を求めるが、今回は事情が異なるため申し出を断った」としている。被害届については、自販機損失の経理上の都合で取り下げる予定はないという。

 問題を巡っては、校内に設置されていた北陸コカ・コーラ、雪印メグミルク、明治の計3台の自販機が無断で壊されたことが判明している。自販機内の飲料は避難中の住民らに配られていた。雪印メグミルクと明治は被害状況を確認中としている。

「能登半島地震」最新ニュース
スクラップは会員限定です

使い方
「社会」の最新記事一覧
記事に関する報告
4957477 0 社会 2024/01/23 05:00:00 2024/01/23 11:41:41 2024/01/23 11:41:41 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/01/20240122-OYT1I50176-T.jpg?type=thumbnail
注目コンテンツ
 

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)