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【トレーナー監修】愛犬のケージやサークルの最適な配置って?愛犬が快適に過ごせるレイアウトとは?

サークル

愛犬のお迎え前に準備しておきたいのがケージやサークル。ケージやサークルは愛犬にとって「自分だけの安心できる空間」です。愛犬が快適に暮らしてもらえるよう、生活空間を整えてあげる必要があります。
今回の記事では、ケージやサークルが必要な理由から、愛犬が快適に過ごせる最適なレイアウトについてお伝えします。

犬にサークルやケージが必要な理由

■愛犬が落ち着いて過ごせる
愛犬がストレスなく、快適に過ごすためにサークルやケージが必要になります。犬は縄張り意識の強い生き物。例えばリビングなどで放し飼いにしてしまうと、広い部屋すべてを守ろうとしてかなりのストレスになります。愛犬が気を張らずに済む自分だけのエリアを作ってあげる必要があります。

■犬のイタズラ防止
サークルやケージがあれば、長時間のお留守番や目を離さなければいけないときなど、事故やイタズラを防ぐことができます。お留守番中に家具や家電を噛んでボロボロになってしまう。電気コードに噛みついて、大きな事故に、、なんてことも防ぐことができます。

■もしもの時の備えになる
入院や災害で避難する時などは、ケージやクレートなどで過ごす必要があります。自宅にいるうちから慣れておくと、愛犬のもしもの時のストレスを軽減できます。

サークル、ケージ、クレートの違い

■サークル
サークルは室内の一部を囲う役割を持ちます。側面が柵で囲われ、基本的には天井がついていないものです。(一部天井つきの製品もあります。)種類は側面を囲う柵を組み合わせたもの、床付きのもの、折りたたみ式など、複数あります。

サークル

■ケージ
サークルとは違って、側面を囲う柵に天井と床面がついているものです。天井がついているため、
飛び出しが心配な愛犬はケージがおススメです。サークルと同様、折りたたみ式、布製のものなど複数の種類があります。

■クレート
クレートは持ち運び可能な小さなケージのようなもの。基本的には動物病院に行くときなど、移動の際に使用します。大きさの目安は犬が中で楽に向きを変えられる程度です。

ところでハウスって何?

ハウスとは「犬の居場所」のこと。クレートを活用することが多いですが、ケージに慣れているようでしたら、ケージをハウスとして使ってもよいです。
ただし、クレートは外と視界が遮断されているのに対し、ケージは外から丸見えです。ケージをハウスとして利用するのであれば、布などをかけてあげると愛犬が落ち着きます。

サークルやケージの置き場所

サークルやケージの置き場所はリビングや寝室をおススメしています。もちろんその他の場所も置いていただいてよいですが、以下の点に注意して検討してみてください。

■犬は暑さにも寒さにも弱い
犬は暑さにも寒さにも弱い動物です。特に、子犬は体温調節がまだまだ苦手なので注意が必要です。適度な室温の場所を選んであげましょう。

■犬は群れで過ごす動物
犬は群れで過ごす動物です。なるべく人が集まりやすい場所を選んであげましょう。

■サークルやケージは犬の部屋
サークルやケージはいわば自分の部屋。静かな場所を選んであげましょう。

また、避けるべき場所は以下です。
・窓際やエアコンの近く
窓際は外の気温の影響を受けやすいため避けましょう。エアコンや扇風機などの近くも避け、なるべく風通しの良い場所を選んであげてくださいね。

・音がしやすい場所
ドアの近くや、音の出る家電製品の近く、玄関のそばなど。音がしやすい場所では犬がリラックスできません。

サークル、ケージ内のレイアウト

クレートを愛犬の居住空間とし、居住空間とトイレの距離をできるだけ離します。犬は綺麗好きなので、居住空間とトイレが近いことを嫌がります。(ただし、子犬の時期は近くに設置することでトイレトレーニングが成功しやすくなる場合があります。)

また、犬はサークルやケージの中にいても、飼い主の近くにいたいもの。そのため、居住空間を
飼い主の普段居る側に設置し、トイレを奥側に設置しましょう。逆にすると、トイレを寝床にしてしまう可能性があります。

まとめ

ケージやサークルは愛犬にとって「自分だけの安心できる空間」です。愛犬が快適に暮らしてもらえる居場所を作ってあげましょう。

また、各ご家庭によってサークル、ケージのおススメの大きさやレイアウトは異なります。
犬種による成長度合い、体のサイズ、留守番の頻度と長さ、部屋の広さ等様々ですので、ドッグトレーナーに相談してみてくださいね。