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この作品「巨乳のある世界」は「TSF」「異世界転移」等のタグがつけられた作品です。
巨乳のある世界/XJ(改)投棄場のようなものの小説

巨乳のある世界

49,241文字1時間38分

ある日突然異世界転移したと思ったらそこは現代によく似たパラレルワールドだった。その最大の特徴は皆巨乳だということ、男も女も。そんな世界にごく普通の男が行ってしまった結果「発育不良!? たいへんだー」ってことで巨乳にされてTSしてしまった話。
これも過去消失作の再アップ品です。

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平行世界――パラレルワールドというものが存在するかもという話は僕だって知っていた。
世界は今自分たちが知っているこの世界だけではなくて、同じような、それでいて少しずつ違う世界が存在しているということを。
最近ではフィクションとかなろうでそういうネタ多いしね。

でもそんなものは所詮物語の中の話でしかないと考えていた。
実際に、自分がそのパラレルワールドに迷い込むことになるまでは。

道に開いていた謎の穴、そこに僕は誤って落ちてしまった。それがきっかけ。
完全に前方不注意である。歩きスマホしていたわけじゃなかったけど、ちょっとぼーっとしていただけなのだが。
とにかく気がついたとき僕はこの世界に迷い込んでいたのだった。

何故異世界と分かったかって? その世界は僕が生活していた世界とはかけ離れた、実に不可解な世界だったから。
といっても西洋ファンタジーな街並みというわけでもなく、モンスターやドラゴンがいて、というわけでもない。
街並みは現代と何の変りもなく、普通にスマホ使っている人だっていましたし。

ならばどうして異世界と思ったのか。なぜなら道行く人みんな巨乳なのだから。それも男女区別なく。
その世界のことを一言で表現するとしたら……巨乳の世界?

最初女性だけの世界かと思ったんだけど、そうではなくこの世界では男性も全員女性みたいな顔と体系と巨乳を持っているらしい。
いや本当に驚いた。そんな馬鹿なと思ったよ。
そんな世界にごくごく普通の男子である僕が迷い込んだとなったら……まあ、この世界の方々は不可思議な視線を僕に送ることになるのです。




この世界に迷い込んで一週間。僕、キョウスケはとある施設にいた。
知らない、天井だ……白い建物、多くの部屋が存在し、多くのベッドが用意され、そこに大勢の人が横になっている。
その職員の多くは白い服で統一されて時折部屋を見て回ってはそこに寝ている人を観察するのだった。
いや、とどのつまり病院ですよ、ここは。

この世界に迷い込んだ僕はこの世界の警察の方々に保護され、病院送り。
わけもわからず呆然としていた僕に保護した警察のお方はあれやこれやと事情聴取、そんななかで「ここは異世界!?」と気がついた僕がパニックになった、というかやっほーいしたのも理由の一つだろう。
その一方で、僕の体系も病院送りになった理由のひとつらしい。

この世界の人々は男女変わりなく巨乳の持ち主。その中でごくごく普通の男子の胸板を持った僕を見たらこの世界の人たちはどう思うか?
何かの病気で胸がない、そう思ったかも。実際、この世界の警官は僕を見てすごく哀れな目線を送ってきた。
そうか、僕って哀れな少年だったんだ……ってちっとも思ってませんが!?

とにかく、そんな理由で僕はこの病院で一週間の間、その治療(?)に当たることとなったのだった。

「うん、無事に成長しているみたいだね、キョウスケ君」
「は、はい、おかげさまで……」

心のケアも必要とこの病院の人たちは判断したらしく、トシミチさんという看護士の人が僕のことを付きっ切りで看護することとなった。
今僕はそのトシミチさんと共に裸の付き合い……要するにお風呂に入ってます。


巨乳しかいない世界に異世界転移してしまった話


お互いに一糸まとわぬ姿、生まれたままの姿、とにかくお風呂なんだから二人とも裸なのです。
僕の体は今、医者とトシミチさんの徹底的な看病と治療のおかげ(?)で着々と元々の体から変化しております。
具体的には、体もほっそりとして、顔もカドが取れた感じで、女の子っぽくなっていっております。

ついでに、胸も膨らんできました。BかCぐらいにはなっただろうか。
話によるとこれからさらに巨乳へと加速していく模様です。なんということでしょう。

ついでに大変なことに、僕のムスコは現在行方不明です。
ええ、困ったことに消失してしまったのですよ。今は存在していた場所に割れ目ができています。つまり女の子になっちゃったわけでして。

実はこの胸の育成のために僕は医療カプセルに放り込まれていた。
この世界でも稀に巨乳でない人……成長不良とか何とかで貧乳の人がいるらしい。
そうした人のために適正に(?)成長を促進させるための治療器具があるのだと。それが僕が放り込まれた医療カプセルの事。

そこに一定時間、液体の中で浸されるのを何日か繰り返すことで巨乳の仲間になるのだという。
ちなみにそのカプセルに入っている間はぐっすりお休みというわけだけど。
僕も寝て起きたらふっくらおっぱいができているのですよ。ビックリですねぇ。

ただ、僕の場合そこで問題が起きた。
僕もそのカプセルに入ってしばらくしてぐっすりお休みとなったわけだが、治療スタッフが気がついたら僕のムスコが小さくなっていて、しばらくして女の子のアレになってしまったというのだ。なにそれぇ。

普通そんなことは起こらないのだと。普通に胸が少しずつ成長するだけのはずなのだそうだが。
当然治療スタッフは色々調べたけど、結局原因がわからず元に戻らずじまい。

僕もびっくりですよ、寝て起きたら胸が膨らんでいるだけでなく下も女の子になっているのですからねぇ。
医療ミスですか、これ? いや、それとも僕がこの世界の人間じゃなかったからそういう結果が出たのだろうか。

こんなことになるなら別に胸育てなくてもいいです、と言えばよかった。「巨乳? 男でも? それ面白そう」なんて思って治療受けなきゃよかった。
もうこうなってはどうしようもない。

どのみち異世界に来てしまい元の世界に戻る方法わからない時点で積んでいるのだ。
もう素直にあきらめるしかない。さらばムスコよ、童貞捨てる前に失ってしまうのは実に悲しいけど。
それにしても……

「ん? どうした?」
「いえ、別に……」

ちら、と隣を見る。そこにいるのは僕のことを付きっ切りで看病してくれているトシミチさん……の裸。
その下には今の僕と違って、しっかり男の人のアレがぶら下がっておりまして。

ええ、トシミチさんってぱっと見ではモデル並みのスタイルの良さで、巨乳で、すっごく美人ですが、男性なんですよねぇ。
見た目は美女ですので、こうして裸で一緒にお風呂に入っているとどうしてもドキドキしてしまうのです。だが男だ。
すごく不自然に見えます。この世界不思議ですねぇ本当に。


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