ダウンタウン、好きだったんですよ。
中学生~就職するぐらいまで。80年代の後半から2000年すぎぐらいがピークで好きだった。
東京に住んでるんだけど、雑誌で「今大阪ではダウンタウンっていう面白いコンビがいる!」という記事を見かけて、大阪に住む従弟にお願いして4時ですよーだのビデオを送ってもらってクラスの友達と見たりしていた。関東地方だとなかなか見られなかったから渇望感もあって、東京で見られる番組が始まった時はすごい熱中して見てたなぁ。夢で逢えたらも深夜の1回目から見てたし、ガキの使いも第1回から、ごっつええ感じもパイロット版の時から楽しみで、レギュラー番組始まってもリアタイで見てた(彼氏とデート中でも今日はごっつリアタイするから帰る!といって家に帰ってた)。笑っていいともも録画して見てた。現実で追っかけしたりはしなかったが(面倒なので)、ガラの悪い言葉を使い攻撃性の高い悪いことをだらだらと話すガラの悪い二人組が新鮮だったし、実際とても面白かった。
面白かったんだけど、どうしてかいつの間にかあまり見なくなり、そして「あーあ」と思ってしまうようになった。なんでそんな風に自分が変化したのか、大昔の面白くて夢中だった時の記憶を掘り起こしてたのだが、そうすると、今回の事案にもつながるような「あー松ちゃんのこういうところ嫌いやー」って思うところがリアタイ当時から結構多かったなと思い出してきた。嫌いなところが結構あったのに、それでもダントツに面白かったんだけどね…。
松ちゃんはかなりの癇癪持ち。癇癪発動中のシーンが苦手だった。「ごっつええ感じ」という番組は日曜20時~毎週1時間のバラエティ番組で、コントと企画コーナーのほかにチーム対抗でゲームをやるコーナーがあった。そのゲームでうまくいかないと松ちゃんは簡単に不機嫌になり癇癪を起こす。持っている道具を投げたりとかする。なんで面白がりたくてTV見てるのに不機嫌な人を見続けなきゃならんのか…とチャンネルを変えることもあった。今思うと、短気の癇癪持ちは年を取っても治ってないどころか悪化してたんかなと思う。
彼らがまだ若手のころ、深夜で大喜利の番組(ダウンタウン汁、だったかな)をやっていた。もちろん松ちゃんは面白かったが、同時にそこそこの打率でドン滑りもしていた。大喜利のセンスは実は本人や周囲のイメージほどは高くないんじゃないかなと当時から思っていた。その番組だと突出してたのは板尾で、コンスタントに打率がいいのは今田、たまにすごい面白いのは東野。ほんこんさんは当時も今も変化なく面白くなかったがそれはまぁ今回の件とは関係ない。
この「松本的ファイトスタイルの大喜利」は今のお笑いの礎になってることは確か。でも一方で、みんなが大喜利楽しむようになって、松ちゃんより大喜利上手い芸人たくさんいるね…とも思う。いい時代になった。
松ちゃんは、ドン滑りしたあと照れてかわいくなってる時もあるが、えーなんでぇ!とデカい声で不満を言ったりジャッジをしていたハマタに悪態付いたりしたり、回答席に並ぶ後輩たちに嫌味を言ったりと滑ったあとのおムズガリがすごかった。この癇癪が発動していると、何でこんなの見てるんだとお笑いの世界から正気に戻り私はTVを消して寝ちゃう。
大ベストセラーのエッセイも読んだ。それなりに面白かったのだがそれよりも賢さがあまり感じられない文体で、分かってはいたが正直少し引いた。たけしの週刊誌連載はたけしが喋ってるだけでライターが書き起こししてるが松本は自分で全部書いている、というのが喧伝されていたが、喋り起こしの方が口語体の雰囲気が残って逆に賢くなさが目立たなかったんじゃないか。当時は大学生で中学生相手の塾講師をやっていたのだが、中学生の作文みたいな感じだな…と思った。内容や主張は、まぁTVで日々見聞きしてることとそこまで差がなかった。
知的ではない、ということで言えば、ダウンタウンはタモリとの相性が良くなかった。笑っていいともが楽しくなかった、というのは後に本人も言っていたが「タモリを中心に和気あいあいと出演者がしゃべっている」のが嫌だったという趣旨のことを言っていて、改めて、まぁそうだろうなぁ…としみじみする。
松本人志と高須光聖の放送室というラジオ番組が始まって、しばらく聞いていた。思えばこのラジオ番組が、私にとっては好きなタレントではなくなっていく過程の番組だったんじゃと思う。ラジオ番組の中で悪い遊びをした話などが語られていて、こちらは社会人になっていたので、芸人とは言えうーん何か、と思うようになっていたのもある。「悪い遊び」は要するに今般話題になっているような遊びだったんだろう、高須氏はどちらかというとその遊びには混じってはいない様子で、「悪い遊びの話を適度にマイルドにして話させる」役割。そして内容がやばすぎそう…となると「ええなー自分、でもほどほどにしときーや」とか言っていたので、一部のブコメで「女衒の放送作家って高須ジャネーノ?」というのは、知らんけどたぶん違うと思うで?と言っておきます。
高須氏に諫められた後の松ちゃんは聞く耳持たず、俺が一番正しい!と叫んだりする。例えば社会問題(アメリカが嫌いだという話とか、女性差別度の強い話など)テーマの時も、あまり行き過ぎないように窘めるニュアンスの合の手を入れる高須っちゃんに松ちゃんがだんだんイライラしてキレる、というのも、年に両手の数では足りないぐらいはあったと思う。やっぱりイラチよね…「間違ってようが、どうあっても俺が正しい!」という感じだった。知性がね、ないんだよな…
音楽番組「HEY!HEY!HEY!」を見ていて、本当に音楽興味ないんだなぁこの人、と思っていた。長渕剛は好きらしいので、音楽に興味がないというよりも自分と異なるものには興味がないのかもしれない。
そもそもあの番組は歌番組のはずなのに歌の尺が短い(ダウンタウンとのトークが皆さんのお楽しみでしょう?という)異色の番組だったのだが、トークの中でアーティストが創作の苦労っぽいことを話し出すと、松ちゃんのトークのギアが1段さがって熱くなっていくことがよく有った。俺たち生み出すもの同士の苦しみありますよね!と。まぁそうかもしれんけど、トーク番組なのだしゲストの話もっと聞いてよ…乗っかるならお互いの生みの苦しみを面白おかしく喋るのが仕事じゃん…と思うのだが、松ちゃんはただ共感するだけのことが多くて、なんていうか「特権性」をアピールしたいんだろうなと理解した。当時はダウンタウンの人気が権威化しつつある時期だったのでアーティストの方が「松ちゃんと僕たち同じ生みの苦しみ抱えてますよね!」とヨイショ成分も混じえつつ盛り上がっていたから、まぁいいんだろうけど。
そしてこれも「俺は特別なのだから特別扱いされるべき」という、おそらく彼が今でも思っているだろうことを補強していってしまっていただろうなとも、まぁ後付けだけど、考えたりする。
ごっつええ感じがTV局との複数のもめごとで終わり、コントのDVDを作った(面白かったよ)が一部の好事家にしか受けず、カルト的な人気があった深夜番組(一人ごっつシリーズ)をやっていたが、長く続けられる番組ではなく(発想力だけで何でも何とか出来るほどの天才ではなく。まぁそれができたら人間ではないと思うし)、ある時期から映画を作る方向に向かっていった。
あまり評判が良いとは言えない「大日本人」を作る前から雑誌で映画評の連載をしていた。これが、知識不足による滑り気味のツッコミと的外れな評論も多くあまり面白くなくて、会社においてあったその雑誌をたまに見るたびに、これ映画作るとしたらやばいんじゃないかな…と思っていた。映画は総合芸術です、という言葉の真偽は分からないけど、少なくとも2時間近くのストーリーを作って落ちまで持って行く、というのは、彼には向いてない仕事だったんだろう。映画進出については、まぁ色々思惑(吉本が映画祭やりたいからとかね)もあろうが、たけしを意識したのかなぁ…どうだろう、でもたけしにある知性とリリシズムが、松ちゃんにはないんだよな。
そういえば、当時、たけしと松ちゃんの対談を何度かしていて、聞き出したい松本&はぐらかし哲学するたけしの噛み合わない対談が 面白かった。たけしは年を取るとお笑いは続けられない、反射神経が衰えると言い、それに松ちゃんは食いついてた。じゃあ筋肉付けていこう、ということだったのかな、知らんけど。
頭悪くても金が無くても面白くできるのがお笑いであって、もっと言えばそれこそがダウンタウンが生み出して作り上げていったお笑いだった。とにかく面白かったし、今だって当意即妙なコメントとかやっぱり抜群に面白いと思う。
それまでの芸人の世界では、知性の代わりに師匠について修行するという手段があったわけだが、師匠がいない吉本芸人の第一号でもあった彼らが見せてくれた発想の笑いはとても新鮮で切れ味が鋭くかっこよかった。
でも物理的に年を取り、そして社会も思ったより速いスピードで変化している時に、知性も修行による積み重ねもなく、他人と対峙し自分と向き合い笑いを作り続けていくのは、やっぱり簡単じゃなかったんだな。
発想って心身の老化とともに多くの場合は衰えるし、ウィークリーで進むメディア、デイリーで流れていくウェブの世界で「王様」でい続けるのは難しい。「松本、動きます」の宮迫騒動の時にもばれてしまったがSNSの使い方も絶望的にダメだし。
若いうちはアナーキーさとして好意的にみる人もいた(それが理由で嫌いな人もいた)、気に入らないものすべてに噛みついていくスタイルは、今のように「お笑いの権威」のようになってしまったら、単なる癇癪持ちのハラスメントでしかない…。権威を捨てるかハラスメントを捨てるかしないと、社会面ニュースに頭の悪さを露呈するコメント垂れ流す仕事ぐらいしかできなくなっちゃうじゃん。
爆笑太田じゃないが「椅子からコケる王様」をいつか演じることができればいいけど、まぁあんまり期待はできないかなぁ今のところは。
松本人志がお笑いの世界からいなくなったらどうなる、という声もあるみたいだけど、まぁ全然ダイジョブじゃないかなぁと思う。島田紳助はレギュラー何本も人気番組抱えてて引退したけど、お笑いもバラエティ番組もマストゴーオンだ。M-1の審査員も紳助引退からの復活で積極的に若返りを図っていて、むしろ松ちゃんいなくても大丈夫な筆頭だと思う。今の若手は(口ではもちろん最大限の敬意は言うだろうが)「松本人志に評価される」ことの重さもかなり軽くなってると思うし。
松本のことはよく知らずTVでよく人の頭を叩いている人という認識しかなかった。 政治関連に関する発言がただのチンピラの発想でとても嫌いな芸能人になった。 すくなくとも自分は敵...
松本のことはよく知らずTVでよく人の頭を叩いている人という認識しかなかった それはハマタやで
いちいち文章の最後に自分の感じ方を正当化する文言を付け加えないで 意見を書いてみたら?
裸の王様のお仕舞いを見られて良かったじゃない
60歳で引退したかったんだろうね 事務所やらステークホルダーやらの関係で普通に引退することはできないからスキャンダルというプランを描くしかなかった 島田紳助さんとおなじ
>ほんこんさんは当時も今も変化なく面白くなかったがそれはまぁ今回の件とは関係ない。 たむらけんじさんもだけどさ、今回流れ弾があちこちに酷くない?!
面白かったから浜田評も書いてほしい
関西人以外が『4時ですよーだ』について語るのは文化の盗用 謝罪を要求する
摩訶不思議 ダウンタウンの・・・(テンテンテン)
そこは『ダウンタウンの素』やろ
M-1の審査員も紳助引退からの復活で積極的に若返りを図っていて、むしろ松ちゃんいなくても大丈夫な筆頭だと思う。今の若手は(口ではもちろん最大限の敬意は言うだろうが)「松本...
「4時ですよーだ」の頃は本当に面白かった
その前後かな 花月の漫才が抜群に面白かった また舞台で漫才して欲しいな
阪神巨人の方向に落ち着けたら、また違った芸が見れたんだろうな
( ^ω^ ) 「…だうんたうん、ェぐりだそーおー♪」 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/DOWN_TOWN
60歳で引退したかったんだろうね 事務所やらステークホルダーやらの関係で普通に引退することはできないからスキャンダルというプランを描くしかなかった 島田紳助さんとおなじ も...
松本「やれ」 文春「はい」
スキャンダルで終わらすと、引退後のファンの熱心なおっかけも減ってくれるし、 事務所も〇春さんも儲かるしで全員ウィンウィンなんだよなあ
とりあえず一番ダサいのは 「俺は最初からダウンタウンがつまらないと思ってた」 というのを後出しで言ってる奴。
ブクマの矛盾を後出しジャンケンで批判しているやつにも言ってあげな
前々から思ってる奴らがわんさかいそうなのに対してこういうこと言っちゃうのが世間知らずの松本ズなんだよなぁ こういうのにおまえも同じくらい売れてみろ!とマウント取るくせに...
これ of これ その種のクッソダサい奴がお笑い語るの共感性羞恥エグい
それ「お笑い」語ってるわけじゃなくね? 面白いと感じなかったことを言ったら界隈を批評してる事になるのか?
めっちゃ語っとるがな 「頭悪くても金が無くても面白くできるのがお笑いであって、もっと言えばそれこそがダウンタウンが生み出して作り上げていったお笑いだった」
お笑いなんか人によって趣味が違うものなんだから 最初から全然おもしろくない人は居るだろ。
わかる俺も好きだったんだダウンタウン。つまらなくなったのって彼らが偉くなってしまったことと関係ある気がする。若い頃のダウンタウンはそれまでに無い、新しい笑いにチャレン...
溺れた犬をこぞって叩くようなキショい奴らがお笑い語るの薄ら寒いわ 事件に関係あることならまだしも芸風は無関係だし ダウンタウンはイジメ芸だとかいうけど、増田達みたいに笑...
坊主にしたあたりから「あれ?面白くないな」と思うことが増えたのは確か 髪があった頃の面白さはマジで超人的だった
「お笑い大好き」で時間も労力も金も使ってるんだけど何もわかってない人ってのがいる。 すっごい真面目でね。ヤフージオシティーズで毎回オンバトの感想書いてるみたいな。 でも本...
「擁護のフリして自分と考えの違う気に食わないヤツを叩きたいだけ」増田だ😔
松本人志とかダウンタウンについて良くも悪くも熱く語る人がいっぱいいるが、完全にストライクな世代のはずなのに何一つピンとこなくてよくわかんねーなと思ってた。 この増田を読...
同世代かなあ 就職すると帰り遅くなってテレビ見なくならん?
いや増田よりはちょっと下の世代だな。 元々芸能人とかあんまり興味なかったけど、テレビは大学入ってからほぼ見なくなった。
そう言えば大学の頃も見てないや その頃はゲームばかりやってたな 実家にいると誰かしらテレビつけてるから受動的に見る感じで それがなくなるともうテレビつけるきっかけがなくな...
録画装置がない時代じゃあるまいし まあ見る気がなくなったらそんなもんだろう
職場で話題にならないから関心が薄れていくのもあったね みんな残業だったから
体系だって勉強しなければサブカルチャーへの興味が薄いとかは権威主義的で好きじゃないな ゲームでも映画でも昔の特撮アニメでも、自分の好きなサブカルチャーは貪欲に楽しんでた...
おそロシア
サブカルに興味がないって、松本のゲーム好きは有名では? モグリ?
そんなに好きだった割に随分うるせえなと思ってしまった。 松本が死に体になったと見るや否や嬉々として批判を始めてる奴ら、 本当に卑劣で醜悪だと思うし、 権力を頼みに性要求し...
多分十歳くらい下だがわかりすぎる。 完全に信者だったけどドラマ出て映画作って結婚したあたりでうんざりして嫌いになって、同世代の松本病と公言している野田クリスタルがm1で優...
「猿くん」呼ばわりされた織田裕二とか「なんであいついっつも怒ってるねん」揶揄された福山雅治とかもなんか言い出したりして。
オドレらのは漫才やのうてチンピラの立ち話じゃコラ
そう言われていた時期もありました
👀「メガネ、メガネ…」
ケツ叩かれない松ちゃんは見る気しねえよ
あのころのガキの使いが大好きだった人間的には 癇癪持ちだった テレビで見せるキャラクタを真面目に受け取りすぎだと思う。 ゲームで癇癪起こしたことが0とは言わないけど、それ...
お笑いにも文体にも興味ないが、お笑いで評価して文体で下げてるところで笑ったわ。 どちらも単なるコミュニケーションの糖衣構文だろうに。笑 お笑いは主張の中身を誤魔化して相手...
ガキ使とか正直知能指数低い人が観る番組だから淘汰されて然るべき
「偏差値45向けのテレビ」を象徴したお笑いだよね そういうの好きな連中ってインテリジェンスを敵視してそう