CULTURE社風を知る

中堅社員座談会

いつまでもチャレンジングな存在でいたい

大陽日酸システムソリューション(以降、TNSS)は、2023年6月12日、創立50周年を迎えました。本日は、創立50周年を記念し、第一線で活躍し、いずれはTNSSという大きな船の舵取りを任される中堅社員5名に集まってもらいました。社員各々は、TNSSの未来像に、自分の夢をどのように重ね合わせているのでしょうか。仕事への想い、会社の将来について熱く語っていただきました。(本内容は、2023年7月取材当時のものです)

  • 須永史朗

    1999年4月入社(新卒)
    ソリューション本部 副本部長
    本座談会の司会進行役を務めます

  • T.I.

    2011年4月入社 (新卒)
    ソリューション本部 特定業務システム部
    エンジニアリング課

  • M.K.

    2011年1月入社(派遣社員からの登用)
    株式会社ITマネジメントパートナーズ
    大陽日酸グループ事業部
    基盤運用サービス部 ITサービス課

  • T.S.

    2012年4月入社(新卒)
    株式会社ITマネジメントパートナーズ
    大陽日酸グループ事業部
    アプリケーション運用サービス部
    運用サービス1課

  • A.N.

    2012年4月入社(新卒)
    ソリューション本部
    グループ基幹システム部 容器システム課

仕事のやりがい

須永本日は、入社後10数年を経た中堅社員の皆さんに、創立50周年を迎え、改めて仕事への想いや、次の時代へ向けての抱負などを、ざっくばらんにお伺いできればと思います。
では先ず初めに、現在携わっている仕事内容から、印象に残った出来事、嬉しかったことや、やりがいを感じたことについてご披露ください。

T.S.私は、親会社である大陽日酸の基幹システムの運用・保守を担当しています。最近はシステムの仕様に関する問い合わせに対応することが多いのですが、数年に一度のバージョンアップのときは、要件定義からプログラム開発まで一気通貫で行っていました。印象に残る仕事は多くて、一つだけをあげるのは難しいのですが、全体を通して喜びを感じるのは、お客さまが何を求めているのか、何を実現したいのかを、お客さまの立場に立ってその意味や背景まで汲み取りプログラミングした結果、システムがご要望通りに動いたときです。お客さまが喜ばれる瞬間を目の前で見られるので、とてもやりがいを感じます。

T.I.私は現在、計量システムの保守に携わっていますが、最近異動できたばかりなので、目下勉強中です(笑)。
達成感を感じた仕事は、前の部署で行ったグループ全社で扱っている文書やファイルデータをクラウドサービスに移行するタスクです。移行作業をマンパワーに頼ると相当な時間を要するので、自動化するためにバッチファイルをつくって移行したのですが、そのバッチを自分一人で作りました。しかも実質3日間くらいで。
バッチファイルによる移行は何かとトラブルが起こりがちなのですが、ゼロとは言えないまでも、ほぼトラブルなしで移行できたことに達成感を味わいました。
そのときまで、開発業務は経験なかったのですが、実は趣味でバッチを作っていて、それを応用・転用して完成させた次第です。趣味で作ったほうは 1、2 カ月ほどかかりましたけど(笑)。

A.N.すごいね。趣味が仕事に活かされたんだ。私は、産業ガスを入れる容器(シリンダー)管理システムの導入から運用・保守業務にまで携わっています。新入社員時の配属がこの部署で、その後、他の部署も経験して、また古巣に戻ってきたというところです。具体的な仕事内容は、お客さまが現場で使用されているハンディターミナルという携帯機器の組み込み系のプログラム開発です。
やりがいは、どこそこの仕事と特定できないのですが、意識しているのはハンディターミナルを使用する方が高齢だったり、日常的にパソコンに触れることのない人が多いので、そういった人たちが操作しやすくなるように開発しています。
その結果、現場から「使いやすくなったね」といった声が届くときにやりがいを感じます。

M.K.私は、大陽日酸グループ各社に展開しているパソコンや、IT利用環境サービスの提供が主な仕事です。印象的な仕事は2021年に行ったパソコン3,000台の一斉入替ですね。しかも並行して新しいシステムを導入する仕様変更もあり、それを同時に3カ月で完遂させるというミッションでした。
課としても未知の領域の仕事で、果たしてできるのかと実はとても不安だったのですが、綿密なスケジュール表、手順書をつくって混乱もなくやり遂げられたことが自信につながりました。それと、未経験の業務や課題を、チームで試行錯誤しながら解決していったところにやりがいを感じました。

仕事の失敗談

失敗は誰にでもある。要は、そこから何を学び、どのように活かすかが重要

須永そんな皆さんにも「やってしまった!」という苦い失敗の経験があるのではないでしょうか。同時に、その時のリカバリー方法と、失敗によって得た教訓・学びとはどのようなものかを教えてください。

M.K.これは皆さんが話しやすいように、最初は私から行きましょう(笑)。
新たに契約を結んだお客さまに200個のIDを発行する仕事で、その発行には2ステップの手順を踏まないといけないのですが、1ステップ行った後、2ステップ目が抜けてしまったんです。1カ月後にお客さまから「IDが消滅している」と連絡が来て初めて気づくという大失態が発覚し、ゼロからやり直し。単純に慣れからくる気の緩みが原因でした。学んだというか肝に銘じたのは、どんなに慣れている仕事でも、丁寧に見直しながら一つひとつステップを踏んでいくことですね。

T.S.私はまだ新入社員時代のことです。お客さまが使っている専門用語を、間違った理解のまま要件定義の説明文に使ってしまい、意図していたものとかなり違うものができてしまったんです。まだテスト段階でしたが、上流までさかのぼってやり直さなくてはならなくて、関わった皆さまには大変な労力と時間を使わせてしまいました。
IT業界や産業ガス関連業界は、新しい言葉や専門用語が多いので、それ以降とにかく分からなければ聞くなり調べるなりして、自分の中でしっかり理解し、納得してから使うようにしています。

A.N.失敗は数えられないくらいしてきましたが、とくに覚えているのは、容器課で構築した容器管理システムを、これまで容器の管理だけに使っていたものを販売業務にも使えるようにと、周辺システムを統合してすべて一つのマスターに登録するだけで完結する専用システムを構築したときのことです。テストではちゃんと稼働していたのに、実際は連携がうまくいかず、入力値と集計データが違う現象が起きてしまいました。
原因は、これまで現場では、ある数値の入力を省略することがあり、それで問題はなかったため、新しいシステムになっても現場では省略していたんです。自分はそのことを知らず、すべてが入力されると思い込んで、それを前提にシステムを構築していますから抜けがあれば正しい数値は出てきません。
教訓は、現場をもっと知る、現場の使う人の立場になって考える、でした。

T.I.自分の場合、いまも稼働中のシステムで部分的に改修や改善を進めているものなので、あまり詳しくは言えないのですが、正直言って問題が多いシステムになってしまい、忸怩(じくじ)たる思いがあります。そうなったのは自分に遠慮があり、そのうえ勇気がなかったことが原因ですね。実際には実装部分をパートナー企業に委託していたのですが、言うべきことを言わなかった、注意すべきことをしなかった、質問すべきところをしなかった、ということをしてしまいました。以後、肝に銘じているのは、「こんなことも知らないの?」と思われても、分からないことは聞く、疑問に思ったら納得するまで話し合うこと。仕事上では、空気を読まない(笑)です。

中堅社員が感じるTNSSの強み

ユーザー系IT企業ならではの風通しの良い、温かみのある、明るい社風

須永皆さんは、色々な経験を積まれてきたからこそ、現在の成長があるのですね。では次の質問ですが、TNSSの強みは、どんなところにあると思いますか?

A.N.ユーザー系IT企業の強みとも言えますが、お客さまの業務内容を熟知している点です。深く理解しているからこそ、お客さまから上がってくる要望のキーポイントを正確に捉え理解し、改善点をこちらから提案できる。レスポンスも早く、スピード感をもってお客さまの要望をかなえることができます。

T.S.私も同じ視点からで、お客さまが大陽日酸グループに固定している点が強みになっていると思います。お客さまが同じ社屋にいるので、常日頃、顔を合わせコミュニケーションが取りやすい環境にあります。こういった日々の積み重ねで、信頼関係を築いていくことができています。

T.I.私はIT企業として必要な3つの側面をすべて持っていることが強みだと思います。
1つ目はソフトウェア開発ができること、2つ目は全社で使うパソコンやクラウドサービス、ネットワーク、セキュリティといった要素を一括して面倒をみられること、 3つ目は開発・提供しているサービスに対してのさまざまな問い合わせに、やはり一括して対応できることです。この3つすべてをもっていることで、グループ各社のいまやっていること、これから実現したいことをハブとして集約できることが、他社にはない強みになっていると思います。

M.K.私もお客さまとの距離が近いことが、とても強みになっていると感じます。産業ガスという特有のビジネスモデルの中で、グループ各社の特徴や課題に対して丁寧に耳を傾け、そのニーズに合った対応やサービスの提供ができているということです。
加えて、まったく違う視点からですが、社員が規律正しいことも強みになっているのではと思います。IT 業界は残業も多く家に帰れないというイメージがありますが、当社の皆さんはちゃんと帰るし(笑)、遅刻もない。身だしなみもビシッとして、清潔感がありますよね。そんなところが仕事にも表れてくるし、お客さまの評価にもつながります。

T.S.それ、分かります。
私は就活しているとき、IT業界に対してブラック企業であるというイメージをちょっと抱いていましたが、2011年3月、ちょうど当社の会社説明会に参加していたとき、東日本大震災に遭遇して帰宅難民になってしまったんです。そのとき、採用プロジェクトの方々が本当によく世話をしてくださって、人の温かみを感じました。
社員に対して優しい会社、社員間のコミュニケーションが良い会社、それは働きやすい会社となり社員の高いモチベーションという、一つの強みになっていると思います。

A.N.私もそこのところ同感です。社内に笑い声や雑談の声が絶えないですよね。馴れ合いということではなく、明るい雰囲気というか風通しのいいコミュニケーションが強みだと思う。
サービスを提供する側に余裕がないと、お客さまは気軽に問い合わせできなかったり、要望を言えなかったりするのではないかな。明るい社風は強みを通り越して「宝」ですよね。

中堅社員が考えるTNSSの課題

いかにして属人化を防ぎ、ナレッジ化を推進するか

須永「明るい社風が宝」── そう感じてくれると嬉しいですね。では反面、取り組んでいかなくてはならない課題点はどうでしょうか?

T.I.いま感じているのは、稼働中のシステムの中には過去に作ったものがそのまま使われているものがあり、負の遺産になっていることです。私のような新任者が直面する課題がまさしくそれで、古いシステムのメンテナンスや改善をしようにもドキュメントがなく、一部の人だけが分かっているという属人化の問題です。

T.S.私も仕事の属人化は解決していかなくてはならない課題だと感じます。
お客さまが大勢いるなかでシステムも膨大なものになって、各システムの担当者も細分化されて、一つのシステムに対して数名ずつが担当しています。欠員が出て分かる人がいなくなったり、イレギュラーな対応があると、通常業務に支障をきたし、ともすると遅延が生じたりします。
解決策としては、一人ひとりのスキルの底上げも大切ですが、日頃から作業内容を周知し共有して、イレギュラーな定型化されていない対応にも、その都度、資料や手順書を残してナレッジ化して、それを蓄積していくのが良いと思います。そうすれば、メンバーが変わってもサービスの低下は防げると思います。

A.N.会社にとっては良いことなんだろうけど、全体の仕事量が多くなって、一人当たりの作業量が増えていることは課題だと感じます。システムの入替で、毎週どこかに行って導入・データ移行作業を行っているのに加え、新しいシステムの統合対応、さらにインボイス制度の導入にかかる改修作業と、今はとにかく業務が立て込んでいる。
単に人員を増やせば良いということでもないから、幅広い作業対応ができる教育だったり、属人化を防ぐナレッジ化は必要です。

M.K.過去に学び、継承していくべきこととして、属人化させないという意味でも、手順書、引き継ぎ書といったものを常に最新化することが大切です。日々の業務に追われて、なかなか更新できないのも悩みですが、一気にやるのは難しいですから、少しずつでも時間を惜しまずやっていきたいですね。

中堅社員が思うTNSSの未来像

大陽日酸グループのハブとして、社会の変化にスピーディーに適応する存在でありたい

須永最後に、近い将来のご自身の在り方と、TNSSにこうあって欲しいと思い描く姿を教えてください。

M.K.創立50周年祝賀会のときに、梶田社長がおっしゃっていたのですが、「社会の変化に順応し、スピーディーに適応していく会社」で在りたいです。
例えば、いま手順書って100以上あるのでしょうか、数えたことないですけど・・・(笑)。私はその手順書の重要性を承知しているので、ちょっとした文言とか運用が変わるたびに、少しずつ手を加え最新化しています。そうしておけば、履歴を探す時間も短縮できるし、結果的にサービスの提供もスピーディーにできます。
これは、私が初めて携帯電話の業務に就いたとき、前任者が事細かくわかりやすい手順書を作ってくれていて、その人から直接引き継ぎを受けたわけでもないのに、その手順書を1から追っかけていくことで、簡単に業務ができたという経験があるからです。私もそう在りたいと思っています。

A.N.親会社の大陽日酸は、産業ガスを生産しているといった点では50年後も変化はないと思います。しかし、システム面ではいまと比べて相当制約が増えていくでしょう。
例えば、セキュリティ面は、益々厳しくなっていくと思います。ウイルスは巧妙になっていて、グループ1 社が感染すると全体に影響を及ぼすので、そのリスクに備えていく必要があります。また、システム開発面では、いずれ開発をAIが担うことが想定されます。そうすると開発できるということが、強みにならなくなってしまう。では、どうしたら良いのか。答は、いかにお客さまのニーズに沿った設計ができるかという上流工程が、いま以上に重要になると思います。当然ながら、その部分のスキルアップが求められます。

T.S.そうですね。定型的な作業は、既にRPA(アールピーエー/Robotic Process Automation)のようなロボットに任せようという傾向があります。そうなると私たちの存在意義が薄れていくという危惧を感じます。よって、私たちには上流工程に対するスキルが求められていくのでしょうね。定型作業は外部委託し、空いた時間はお客さまと密なコミュニケーションをとって、寄り添ったシステム開発や改善活動の提案ができる存在になっていなくてはならないと思います。
私自身としては、入社してから10年同じ仕事を担当してきて、それに誇りをもって携わっていますが、一方で他のシステムを触ってみたいという希望もあります。属人化がなくなり、各自が色々なシステムや職種を経験することで、自分に合った業務を見つけられる──そんな環境になったらいいなと思います。

T.I.IT業界における全体の傾向として、プロとアマの境界線が低くなっていると言えます。例えばYouTubeは、多くの人にとって観るものですが、一部の人は自分で動画を作って配信するものです。つまり、作って配信する人と、閲覧する人の二極化が進んでいる訳です。X(旧Twitter)も、災害情報やマーケティングなどに積極的に活用されていますよね。大陽日酸グループも、全体がアクティブなユーザーになっていくべきではと思います。
幸い当社は開発もしている、 PCもネットワークも提供している、セキュリティも保守も行っている。つまり、ハブとなる資産を持っているという強みがあります。この資産を有効活用し、グループのあれをやりたいこれを実現したいを、当社が中核となりうまく組み合わせ実現に導くことで、大陽日酸グループをよりアクティブなユーザーにすることが可能になると考えます。
10年後、20年後、当社がやりたいこと、楽しんで取り組んでいることが、グループ全体を良い方向に導き、社会に対してさまざまなことを発信していく存在になっていることが理想です。いつもチャレンジングな存在で在りたいですね。

T.S.本日はどうも有り難うございました。皆さんのホンネトークを聞くことができ、私自身、これからについて考えるヒントをもらった思いがします。創業50周年の節目を通過し、次の50年に向け、これからも社員の皆さんと一丸となり力を合わせ、常にチャレンジしていきましょう。
また日を改めてお集まりいただき、ぜひ皆さんの問題意識について話を聞かせてください。
今度は、目黒の居酒屋で一杯やりながらはどうでしょうか(笑)。

一同賛成で〜す(笑)。

対談を終えて

テレワークの機会が増えたことにより、なかなか集まることのない中堅社員が一同に会し、これを機会にとばかりに率直に自身や会社について胸の内を語ってくれました。組織や仕事を通して、酸いも辛いも経験してきた社員だからこそ言える、ホンネの情報が満載だったのではないでしょうか。ここで語った内容がTNSSのすべてではありませんが、当社の仕事、社員の考え方、あるいは社風の一端を垣間見ることができたのではと思います。「もっと知りたい」と思われた方は、ぜひ当社の門戸を叩いてみて下さい。
採用担当一同、心よりお待ちしています。