東京・足立区の住宅の床下から、行方不明になっていた夫婦の遺体が見つかった事件で、逮捕されたフィリピン人の女は、夫妻の長男と以前交際していたことがわかった。
フィリピン国籍のモラレス・ヘイゼル・アン容疑者(30)は、足立区千住緑町に住む高橋徳弘さん(55)と妻の希美江さん(52)の遺体を遺棄した疑いで、19日未明、逮捕された。
捜査関係者によると、遺体は1階の洗面所の床下収納部分から、シートにくるまれた状態で発見されたという。
モラレス容疑者は、高橋さん夫妻の長男と以前交際していて、亡くなった高橋さん夫妻とも数年前から知人関係にあったという。
調べに対し、モラレス容疑者は「わたしは知りません」と容疑を否認している。
高橋さん夫妻の遺体には複数の刺し傷があり、警視庁は、モラレス容疑者が高橋さん夫妻が死亡した経緯についても何らかの事情を知っているとみて調べている。