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ロイター通信などによると、ロシア南西部のバシコルトスタン共和国の町で17日、有罪判決が出た活動家の解放を求めるデモ活動が拡大し、数千人の群衆と警察が衝突した。逮捕者が出ているとみられる。ロシアのウクライナ侵略開始以降、集会に関する当局の規制は厳しくなり、大規模な抗議行動が起きるのは異例だ。
衝突が起きたのは、モスクワの東方約1400キロ・メートルの町バイマク。裁判所が地元の活動家フェイル・アルシノフ氏に民族憎悪を扇動した罪で禁錮4年の判決を言い渡した後、抗議する群衆が裁判所を取り囲んだ。SNSの映像では、催涙ガスから逃げる人々や出動した警察が群衆を警棒で殴る様子を捉えている。
国の捜査当局は刑事事件として捜査を始めたと発表した。プーチン大統領は3月の大統領選で通算5選が確実視されているが、国民の不満が高まるのを警戒している模様だ。