温泉旅行での出来事(1)
2010 01 12
この作品は、ブログ読者のある奥様から寄せられた体験談を題材として書き上げたものです。名前その他の具体名は全て変えてあります。
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のりのりさん、はじめまして。
アラサーの主婦、紗江子(さえこ)と申します。会社員の夫(私の4歳年上)、それから5歳の息子がいます。
主人と息子がいない平日の昼間、または、主人の帰りが遅かったり、出張でいなかったりする夜、ドキドキしながら、のりのりさんのブログにお邪魔しています。
私はこういうエッチなお話をこれまで読んだことがなかったので、何というか、凄く刺激されちゃってます。
いつの間にか、いけないことを一人でしちゃったり、というのももう何度も・・・・・。
主人は淡白な方で、それに少し事情があって、最近はすっかりご無沙汰なんです。だからなのか、妙に体が疼いてしまって・・・・・。
ごめんなさい、こんなことを書いて、変な人妻だ、なんて思われちゃいますよね~(笑)。
実は、今日はのりのりさんに私の体験談を聞いて欲しくてこれを書いてるんです。
エッチな小説をたくさん読んでも、自分はそんなこととは無縁なんだと、これまで思っていたんですけど、先日、そんな私がある体験をしてしまいました。
お友達にはとても話せない内容なんですけど、黙っていることがどうしてもできなくて。
もう一度何が起こったのか書いてみて、私自身の気持ちを整理したい気分も少しあったりして。
ひょっとしてのりのりさんの今後のお話のヒントにもなるのなかな、なんて生意気にも思って、思い切ってこれを書くことにしました。
あっ、でも、のりのりさんの小説ほど、いろんなことが起きるわけでもなく、別に普通といえば普通なんですけど。現実の出来事ですから。
ごめんなさい、前置きが長くなってしまって。
では、お話しますね。あれは、先月末のことでした。クリスマスの直後、12月最後の週末に、私たち家族3人で温泉旅行に出かけたんです。
そんな泊りがけの旅行なんて、年1回行くか行かないかの我が家なんですが、今回は珍しく主人が提案をしてくれました。
「紗江子、今度温泉にでも行かないか?」
「あら、珍しいじゃないの」
「まあ、たまにはいいじゃないか」
主人ははっきりとは理由を言いませんでしたが、私にはそれがわかっていました。
浮気疑惑への罪滅ぼしのつもりなんです。
最初にも少し書きましたけど、私と主人の間は、いわゆる「セックスレス」っていう関係で、もう2年近くそういうことをしていません。
きっかけは妊娠、出産、そして子育てでした。長男は今では手がかからない子に育ってくれましたが、赤ちゃんの頃はとにかくよく泣く子で、それはそれは大変でした。
ほとんど寝る間もなく息子に構いっぱなしの私から逃げるように、主人は別の部屋で寝るようになりました。私も当時は疲れきっていて、正直、主人を構う余裕もなかったんです。
いったんそんな生活が始まると、息子が大きくなっても、簡単に変わることはありませんでした。主人はもともと一人でいるのが好きなタイプで、私と一緒に寝なくても、かえって好都合といった雰囲気でした。
夫婦でゆっくり愛し合うようなタイミングもほとんどないまま、今に至ってしまったという感じなんです。二人目の子供が私は早く欲しいんですが、最近の主人はもう私を抱いてくれようともしません。
こんなお話を書こうとしていながら何ですが、私はエッチなことには凄く内気なタイプで、なかなか自分から主人にそれを求めるようなことも言えません。
そんな悶々とした日が続いていた頃、ちょうど半年くらい前でしょうか。一度こんなことがありました。
「ねえ、紗江子、この前、ゴルフスクール○○で、ご主人見かけたわよ」
そんな風に教えてくれたのは、息子の通う幼稚園のママ友の成美さんです。
「あら、そうなの? そういえばまた通い始めるって行ってたわね」
「それがさあ、紗江子さん・・・・」
「何?」
「こんなこと言いたくないんだけど、ご主人、若い女性と二人でレッスン受けてたわよ」
成美さんのその言葉に、私は少しばかり驚きました。彼女が、女の勘で何かを感じたらしいことは、鈍い私にもすぐにわかりました。
「ふーん。会社の部下と一緒に行くって言ってたからね~」
私は平気を装ってそう答えながらも、その夜遅く、帰宅した主人にさりげなくそれを聞いてみたんです。
「ああ、課の連中みんなで行っているからな」
主人はすかさずそう答えましたが、その言葉にはどこか怪しい雰囲気がありました。
何か隠している・・・・・・・
それまで主人にそんな思いを抱いたことのない私にとって、それは少しショックなことでした。そんなことがあってしばらくの後、その温泉旅行を主人は提案してきたんです。
主人は明らかに何かをごまかそうとしているようでした。でも、私には主人をもっと追求するつもりはありませんでした。
この旅行をきっかけに、主人と少しでも距離を縮めることができるのなら、ま、いっか・・・・。私はそう思ったのです。
とにかくそんな経緯で、私達家族3人は、昨年の年の瀬、ある温泉地へと向かうことになったのでした。
そこで私が何を体験することになるとも知らずに・・・・。
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http://ameblo.jp/norinori2009/
↑「密会」続編連載中。こちらも読んでいただけると嬉しいです。
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のりのりさん、はじめまして。
アラサーの主婦、紗江子(さえこ)と申します。会社員の夫(私の4歳年上)、それから5歳の息子がいます。
主人と息子がいない平日の昼間、または、主人の帰りが遅かったり、出張でいなかったりする夜、ドキドキしながら、のりのりさんのブログにお邪魔しています。
私はこういうエッチなお話をこれまで読んだことがなかったので、何というか、凄く刺激されちゃってます。
いつの間にか、いけないことを一人でしちゃったり、というのももう何度も・・・・・。
主人は淡白な方で、それに少し事情があって、最近はすっかりご無沙汰なんです。だからなのか、妙に体が疼いてしまって・・・・・。
ごめんなさい、こんなことを書いて、変な人妻だ、なんて思われちゃいますよね~(笑)。
実は、今日はのりのりさんに私の体験談を聞いて欲しくてこれを書いてるんです。
エッチな小説をたくさん読んでも、自分はそんなこととは無縁なんだと、これまで思っていたんですけど、先日、そんな私がある体験をしてしまいました。
お友達にはとても話せない内容なんですけど、黙っていることがどうしてもできなくて。
もう一度何が起こったのか書いてみて、私自身の気持ちを整理したい気分も少しあったりして。
ひょっとしてのりのりさんの今後のお話のヒントにもなるのなかな、なんて生意気にも思って、思い切ってこれを書くことにしました。
あっ、でも、のりのりさんの小説ほど、いろんなことが起きるわけでもなく、別に普通といえば普通なんですけど。現実の出来事ですから。
ごめんなさい、前置きが長くなってしまって。
では、お話しますね。あれは、先月末のことでした。クリスマスの直後、12月最後の週末に、私たち家族3人で温泉旅行に出かけたんです。
そんな泊りがけの旅行なんて、年1回行くか行かないかの我が家なんですが、今回は珍しく主人が提案をしてくれました。
「紗江子、今度温泉にでも行かないか?」
「あら、珍しいじゃないの」
「まあ、たまにはいいじゃないか」
主人ははっきりとは理由を言いませんでしたが、私にはそれがわかっていました。
浮気疑惑への罪滅ぼしのつもりなんです。
最初にも少し書きましたけど、私と主人の間は、いわゆる「セックスレス」っていう関係で、もう2年近くそういうことをしていません。
きっかけは妊娠、出産、そして子育てでした。長男は今では手がかからない子に育ってくれましたが、赤ちゃんの頃はとにかくよく泣く子で、それはそれは大変でした。
ほとんど寝る間もなく息子に構いっぱなしの私から逃げるように、主人は別の部屋で寝るようになりました。私も当時は疲れきっていて、正直、主人を構う余裕もなかったんです。
いったんそんな生活が始まると、息子が大きくなっても、簡単に変わることはありませんでした。主人はもともと一人でいるのが好きなタイプで、私と一緒に寝なくても、かえって好都合といった雰囲気でした。
夫婦でゆっくり愛し合うようなタイミングもほとんどないまま、今に至ってしまったという感じなんです。二人目の子供が私は早く欲しいんですが、最近の主人はもう私を抱いてくれようともしません。
こんなお話を書こうとしていながら何ですが、私はエッチなことには凄く内気なタイプで、なかなか自分から主人にそれを求めるようなことも言えません。
そんな悶々とした日が続いていた頃、ちょうど半年くらい前でしょうか。一度こんなことがありました。
「ねえ、紗江子、この前、ゴルフスクール○○で、ご主人見かけたわよ」
そんな風に教えてくれたのは、息子の通う幼稚園のママ友の成美さんです。
「あら、そうなの? そういえばまた通い始めるって行ってたわね」
「それがさあ、紗江子さん・・・・」
「何?」
「こんなこと言いたくないんだけど、ご主人、若い女性と二人でレッスン受けてたわよ」
成美さんのその言葉に、私は少しばかり驚きました。彼女が、女の勘で何かを感じたらしいことは、鈍い私にもすぐにわかりました。
「ふーん。会社の部下と一緒に行くって言ってたからね~」
私は平気を装ってそう答えながらも、その夜遅く、帰宅した主人にさりげなくそれを聞いてみたんです。
「ああ、課の連中みんなで行っているからな」
主人はすかさずそう答えましたが、その言葉にはどこか怪しい雰囲気がありました。
何か隠している・・・・・・・
それまで主人にそんな思いを抱いたことのない私にとって、それは少しショックなことでした。そんなことがあってしばらくの後、その温泉旅行を主人は提案してきたんです。
主人は明らかに何かをごまかそうとしているようでした。でも、私には主人をもっと追求するつもりはありませんでした。
この旅行をきっかけに、主人と少しでも距離を縮めることができるのなら、ま、いっか・・・・。私はそう思ったのです。
とにかくそんな経緯で、私達家族3人は、昨年の年の瀬、ある温泉地へと向かうことになったのでした。
そこで私が何を体験することになるとも知らずに・・・・。
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