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歪んだパズルのつなげ方

悲恋姫†無双

後話 第二話 夜の闇に差し込む光の照らし出すは英雄の背

 
 城壁の上から見たその光景は、少女の表情を恐怖に歪めた。

 軍旗も疎ら、部隊長らしきもの達の声は時折すれども・・・指揮をとるべき、将の姿もない。
 そこで、漸く気がついた・・・

 今眼の前に居る血と泥で薄汚れた群れは、一人の例外もなく傷つき、呻きながら迫る集団は・・・
 焼きだされた難民でも、獣の如き野盗でもなく・・・曹魏五十万の精鋭・・・その成れの果て
 つまりは・・・敗残兵なのだ、と。
 そこまで悟って、背筋が凍るほどの恐怖に・・・心臓を鷲掴みにされた。
 人生に於いて、これほどの恐怖に駆られたことは・・・二度目であった。
 
 一瞬にして顔面は血の気を失い紙のように白く染まり
 自分の視界が急速に狭まった事を感じると同時に
 物理的にも頭部から血の気が引きでもしたのか、やけに頭が重く感じる・・・
 心の中では、絶えず悪い予感ばかりが浮かび上がってくる。
 それにも構わず、いや・・・それを振り払うかのように
 おろした長い髪を振り乱し、必死の・・・否、鬼気迫る形相で城壁から身を乗り出す様にして・・・食い入るような視線を敗残兵達に向け探し求めた物。

 曹の牙門旗を・・・蒲公英はそこに見出すことが出来なかった。
 四肢を支えていた力が一気に萎え・・・肩が落ち、膝が石畳を打ち付ける
 ・・・寸前、両脇から力強い腕が、蒲公英の体を支えた。
「馬伯瞻様、気をしっかりお持ちになってください、寿成様の仇・・・『魔王』を倒すのでしょう。
 曹孟徳様が、仮に倒れられたとしたなら・・・貴女が反『魔王』の旗の担い手となって、立つのでしょう。
 でしたら、兵が見ております・・・此処で膝など付いてはなりません」
 その声は、責めるとも、嗜めるとも異なり・・・強い決意によって蒲公英の心に響き。
 最後の一言が、崩れかけた蒲公英の体に芯が通るかの如く、その背筋を真っ直ぐに伸ばさせた。

「その為に、髪を御下ろしになってまで、魏に降ったのでしょう」

 見るまでもなく、蒲公英には知れた。
 両側に立ち自分を支えている男達が・・・魏に降る時に蒲公英についてきた、西涼からの古い部下たちなのだと
 そして、その瞳には・・・己の身命を賭けることすら厭わず、彼らの王である馬寿成・・・
 即ち、竜胆の弔い合戦を、たった一度の敗北で終わらせるつもりはない、と強く告げていることを。

「城門を開き友軍を迎え入れろっ」
 即座にそう命じた蒲公英の言葉に、現実を受け入れられずにいた曹魏の兵たちが、我に返り一斉に動き出すも、一度思考を止めてしまったが為に混乱に陥りかけ。
 炊き出し、医療、休憩所、周辺警戒の哨戒行動と細かな指示を蒲公英に出され、漸く曹魏の軍だと皆に言わしめる規律正しい無駄のない動きで、今度こそ本当に一斉に動き始める。
 
 受け入れた大軍勢の成れの果て、それを纏めて来た隊長格の数人が報告してきたのは・・・
 戦乱が終結したこと、董卓陣営が勝利を収めたこと、華琳様が御無事であること
 主なる将、軍師も怪我の大小はあるものの、皆命を落とすことはなかったということ、そして・・・

「・・・『魔王』が・・・死ん、だ」

 何処か遠くから聞こえてくる自分の声・・・
 鸚鵡返しにそう問い返した先、思考が途切れた。

 マオウガシンダ・・・

 伯母様の仇は、もう討てない・・・

 ならば・・・自分は、この先どうすればいいのか。

 事此処に至って、蒲公英は気付く・・・否、気付かされる。
 自分は・・・『魔王』が負けることも・・・ましてや、死ぬなどと、欠片も考えていなかった。
 心臓を刺し貫かれ平然と立つ、人外の化物が・・・
 将兵の命を、駒どころか生き餌として使う、冷酷非情の怪物が・・・
 一影が平然と、勝利することを、迷いも、疑いもせずに・・・無意識に信じていた。

 故に、決戦である赤壁への同行ではなく、西方への警戒の為に留守居役として本貫地を任された時も、反対もろくにせず、素直にその命を受け入れた。
 水上戦闘では、蒲公英の引き連れて来た西涼騎馬の力を発揮できないという、稟によりなされた説明に納得して・・・また、最悪は涼州にまで『魔王』が逃げ込む可能性を考え・・・その途中で罠を張り、急襲出来るという利を考えてのものでもあった。
 それが、赤壁で・・・呉の将に討たれた。

 故に、隊長たちの告げるその言葉に、殴られたような衝撃を受け・・・
 西涼の誇りを示す・・・ポニテを下ろしてまで曹魏に降り、誓った復讐が・・・
 その矛先を向けるべき相手を失い、宙に浮いてしまった心が、空虚な風に満たされゆく。
 その先を、どう受け答えをし、何を命じたのかの記憶がなかった。
 蒲公英は心の動きを止めてしまった・・・
 言い換えるのであれば、我が身を・・・世界から切り離した。

 竜胆の仇とはいえ、河北を滅ぼす・・・などというのは、現実味のない話。
 大陸の東西端とも言える位置である河北四州に・・・軍勢を駆って向かうだけの余裕は金銭、食料共に現状の魏にはない。
 ましてやこれは、蒲公英の私怨である。
 魏としての軍事行動でない以上、それを個人で賄うことは事実上不可能。
 そも当事者である、『魔王』は既に戦でその身を散らせ・・・敢えて仇討の対象として挙げるのであれば、竜胆の処断される現場におり、一影の後継者であろう・・・朧ということに成る。
 
 それだけの、金銭、労力を掛けるのが・・・代理人相手の八つ当たり、では誰も動かない。
 
 では、仇は死んだとして・・・このまま何事もなかったかのように。
 あるいは、時代や世情のせいにして・・・自分を納得させられるのか。
 それをするには・・・竜胆の処断は、理不尽すぎた。

 犯行の当事者である蒲公英を死刑に処すという事であるのなら・・・納得は行くし、覚悟の上であった。
 だが、竜胆はただその場に居ただけ・・・蒲公英の行動を止められなかっただけ。
 それが、馬一族の斬首とまで大事になり、西涼と同盟関係にある月に止められ・・・
 結果、公的には西涼太守でありながら、一個人として『魔王』の下に籍を置いた竜胆だけが、月の庇護という傘から外れた。

 ただそれだけの理由で、竜胆一人が処刑されたのだ・・・
 当事者である蒲公英としては、罪悪感や負い目と相まって、到底納得出来るものではない。
 その理不尽さへの怒りが、処断を下した相手への怨みに上乗せされたのが、蒲公英の離反への原動力。
 ・・・で、ある以上、蒲公英は止まれない。

 答えの出ぬ思考の迷宮を、蒲公英は独り延々と巡り続ける。



「敗軍の将が、勝利者様がこうして出向いてやっているのに出迎えなしとは、一体どんな了見ですかコンチクショウ。
 それともあれですか、従姉同様その年になっても、おねしょでもしやがって茫然自失中ですか
 近寄らないでください、この西涼の小便たれ一族」
 鼻に皺を寄せ、しっしっと五指を揃えた手を、野良犬でも追い払うかのように振りながら、じとっとした目で蒲公英を見据える夜光。
 
 いきなり出会い頭に罵倒され、内に向いた思考を無理矢理に引き摺り出された蒲公英が、現状把握が出来ずに慌てふためいているさまを見て。
 はっ・・・、といつもの人を小馬鹿にした溜息を付いて見せる。
「馬鹿なんですか、それとも馬鹿のふりして長旅の後で、こっちを突っ立たせて放置するという、地味な嫌がらせでもしてやがるつもりですか。
 態々、聡明にして美しい公祺様が、溢れる慈悲の心で帰り道の途中、足を伸ばしてやったのに
 まったく、相変わらずどうしようもない負け犬ウンコです」

 あまりに圧倒的な上から目線で、神経を逆撫でどころか、やすり掛けするような夜光の言葉に憮然としながらも、形だけは丁寧な挨拶を口にした蒲公英は・・・
 怒りに拳を握り締めながら、顔には引き攣った笑顔を貼りつけて、一軒の酒家へと夜光を案内する。

 夜光の口の悪さには慣れてはいるものの、棒読み口調で感情の起伏もなく、こうまで罵倒を並べ立てられると、文句の一つも言い返してやりたく成るのが人情。
 されども、夜光の言は癪なことに・・・基本的に正しいのだ。
 その上、蒲公英には定軍山での負傷から、命を救われたという恩が夜光にはある。

「それで、姉様に伝言でも頼まれたんですか公祺さん」

 適当に酒と食事を頼んでから、蒲公英が向き直って話を切り出した声には刺がある。
 翠と夜光が・・・何処でどう間違ったのか、友人である事を思い出し。
 曹魏の将ではなく、翠の従妹として砕けた口調で切り出した蒲公英に・・・夜光は鼻で笑いながらジト目を向けた。
「おねしょ娘になんざ、まったく会っちゃいませんよ。
 西涼の小便たれ一族にしちゃ、少しは頭が回るようですが・・・
 お前、『魔王』野郎に踊らされた自覚はありますか、太眉胸なし娘」

 踊らされた、ってことは、『魔王』は、まだ・・・生きているってこと

 急速に色を深めていく赤紫の瞳に、意志と生気が漲って来る事を読み取った夜光が・・・
 運ばれてきた料理を、取皿に分けるのも面倒とばかりに、大皿から構わず食べだす。

「ふぁっひりひってはりふぁふわ・・・
 はっきり言ってやりますが、太眉胸なしが百回挑んでも『魔王』野郎に勝てねぇでしょう。
 『勝敗は兵家の常』だの、『勝負は時の運』だのと・・・言っていいのは『魔王』野郎の方だけ
 お前はその前段階にすら届いちゃいねぇんですよ」
 夜光の言い草にカチンときつつも、反射的に言い返す言葉を飲み込んだ蒲公英

 状況不利を悟り・・・夜光の態度から、相手がまだ攻めて来る途中だという情勢を悟り
 その手の内を静かに見定めにかかった・・・

「感情に流されてか、戦で一番大事な事、というより・・・最初にやらなきゃいけねぇことをやってねんですよ
 まぁ、『魔王』野郎がそう仕向けやがったんでしょうが・・・
 今この公祺様に向けてやっている・・・情報収集なんてこと、こっち来てから自分でやりやがりましたか」

 背中から蹴りつけられたかのような衝撃を、蒲公英の心は感じていた。
 即ち・・・情報収集をしよう、と言う意識を、夜光に言われた通り、自分が抱かなかった事実に驚愕して。
 仇を討つという、その一点にだけ目を向けていた。
 否・・・向けさせられた。

 向けさせ・・・られ、た。

 手が、いや・・・体全体が、立っていることが困難なほど、自分の意志とは無関係に震える。

 夜光の目の前に居る少女は・・・ようやく今、本物の恐怖を理解した。

 事の起こりは・・・蒲公英の怨みの念が、一影では無く月に向けられての、暴発。
 そこに竜胆の理不尽な理由での処断という事象により、一影は蒲公英の怨みの矛先を、根刮ぎ自分の方へ向くように・・・ねじ曲げてしまった。
 まるで、赤壁で自分が死ぬことで・・・蒲公英の怨みの念が行き場を失い。
 現状のように、霧散し・・・再び月に向けられることもないと、知っていたかのように。

 それじゃ、まるで・・・あの時にアイツはもう・・・自分が死ぬことを、知っていたみたいじゃない。

 そんな筈無いっ、それならあんなに平然となんかしていられる訳がない。

 だいたい、そんな事が分かるくらい凄いなら・・・死を回避できたはず。

 幾重にも折り重なる思考という名の言い訳、その悉くを『それでも』という言葉が叩き伏せていく。
 錯乱の一歩手前まで追い詰められた蒲公英に、棒読み口調で平坦な声がかけられたのは、運ばれた料理の皿が、半分以上空になった後。
「で、そろそろ同じところをぐるぐる回っているアホな頭を止めて、こっちの話を聞く準備は良いですか。
 では、聡明で慈悲深い公祺様が、二つ・・・蒙昧で凶暴な太眉胸なし娘に教えてやります。
 痛みの大きな方から・・・『魔王』野郎は消えてなくなりました。
 どんなに、何かいってやりたくても、もう話すことなんて出来ません」

 消えて無くなった・・・およそ人間相手に使われる表現ではないが、それが比喩や詩的表現ではなく、ただの事実描写であることを、蒲公英は・・・蒲公英だけは、素直に頷ける。
 今も胸を刺し貫いたときの感触が、鮮明に手に蘇ってくる・・・
 あれは、人の姿をしているが、人ではないバケモノだ、と。

 だが、そんな事は既に部隊長達からの報告で知っている。
 文句や恨み言、罵倒することは出来なくなった・・・仇を討つことも。
 たしかに衝撃は大きいが、感じるのは痛みではなく、悔しさと遣る瀬無さ。

「それで、もう一つは何、公祺さん」
 暗い瞳を向ける蒲公英を、ジトッとした目で見下しながらも、夜光はなにか言い返すこともせず、小さく小馬鹿にしたため息を返す。
「ちびっ子ババァは、洛陽でぴんぴんしてやがりますよ」

「・・・えっ」

 今度こそ、完全に、蒲公英の思考は・・・動きを止めた。
 何を言われたのか、解っているのに、頭が理解を拒絶する。
「何を・・・」
 口から勝手に零れ落ちるだけの呟きは、大気に溶けて淡く消える。
「アホ娘に解りやすいように言い直してやります。
 お前は、復讐する理由と相手を、『魔王』野郎に奪われたということです」

 完全に動きまで止めた蒲公英の姿に、鼻に皺を寄せた夜光が憎々しげな目線を向ける。
「なんですかもう、余りに上品な言い回しに、頭が動きを止めたんですか。
 西涼の田舎者にも解るように、もっと下品な言葉を言わせたいんですか。
 しょうが無いですねぇ・・・お前は被害者ぶってやがりますが、唯の勘違いした加害者ですコンチクショウ。
 さ、これで理解できましたか」
 もっとも、『魔王』野郎がそう勘違いするように仕向けたのでしょうが無いですね、などと・・・肩を竦めながら呆れたように酒盃を一息に開けて、深い息を付く。

 夜光のその仕草に・・・蒲公英の止まっていた思考が、堰を切って滝の如く零れ落ちる。

 定軍山へ向かう兵の数を、返事をするまで減らして行ったのは、蒲公英に対する嫌がらせではなく・・・そう見せかけながら被害者、否・・・犠牲者を減らしていただけ。

 蒲公英の槍が胸を貫いた時・・・一族郎党皆殺し、などという重罰を、いきなり吹っ掛けたのも。
 王を弑すという行為に対するなら、重くはないが、未遂である。
 何より蒲公英個人に対するのであれば、重罰であろうが、月も口を出せなかった。
 しかし、問題を国家間にまで大きく拡大したことにより、月は馬一族ごと蒲公英を庇い果せた。

 いや・・・そうではなく、一影が月に、庇わせた。

 そして、夜光の言葉が事実であるのなら・・・
 一影は殺されかけたことに対し、誰にも罪を問わず、罰も与えず。
 槍を奪われた警備の兵すら、一切のお咎めもなしに・・・誰一人、犠牲も罪人もつくらず、その場をおさめた。

 蒲公英の行為を・・・常の如く、己の体を通り抜けさせた、何事もなかったかの様に。
 
 踊らされたのは、『魔王』の掌の上・・・
 だが、それで傷ついたのは、唯一人・・・『魔王』のみ。
 こんな残酷な踊らせ方はない
 こんな酷い裏切りはない・・・

 仇だと、憎み恨んでいた相手は・・・命の恩人で

 謝罪の言葉も、感謝の気持ちも・・・相手に伝えることが、もう出来ないのだ。

「こんなの・・・こんなのってないよっ」

 『魔王』の胸を槍で刺し貫いた鬼は・・・

 同じ痛みを返され少女に戻り・・・哭く。
 


   

~ Comment ~

NoTitle 

その2は蒲公英視点でしたか!
呉、そして蒲公英と影から遠い勢力、キャラから少しずつ近しい勢力、キャラ視点になっていくのが良いですね。
確かに蒲公英は勘違いしたままでしたし、後話で伏線回収というのはお見事です。

後は桃香達、魏の面々へと変わっていくのかな?
続きも楽しみにしております。

Re: ヒンメルさん 

コメントに感謝を。

蒲公英のその後のお話は、本編中ではなく、後日談的なもので書こうと、本編連載中に決めていたので、第二話での登場となりました。

2話目にして、今までのような流れのあるものではなく、連続性のない?スポット的な話が続いていく、というのが見えてしまいました。
我が身を切って罠を打つ、という一影の罠の貼り方通り、蒲公英が実は一影に言い含められて送り込まれたのではなく・・・心底怨んで離反したという事も。

本編でのお話と、後話でのお話は書いていても、疾走感や雰囲気がまるで違い・・・読んでいる方も、同じように感じてもらえたら嬉しい限りです。
そして、次は何処にカメラが向くのかも、想像して楽しんでいただけたらと、思っております。

NoTitle 

後話の更新ありがとうございます。(遅まきながらで申し訳ありません。)
本編と変わらず思いが綴られていくのに、今現在壁が立ちはだかっていた本編と違い「過去」を乗り越えて未来に進まなければならない後話。乗り越えるたびに寂寥感や喪失感が明確に浮き彫りにされても、死体を積み上げねばならなかった本編より「幸せ」なはずの各々をゆっくりと楽しみに待たせていただきます。
どうか作者様はご無理をなさらないようお願いいたします。

Re: STC7000さん 

コメントに感謝を。

必死に足掻いて、伸ばした指の先が届いた未来。そこはゴールではなくて、スタートラインで・・・
桃香が言っていたとおり、築く事も大変ですが、それを守っていく事も大変、と。

仰るとおり、死体を積み上げていた本編と、その死体の上に国を創り上げる後話。
力強い柱を二本も失ってしまった恋姫達は・・・
そんな感じで、楽しんでいただけたらと思っております。

NoTitle 

ちょ・・久々に除いてみたら更新されてて思わす声を洩らしました^^
なんかやり場の無い感情ってのは後始末に困るからやっかいですね;;
ここまでくるとそろそろ魔王の姿にだれかが気づくかな>?
これからまた毎日チェックさせてもらいます。

NoTitle 

どんなに、何か行ってやりたくても、もう話すことなんて出来ません」

「言って」では?

Re: patishinさん 

コメントに感謝を。

一気に追い詰められ、視界の狭まっていた蒲公英にとって
誰かを憎むということでしか、立っていられなかったという状態を
・・・『魔王』が見逃すはずもなく

その対象はやりきれない、と読んでいただけたら成功かなと。

『魔王』は~、という、繰り返し使う言い回し。
読んでいただけた方は、どれを思い出しましたか?とちょっと楽しんで書きました。

Re: 抹茶さん 

コメントに感謝を。

ご指摘箇所、訂正しました。
管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

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