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会話

グリシンの使用量規制が日本にはない。ある時、45歳の高血圧症の患者Aさんと治療しながらお話していてこんなことがあった。私;『とにかく、コンビニの食事は止めた方がいいですよ。食品添加物がはいってますから。』Aさん;『え~!わたしが食べてるのはおにぎりとコーヒーですよ。しかも缶コーヒーじゃなくてちゃんとドリップしているやつですから。健康を考えて、添加物の無いやつをえらんで食べてますからね!』 私;『いや、そのおにぎりにも食品添加物入ってますよ!コーヒーだって入っている可能性ありますよ。毎日コンビニ食を何年も朝ごはんとして食べるのは危険です。』 Aさん;『先生!!おにぎりはゴハンと海苔と梅しか入ってないやつですよ!!絶対に安全です!!』 ほとんどのコンビニおにぎりとコンビニ弁当に使われている添加物のグリシンという炊飯改良剤。 そもそも、古米を新米のように見せることのできるために作られた物だ。 ごはんのつやを出す効果、保存性を高める目的で添加されている。 そもそもこのグリシンは工業的に人工合成されたアミノ酸で、天然のものではない。 また写真のように『アミノ酸等』とかいてあるのはご存知のようにグルタミン酸ナトリウム、すなわち『〇の素』だ。 『〇の素』もサトウキビの搾りかすから工業的に人工発酵させて作り出された合成アミノ酸だ。 合成アミノ酸を大量に摂取する危険性に関し『L-トリプトファン事件』が知られている。以下、Wikipediaより抜粋する。 トリプトファン事件とは、米国において1988年末から1989年6月にかけて、昭和電工が製造した必須アミノ酸である「L-トリプトファン」を含む健康食品を摂取した人の血中に好酸球が異常に増加して筋肉痛や発疹を伴う症例、好酸球増加筋肉痛症候群(eosinophilia–myalgia syndrome - EMS)が大規模に発生した事件である。FDAのサイトによると、被害は1,500件以上、死者38名と記録されている。 当初、ドイツ企業によってトリプトファン製品に不純物が検出され、昭和電工に不純物の性質について問い合わせがなされた。 これに対して昭和電工はトリプトファンを産生する遺伝子組み換え大腸菌の遺伝子をさらに変更するという、製造工程の変更により不純物が発生しなくなる措置を執る事により、問題の解決を図った。 しかし、この対応によって新たな不純物が副産物として含まれる事となり、昭和電工はこの不純物の存在を認識しつつ、製品を出荷した。不純物を含む製品の出荷時期は、事件を発生させた製品ロットと一致していた。 このため疫学的因果関係が立証される事となった。 以上の経過は米国の訴訟において確認された経過である。訴訟件数は全体で2000件を超え、賠償請求額は2000億円に達したものとみられている(以上、引用終わり)。 日本でも同様の清涼飲料水が発売される予定であったが、米国での被害により、急遽発売を中止となった。 コンビニおにぎりや弁当のみならず、あらゆるものに添加されている人工グリシン。 以前投稿したように、このコンビニ弁当を電子レンジでマイクロ波という電磁波で過熱反応することによって、どんな化学物質が産生されるか分からない。 もっとも心配されるのが前述のように、人工合成されたアミノ酸の過剰摂取だ。 『食品添加物公定書』という公的専門書には、グリシンをモルモットに大量に与えると、筋緊張の消失と一過性の完全麻痺が起こったという報告がある。 また、大きな特徴として右回りの円運動を行うとも報告もある。 日本には食品添加物であるグリシンを使用量による規制がない。 つまり、いくら入れてもいいのだ。L-トリプトファン事件のように分かりやすい症状ならともかく、冒頭で述べたように毎日何年も摂取してどのような事態になるかの研究は無いし、そもそもできない。 発癌などがあっても、複数の食品添加物を摂取し、それをマイクロ波で化学反応させて長期間に人間に摂取させる実験などできないからだ。
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グリシンは、天然タンパク質の構成アミノ酸であり、調味料からよりも食品からの方が摂取量が多いです。 また、50%致死量は3.34g/kgです。 fsc.go.jp/iken-bosyu/pc7… これは重曹や食塩と大差ありません。 anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/14… jpec.gr.jp/detail=normal&… ffcr.or.jp/tenka/secure/j… ueno-food.co.jp/foodsafety/saf… 以上から、調味料としての使用に安全上の懸念はないとされています。 食品添加物等は毒性試験結果等の科学的根拠に基づいてADI(許容一日摂取量)やARfD(急性参照用量)を決定しています。 各国毎に個々の食品の消費量を考慮して、国民一人当たりの摂取量がADIおよびARfDの80%以内に留まるように、個々の食品毎の基準値を定めています。 fsc.go.jp/emerg/adi.pdf mhlw.go.jp/stf/seisakunit… mhlw.go.jp/file/06-Seisak… caa.go.jp/policies/polic… agrifact.jp/pesticide-resi…
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