野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

海岸隆起、4m

2024-01-19 08:11:58 | その他
  「19日の神戸新聞」
今日19日の神戸新聞に「漁港の防潮堤4メートル隆起 石川・輪島、産総研調査」という記事があった。調査した産業技術総合研究所のチームが、石川県輪島市西部の鹿磯漁港の防潮堤や周辺の海底が約4メートル隆起しているのを18日までに確認し、写真を公開したとある。産総研の宍倉正展国内連携グループ長は、過去の調査によると、能登半島北部沿岸が広く隆起する地震が過去6千年で3回起きており、今回の地震もそれらと同規模とみられると報告している。

あの阪神・淡路大地震で発生した、大きな地割れや断層をポーアイの海岸や淡路島の記念館で見たが、阪神淡路の発生した29年前は、あの揺れを体験したのは初めてなこともあって非常に驚いたが、今回の能登半島地震の隆起はそれらを遥かに大きく、約4mだと書いている。海面が隆起したとか港が体をなしていないので漁に出れないとかの報道があったものの実感が掴めなかったが、実際の隆起した場面の写真の報道記事をみたのは今回初めてなので、地球の弛まない活動には驚かざるを得ない。地球は今なお活動しており、45億年間の地球の動きがヒマラヤを造成したと教科書的に覚えても、その歴史の長さと規模をつかめずにいたので、ただ単にフーンとしてしか感じることはなかったが、こんな写真を見せられると、地球の温度が1.5度上昇すると地球が破滅するなどという記事はどこかえ消え、やはり、地球の動きに適応して生きていかねばと思う。

「1分間で約4m隆起か…能登半島地震での地殻変動量を大学准教授が調査 港の復興「東日本の時以上に大変」 (2024/01/16 01:12)」



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大相撲初場所始まる、2024

2024-01-17 06:20:17 | スポーツ
2024年大相撲初場所に横綱照ノ富士が出場する、となった。
初日前日まで出場可否がはっきりしなかったが、先場所後の横審コメントもあってか、出場した。しかし体調は万全ではないようで、不安ありきの出場のようだ。その照ノ富士、初日の相手は小結宇良、照ノ富士の下に潜り込んだ宇良の左手を折れんばかりの強引な相撲で勝った。しかし、二日目、平幕筆頭に落ちた若元春に上手く相撲を取られ、まわしが取れず防戦一方で、1分40秒超えの長い相撲の末、最後は若元春の寄りに棒立になって土俵を割った。完敗。2日目で早くも黒星。新聞は、土俵下におりた照ノ富士は激しい呼吸で腹が波打ち、風呂から上がった照ノ富士の荒い息づかいのままだったと書いているが、この相撲で、照ノ富士も攻略方法がはっきりしたので、今場所は苦戦すると思う。

大関の3人は無難にスタートを切った。
今場所の成績いかんでは横綱が見えてくる霧島は2日目、小結に上がった高安を難なく押し出し勝った。霧島と対戦する、2日目の高安の相撲には、いつもの覇気が感じられず防戦一方で、負けて支度部屋に帰る途中、少し足を引きずっているようにもテレビでは見れた。すると、今日(3日目)から休場するそうだ。あの圧倒的な馬力とかちあげが高安の持ち味だと思うが、もうすでにその馬力はない。霧島は初日若元春を二日目高安を難なく相撲を取った。元気がないと場所前に言われていた豊昇龍はうまい相撲で2勝目に、貴景勝も力強い相撲で2勝目。今場所大関昇進がかかる琴ノ若も上手い相撲で2勝目。2日目までの関脇以上の上位陣は不安要素のある横綱照ノ富士を除き、良い相撲を取っている。大関の3人、今のところ調子の良さが出ており、星の潰し合いになってしまう可能性もあり、霧島の昇進も不明。

加えて、今場所、大相撲初場所の話題の一つが、行司の最高位が約9年ぶりに復活したとあった。空位が続いていたが木村庄之助の地位に式守伊之助 が昇進した。場所前に放送があったNHKの「どすこい研」で行司を取り上げていたが、行司は完全に相撲界に入った順に昇進順列が決まるそうだ。また、あの行司装束は部屋の大関・横綱に昇進した力士から一門の行司に贈呈するそうで、めちゃくちゃく高額だと解説の一人二所ノ関親方(稀勢の里)が話していた。

今場所を大いに沸かせるはずと期待している、元大関の平幕朝乃山は一山本を押し出し、新入幕の大の里は武将山をはたき込みで下した。この二人、ともに力強い相撲で相撲の醍醐味をいつも見せてくれる。特に大の里は4場所というスピード出世で新入幕 となったが、相撲をみていると、持ってるものからしたらもっと早く上がっててもいいぐらいだと思えるほど、確かに強い。照ノ富士と劣らぬ体格を持ち、怪我もなく若くて力強いのだがら、今場所、大勝ちを期待。 加えて、琴乃若も強い。

初場所も始まったが、上位陣は自力均衡で優勝は勿論まだまだ分からない。それだったら、大の里を中心とする若手の活躍を応援していこうと思う。

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平均気温が+1.5度近くになったらしい

2024-01-15 06:08:05 | その他
10日のライブドアニュース(@livedoornews)に、
【観測】2023年は「史上最も暑い年」、 産業革命前から“1.48度”上昇という記事 「欧州連合の気象情報機関 は、2023年は観測史上最も暑い年だったと発表した。気候変動の影響で、熱波や干ばつの強度が増し、山火事も世界的に多発した。産業革命以前の世界平均気温との比較では1.48度高かった。 産業革命前に比べて地球の平均気温が1.5度を超えてしまうと、気候変動の影響はより破滅的になると科学者は考えている。2023年は1年の半分以上の日で1.5度を上回った」があった。

これにはびっくり。
というのは、環境団体は「産業革命前に比べて地球の平均気温が1.5度を超えてしまうと、気候変動の影響はより破滅的になる」と常日頃から力説し、世界破滅を防止するために、世界の政治家たちは鳩首して1.5度を守るべく、やれ脱炭素ややれ水素だと盛んにあおってきた。それがなんと、誤差範囲の1.5度上昇したにもかかわらず、明日、壊滅的破壊に至るようにも思えず、我々はこうして健全に生きている。いま世界の大きな話題は、ウクライナやガザ地区の人的戦争を危惧しても、地球の温度が1.5度上昇した、すわ大変だ!とは誰も言っていない。現実は、1.5度上昇しても何も起こらなかった。



我々年寄りの素人は、限られた情報しかないが、直感的に感じていることだが、いわゆる地球温暖化は日本にとってそんなに不都合な事象なのかを理解できずにいる。新聞にも書いていたが、日本は貧乏な国になって久しい。例えば、国の平均的な豊かさを表す一人当たりGDPだが、今や韓国に抜かれて先進国レベルで見ると日本は9位で最下位の貧乏になっており、加えて電気代やガソリン価格高騰に国民が苦しんでいる、こんな時期に、電力会社が、太陽光などの再生可能エネルギー発電の義務買い取り分の費用を電気代に上乗せする「 再エネ賦課金」単価はまた上がった。結果、再エネの象徴たる太陽光発電や風力発電は東京地検特捜部が捜査し始めているいわく付きの案件だ。この悪評高い制度を廃止すれば、平均的な家庭で年間1万数千円は安くなると国民民主党はかって党約にしていたほどだが、温暖化対策に不満ながらも地味に我々も協力してきた。不満ながら思うに、我々日本の冬と夏の気温の差を見ると30度くらいあるし、その中での1度上昇を誰が不満を持つのだろうか等々と、頓珍漢な考えが頭の中を占めている一方で世界の平均温度が1.5度上昇すると地球は破滅すると書かれているのに、今、1.48度上昇したが、世界は破滅することなく、我々を含むほとんどが、この寒さに暖房費が高すぎると嘆き、早く春よ来いと待ち望んでいる現実がある。

でも、今、世界の状況は一変しつつあるようにも感じる。つい先日まで、カーボンニュートラルの理想を世界に説教していた欧州が、ロシアのウクライナへの軍事侵攻によって燃料の供給不安が高まり、石油と天然ガスの価格が上昇し、電気代の激増に苦しんでいる。日本はというと、一部報道に「脱炭素一辺倒ではいずれ中国にのみ込まれる」と警鐘を鳴らした、と書いてあったが、全くの正論ではないかと思う。多額な政府補助金いわゆる我々の税金支援なしには成立し得ないEV車、脱炭素や水素等の省エネ対策の現実に、未来があるようにも思えず、さぁ~どうするんだ。

その中で、池田 信夫 さんの子供向けのわかりやすい解説記事「なぜ2050年カーボンニュートラルなの?」があった。そこを読んでも、「地球規模でみると、大雨や干ばつが増えていることは事実ですが、その対策が進んだので、被害は大きく減りました。温室効果ガスを減らすことは必要ですが、1.5℃という気温には意味がありません。したがって2050年にゼロにする科学的根拠はありません」として、カーボンニューニュートラルは、喫緊に対処すべ案件では決してないと解説している。1.5度の温度上昇を防止するために投資する不都合を考えると、再エネを中心とするカーボンニュートラルもしょぼんとなる運命になるような気がするがどうだろうか。みんな現実を直視し始めているのだ。

昨年のCOP28に関する記事「グローバルサウスが主役になったCOPはゆるやかに死んでゆくにも書いているように「グローバルサウスが求めているのは、100年後の温暖化防止ではなく今の経済発展である。再エネだけで工業化はできず、化石燃料は不可欠である。いま熱帯で起こっている洪水などの被害を防ぐには、脱炭素化より堤防などのインフラ整備のほうがはるかに効果的だ。 ・・こうしてゆるやかにCOPは死んでゆく。それは社会主義インターナショナルが失敗に終わり、消えていった歴史の再現をみるようだ。脱炭素化は社会主義であり、それを理想とする国では実現できるが、それを認めない国は協力しない。・・気候変動をゼロにしようという理想は美しいが、世界にはまだ電力のない生活をしている人が7.6億人もいるのだ。100年後のCO₂濃度を心配するのは、衣食住の足りる生活ができてからで十分である」とあった。地球の温暖化で、麻生副総理が言う「北海道でおいしいコメが作れるようになったのだからいいではないか」の意見のほうが素直に頭に入ってくる。人類に自然を改造できるような力があるんだろうか思う反面、むしろ、地球の気候変動に適応して上手に生きる道を模索したほうが賢明で、なんとなくだが、電気モーター自動車も水素もそのうちに消えてしまうような気がする。 
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線香で火災

2024-01-12 06:09:55 | その他
 「産経新聞ネット」
1月8日、田中角栄元首相の自宅だった目白台の屋敷が全焼したと多くの新聞が報道していた。
産経ネット誌は「警視庁などは9日午前、現場の実況見分を始めた。出火当時、敷地内には田中真紀子氏と夫の直紀元防衛相(83)の2人がいたが、いずれも避難して無事だった。真紀子氏は警視庁に対し、「線香を上げた後に家を出たが、ガラスが割れるような音が聞こえ、気づいたら火事が起きていた」と話しているという。警視庁幹部によると、8日の火災で、木造2階建て住宅約800平方メートルが全焼し、敷地内の平屋住宅の窓ガラスなども焼けた」と報道している。10日の神戸新聞は火元を線香に特定したと報道している。

 
この記事に関する関連コメントも非常に参考になる。
★「几帳面に同じ位置に線香を立てる人は、こういう事にならないように意識して線香を立てる位置をずらさないと。折れた線香が座布団の上に落ちてまじで火事になりかけた原因がこれだったんだ!」
★「実際にうちでもこれやって、あわや大火事にって経験があります。 今は線香真ん中から折って差すんじゃかく寝かすようにしてます。自分は、婆様から「線香は2つに折って、中に収まるように寝かして置きなさい」と幼稚園上がる前から教えられてたから、そういう火事の事例とかを知ってたりしてたのかな…とも思ったり。「線香は立てる」というのが宗派的なものもあるかもしれないけど」
★「浄土真宗だとお線香二つ折りにして寝かせてあげるんだけどひょっとしたらこういうの対策の側面もあるのかしらん(多分違う)」 
★「 なんで線香消し忘れで火事になったのかスゲー納得 今住んでる家は浄土真宗やから線香を倒して燃やしてるんやが、宗派以外にも意味有る行為やったんやな・・・(汗) 」

等々あり。

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ヒマラヤユキノシタが咲き始める、2024年

2024-01-10 06:20:54 | 
いつもなら、3月中旬頃から4月にかけて満開になる庭のヒマラヤユキノシタだが、正月明け、大きな葉っぱを少しずらしてみると、小さな花の先端が見えた。葉っぱの間に、花茎は見えず、また蕾も見えず、ただ桃色の花弁だけが見える。この時期のヒマラヤユキノシタはこうゆう風に咲くのかと初めて知った。それにしても、蕾がないのは解せぬと別の茎を探すと、葉っぱの合間に蕾はしっかり付いている。
  
 「ヒマラヤユキノシタの蕾」

耐寒性が強いせいか、冬の寒さにめげず、葉を落とすこともなく、太い茎が地面を横に這っている。花が咲いたと気が付くのは、葉の間から褐色のひょろりと花茎を長く伸ばし先端に順次花序をつけ咲いていく、3月の中旬。庭の仕切りしている石の近く、ぐっと頭を持ちあげて咲くので、生育条件としてはよいとは言えないが、随分とタフな植物だといつも感じ入っている。小粒の花の寄合や、分厚そうな葉を見るとベゴニアに似るが、特徴なのは図太い黒茶色の茎。うまく写真を撮ろうと、茎の角度を移動させようとしたが、太い茎がびくともしない、この辺の頑固さが気に入っている。たくさんの花弁をつける3月中旬の花はよく目立つが、1月の正月明けから花を咲かす準備にかかっているのがよく分かった。

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2024 AMASXレース始まる

2024-01-08 06:46:19 | モータースポーツ
2024年の AMASXレースが現地1月6日、カルフォルニア州 Anaheimで開幕した。昨年まで大谷選手のホームグランドであった、あの Anaheim球場だ。今年もパソコンのLIVE TIMINGで観戦しながら、その後すぐ公開されるFBやYouTube動画で緊迫したレース場面が、そしてレース展開を、確認できるので本当に面白い。私の楽しみが今年も始まった。

「FB:Supercross」
当日のチケットは売切れたと報道されているので、あのAnaheim球場を満席にしたようだ。今年のSXレースも人気の高いスポーツとしてスタートした。

メインレース450SXの勝者はHONDA HRC所属のJett Lawrence  選手。 Lawrence 選手は1週目からトップに立つと全周回をリードしつづけゴールした。完璧なレース展開だったので、すごいの一言。15周目あたりに、3位に付けていたYAMAHAのCooper Webb 選手が、2位走行のKAWASAKIのJason Anderson 選手を抜いたので、これからトップ走行中のLawrence  選手とレース展開の上手い Webb 選手とのし烈なトップ争いかと期待してパソコンのライブタイミングを睨んでいたがWebb 選手が17周目にミスし6位に後退。KAWASAKIの Anderson 選手はWebb 選手に一時抜かれたものの安定した走りで2位を確保。第1戦は、昨年のレースから連勝中のHONDAの Lawrence  選手の速さが目立ち、まさに下馬評通りの結果となった。3位は昨年チャンピオンのKTMワークスのSexton選手がつけた。
 

今年もモータースポーツが始まったが、思うに、やはり爆音のレースはいいな~と感じた。この「もし仮にスーパークロスのレースバイクが電動バイクだったら観客は電動バイクのスーパークロスレースに興奮することはできない」と言う意見が巷のSNSに流れていたが、確かにそうだと思う。そのモータースポーツの爆音が歓声とともにAnaheim球場を揺さぶるように今回も響いた。

モトクロスマシンと言う、他人と競争するのを主目的に、そして勝つために設計開発されたバイクが戦い、それを見た満員の観客がやんやの声援を送り楽しむ。これこそ”Let the Good Times Roll ”の具現化した姿ではないだろうか。レースは企業の技術開発に貢献するのかの疑問に対し、「単なる興味本位のレースではなく、日本の乗用車製造事業の発達に、必要欠くべからざるものである」として、 レースから得られる技術は修羅場の現場からしか得られない本物の貴重な技術であると多くの自動車メーカのトップが常に力説してきた歴史がある一方、一部の二輪・四輪関係者からと思われる「レースが好きか嫌いか」の低次元の議論以前の話が思い出したように出てくるのを聞いたことがあるが、こんな大観衆の前での戦いを、多くの観客が喜ぶ姿を見ると、それこそちっぽけな話のように思われる。それはさておき、スポーツ大国米国での二輪や四輪のモータースポーツは大きなビジネスになっている現実を見るに、技術開発にせよ、プロモーション活動にせよ、これ程、多くの観客を引き付ける、利用価値の高い安価な活動は無いと、改めてSXレースをパソコン観戦しながら思った。

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一度だけの経験

2024-01-06 06:37:48 | その他
2日の羽田空港での日航機と海上保安庁の航空機との衝突・機炎上事故は身震いするほど衝撃的だったが、日航機の乗客乗務員379名は全員が脱出したと報道されている。乗客らは、機体から炎が上がる中、脱出用シューターを使い、短時間で逃れることができたそうで、これを達成させた日航CAの対応に海外を含む多くのメデイアは称賛する記事を載せている。よく言われることだが、世界中の航空機事故の約7割が離陸後の3分間と着陸前の8分間に集中していることから、とにかく航空機の離着陸は要注意だ。 しかし、多くのフェイルセーフ思想を反映したはずの航空機そして飛行場での離発着時の事故なので、どこに問題があったのか、その分析結果を注目している。

離着陸時ではないが、私も航空機事故で思い出したことがある。
現役の頃、日米を何度も往復している時期があった。ロスアンジェル空港と関空までの往復、当時はノースウェスト航空(NW)をよく利用していた。当時のNWはLAX発日本経由でマニラ(だった?)行きだが、客室乗務員の質がとにかく悪かった。これしか便がないので使用せざる得なかったのだが。航空機に乗ると、いつもそうだがビールを飲んで寝てしまう。LAXから帰国の際、或る時、寝ていると突然、場内アナウンスでこれからアンカレッジに向かうと言う。確か千島列島上空辺りだったと記憶しているが、何げなしに外を見ると、右側翼端から燃料らしき流体を空中に流し続けているではないか! 燃料放出、何の原因で燃料放出するのか説明もないまま、異常事態だ。それでも寝ている乗客が多いのか客室は意外と静かで、かなりの時間燃料らしき流体を放出していた。

アンカレッジ上空を数度旋回し、空港に着陸したものの、数時間機内に閉じ込められたままで、詳細のアナウンス報道がない。数時間経過したにも拘わらず、今後の説明がない上に、機内に閉じ込められたままで、外部との連絡も取れない。乗務員に日本に連絡したいと言っても断り続けられたが、しつこく何回も要求すると、そのうち「特別だが、他には黙っててくれ」と言って、機外の電話機のある場所を教えてくれて外に出してくれた。日本に電話すると家族はNW機緊急着陸の事を知っていた。数時間機内にいたが、機体の修理や代替が出来なかったのだろうか、夜の11時ころだったと思うが、今日の晩はアンカレッジに泊ってくれと言う。たまたまビジネス席だったこともあって、ビジネス客は優先的にホテルに車で移動した。冬だったこともあり外は大雪。疲れてホテルについて再度自宅に電話し状況を伝えると、すぐに眠ってしまった。朝起きても、その後の飛行機の都合がつかない。どうするんだと皆が詰め寄るも回答なし。

その後、時間があるので動物園見学か、各自空港に行って時間をつぶすかの二者選択を選べと言う。で、その日の半日動物園で過ごした。確か、その日の昼すぎだったと思うがアンカレッジ空港に行ったが、まだ出発時間が決まっておらず、そこでブラブラと数時間の時間を潰した。そしたら、突然並べと言って、帰国出来るようになった。ビジネス席だったから少しは優遇してもらえたが、聞くとエコノミー席の対応は異なっていたようで、それはかなり気になった。たいした英語力もなく、早口に喋られたら理解不能。寒いうえに一歩間違えたらと言う、この経験は非常に困った思い出である。NW機は度々こういう事態があると聞いてはいたが、「異常を感知したら飛ばない」を優先した結果だろうから、その点は有難かった。アンカレッジ空港に立ち寄ったのは遠い昔の「羽田発アンカレッジ経由米国行き」以来だが、空港内ロビーの2体の超巨大白クマの剥製だけが印象に残っている。

今回の羽田の事故でも、管制官と航空機側のやり取りについての是非が俎上に上がっているが、結論を出すのは先の事だろう。
航空機は最も安全な移動手段と言われているが、その歴史は多くの事故解明から持たされたもので、フェルセイフ思想も航空機事故から横展開されたもの。航空機事故対策として有名な事故と言えば、教科書的存在にあるのが「コメット機の空中爆発事故」で、航空機事故の悲劇の先駆者だった。金属疲労による空中爆発だったと原因付けられ、その後の金属疲労研究に繋がった。

失敗学の著書として有名な畑村洋太郎(元東大教授)の「失敗学のすすめ」という本の中には、2種類の失敗分類があり、「良い失敗」=細心の注意を払っても防ぎようのない失敗、つまり学ぶ価値のある失敗。もう一つは、「悪い失敗」=注意を払えば防止できた失敗、学び得ることのない失敗だそうだ。良い失敗の好例ではコメット機の空中爆発が金属疲労学を発展させた好例の一つとして、「失敗学のすすめ」にも記載されている。コメット機の事故調査の当時は、疲労寿命に及ぼす過大荷重(過大圧力)の影響について、正確な知見がなかった。内圧疲労試験の前に実施した耐圧試験の過大圧力によって、窓のコーナー部に圧縮残留応力が生じ、疲労寿命を誤認したと報告されているので、よく覚えている。英国の航空機メーカがコメット機の飛行を停止して事故原因の究明や安全対策の策定で時間を費やしていた間に、米国はボーイングB707やダグラス社はDC8開発に成功し、ジェット旅客機の世界市場が完全に米国のものとなっていったという曰くつきの事故だ。

コメット事故を契機に、故障の拡大を食い止める「フェイルセーフ思想」が発展普及し、その後の航空機の安全性を著しく向上させたことは有名な話。
故障の拡大を食い止める「フェイルセーフ思想」等によって、アメリカの国家運輸安全委員会 (NTSB) の行った調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%であるという。米国内において自動車に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.03%なので、その33分の1以下の確率という報告もある。重大事故ではあったが「良い失敗事例」としての教訓を残した。

以上、羽田事故をみて思い出した。
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Supercross Preseason Power Ranking 、2024

2024-01-05 06:10:15 | モータースポーツ
2024年のアメリカスーパークロスレース(SX)の初戦は現地時間1月6日に始まる。開催地も例年通りMLBエンジェルの本拠地アナハイム球場。

2024年初戦に向かっての現下、どの選手が、またどのチームが最も実力があり優れ、優勝の可能性があるかをFB「Supercross」が公開している。それが「Check out the pre-season power rankings presented by Rocky Mountain ATV/MC Fantasy Supercross. Be sure to head on over to Rocky Mountain ATV/MC Fantasy Supercross to be apart of all the action 」

この予想によると、450のメインクラスNo1はHONDAワークスのJett Lawrence選手、250クラスNo1はYAMAHAのHaiden Deegan選手、メーカー評価No1はHONDAとなっている。この予想に対し、FBコメント欄にある巷のAMASXファンの声は色々雑多で読んでみるとなかなか面白い。また、昨年、カワサキで活躍した日本人下田丈選手は、2024年は再びホンダに移籍し、今度はHONDAのNo1チームHRC所属となって、 250Preseason Power Rankingでは2位に評価されており、大いに楽しみでもある。贔屓にしているカワサキのワークス勢の評価はかなり低い。カワサキワークスNo1 #21Jason Anderson 選手のPower Rankingは7位、#9Adam Cianciarulo選手は評価対象外。しかも#21は第1戦の暫定エントリー表にもない。こうしてみるとチームランキング4位は妥当な評価かもしれない。ただ面白くなりそうなのは、TEAM評価としては最下位なるも英国のTriumphチームがランキング表に記載されており、その活躍はライブタイミングを見る楽しみでもある。思うに、今年、No1にランクされているHONDAのJett Lawrence選手、YAMAHAのHaiden Deegan選手は昨年、一挙に台頭してきた若手選手だがドンドン伸びており、オフロード大国アメリカのモトクロス界の裾の広さを感じる。そうした背景にあるアメリカのSXレース界に、今年もどんな新人選手が台頭してくるかもレース観戦する楽しみでもある。
   
FB「Supercross」が選ぶチームメーカーの評価だが、「HONDA」がNo1評価となっている。30数年前後ころの大昔、”American HONDA”というワークスチームがアメリカのプロモトクロスを席巻していた時期があった。当時、並いるトップライダーを上位から根こそぎ契約して確保し、他チームは手の打ちようがなかった時代だ。しかし、その後の長い期間、往年の最強の強いホンダを知っているモトクロスファンにとって、ホンダモトクロスの凋落ぶりは大いに落胆させるものだった。そして、2015年、最強のホンダを彷彿させる名がAMAのモトクロスレースに再登場し、「TEAM HONDA RACING」最強の時代、あの最強の時代を肌に染み込ませているはずのHRCが、モトクロスに再参戦すると聞いて、これから強いホンダが登場するとファンの一人として喜んだものだ。しかし、実際は、かっての最強ホンダを再生する事はかなわない状態が続いてしまっていた。二輪のモータースポーツの世界で、レースこそ我がDNAだと標榜しているホンダが、そのホンダワークスが後方で苦戦している姿を見るに、ファンの一人としては耐えがたいもので、こんな惨めなものはなかった。世界の二輪業界のリーダーたるホンダワークスは、トップに立ってこそ、その責があると、二輪のモータースポーツファンは誰でもそう思っているはずだろう。しかし、世界最大の二輪企業で超優良の営業利益をたたき出している「HONDA」が、2023年、Chase Sexton 選手が6勝目を挙げてシーズンを締めくくり、HONDAとしては20年ぶりの最高峰クラス制覇したことから、30数年前の全盛時代のHONDAの再来を多いに期待している、私もファンの一人である。

4,5年前はこの業界のリーディングカンパニーの一つだった「KAWASAKI」の評価は低下した。現場の専門家の見る目は多分、間違っていないので、昨年の体制を維持している範囲では、この通りのランキングなんだと思う。今の「KAWASAKI」ほ欧州の「Husqvarna」や数年間に登場した「GASGAS」と同等レベルとして評価されていると思われる。他方、今年も極めて残念なのは「SUZUKI」の立ち位置だろう。米国市場の新参者GASGASという実績0のワークスチームが台頭してきたが、そのGASGASよりも評価が悪いのがスズキ。かっての大昔、スズキは全世界のモトクロス界において燦然たる輝かしい実績を誇示していただけに、現下の評価の悪さとの、その大きな落差は如何ともしがたく、かってのスズキの輝かしい実績を知っているだけに、泣きたくなるほど寂しい。

★ AMAのスーパークロスレース(AMASX)はMLBやプロフットボールを開催する大きなスタジアム内に造成されたコースでモトクロスレースを行う、スポーツ大国アメリカでも第1級のスポーツ競技の一つで、テレビ放映されるのは勿論のこと、ネット上でも実況され、遠い日本でもレース展開を同時観戦できる。観客動員数はスタジアム容量にもよるが、8万人収容スタジアムを満席にした事を考慮すれば、スーパークロスは全世界の二輪モータースポーツの頂点の一つに立っているのは間違いない。遠い日本でも無料のライブタイミングが見れ、間を置かずに動画配信されるので、AMASXをパソコン観戦するだけでも、そのエキサンティングな迫力あるレース展開は観客をすぐに興奮の虜にする。また、このレースに掛ける個々の二輪企業の勢いをレース結果と連動して感じられるので、どこの二輪企業がアメリカ市場で勢いがあるのかも知ることができる。過去、ロードレース、モトクロス、ビーチレース等の多くの二輪レースを観戦してきた実経験から言えば、AMASXは断トツに面白く、幾つになっても、私は大ファンだ。
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能登半島の大地震で正月が始まった、2024年

2024-01-03 07:30:18 | その他
表示された神戸市西区の震度は3で、ちょうどパソコンを見てきたが、座った椅子のお尻付近がムズムズしてきたので、何かな~と不審に思っていると、すぐに体感的には震度2強ぐらいの揺れを感じたが、約5秒弱で揺れは収まった。すぐにFacebookを見ると、地震速報がでて、能登半島で地震発生。当初震度6.5+と出たが、すぐに震度7に変った。

習慣で、すぐにNHKにチャンネルを合わせると、NHKの女性アナウンサーが日頃とは全く違うトーンの高い声で「今すぐ逃げてください」など絶叫調で避難を呼びかけている。これは長く続き、「大津波警報が出ました!今すぐ逃げること!高いところに逃げること!」と伝えている。アナウンサーが変わっても、「あなたに命の危険が迫っています!逃げて下さい」と呼びかけ続けている。あの東北の大震災時のテレビ放送とは打って変わった放送に緊迫感は伝わってくる、このNHK放送は正解だ。

それ以降、テレビ放送は全局、津波警報に切り替わり、正月番組が無くなる。ウエザーニュースはこう伝えている。
  「1月1日、ウエザーニュース」

「今日1月1日(月)の午後、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6、最大震度7の地震が発生しました。震度3以上の揺れを伴う地震が頻発しており、その活動域は近年の活動範囲に比べて広くなっています。

16時10分頃にマグニチュード7.6の地震が発生して以降、マグニチュード5〜6クラスの地震が頻繁に発生しています。19時30分までに震度5弱以上が6回、震度4を13回観測しました。一連の震源分布を見ると、2020年12月以降、活発な活動が続いている能登半島の北東端の領域だけにとどまらず、能登半島の西の沖合から佐渡ヶ島近くまで広がっていることがわかります。

これまでの地震に比べてかなり規模が大きな地震であるため、断層活動による岩盤の破壊が広範囲に及んだことが考えられます。震源の範囲が広がったことで、大きな揺れとなるエリアも拡大する可能性があり、強い揺れへの備えが必要です。震源が浅いため地震の規模がマグニチュード5クラスでも最大震度5弱以上、マグニチュード6クラスになると最大震度6弱以上になるおそれがあります。最初の大きな地震で建物がダメージを受けていた場合、その後の地震によって倒壊するなどのおそれがありますので、安全な場所で過ごすようにしてください」 

★ 明けて2日の朝、ここ神戸の空は快晴で風もなく暖かい日より。
NHKは地上波、BS1とも地震情報を流し続けている。しかし、民放は普段の正月番組に切り替わり箱根大学駅伝も放送しているところをみると、阪神淡路や東北の大地震に比べ被害状況も把握でき落ち着いてきたのだろう。

産経新聞は地震発生要因を「高温の流体上昇が要因か、能登半島地震 京都大の梅田康弘名誉教授」と報道している。

★ 悪い事は重なると言うが2日午後6時前、羽田空港で新千歳発羽田行きの日航516便と海上保安庁の航空機が衝突し、日航機が炎上。海上保安庁の機体は能登半島地震支援物資を搬送すべく離陸中だったそうだ。報道によると、日航機乗客乗員379人は全員脱出したとある。
  
 「1月2日、産経ニュース:羽田空港の滑走路上で炎上する日本航空の機体 」


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新年あけましておめでとうございます、2024年正月

2024-01-01 06:28:51 | 日常生活
         新年明けましておめでとうございます。
    本年もどうぞ宜しくお付き合いのほどお願いします。
    
           

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