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幸せになりたくない私と多年度受験生に共通すること

こんにちは。きむももです。

みなさんは幸せになりたいですか?

わたしは人生まるっと考えたら幸せになりたいと思っていますが、恋愛面においてはできるだけ幸せになりたくありません。

もうちょっと正しくいうと、恋愛面で二つの選択肢があったとしたら、わたしはあえてできるだけ幸せになれないほうを選んでしまいます。
なんなら、地獄のいばらの獣道を選んでしまいます

「選んでしまいます」と書きましたが、意図的に選んでいたわけではなく、無意識的に幸せになれない選択肢を選んでいたことに最近気がつきました。

なぜそんなことをするのか、理解できない人には何いってんだろうこいつ、と思われるかもしれません。

自分でも、「幸せになるために恋愛をしている」と思っていたのですが、なぜかいつまでたっても幸せになれないんですよね(幸せがゲシュタルト崩壊してきたんですけど)。
おかしいなと思って、これまでの恋愛の中で自分の行動を振り返ってみたり、恋愛に対して自分が何を求めているのかとか、何がしたいのかをすごく真剣に考えたところ、「幸せになるために恋愛をしているのではない」という結論に達しました。

じゃあなんのためにしてるの?とか、結局何がいいたいのかはこの後書きますが、いろいろ考えているうちに一つの仮説が浮かび上がりました。

幸せになるために恋愛をしているのではないわたしと、多年度受験生に共通点があるのではないかと思ったんです。

何のために恋愛をするのか

恋愛における幸せはなんなのか、という話はあまり好きではないので省略して、ここでは単純に「好きな人と交際する」とか「好きな人と結婚する」を幸せな状態とします。
そうすると、わたしはその幸せな状態になりたくて恋愛をしているわけではないんですね。

では受験勉強における幸せな状態を、「試験に合格する」を幸せな状態とします。
そうすると、多年度受験生の中には、試験に合格したくて勉強をしているわけではない人(自覚ナシも含む)がいるんじゃないか?と思ったんですよね。

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幸せになりたくない人の恋愛

恋愛においてスタートからゴールをすごく簡略化して図解しましたが、わたしが好きなのって紫の部分なんですね。これこそが恋愛。
まじで、ここだけ永遠に繰り返して生きていきたい。

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合格したくない人の勉強

試験勉強に例えると、以下のようになるんですが、黄色を繰り返したい人、「黄色を繰り返すことこそが勉強だと思っている人はいませんか?」

わたしが恋愛において紫のような奇行を繰り返すのには、理由が2つあります。

苦労して手に入れたものの方が価値を感じる

心理学でいうと「コントラフリーローディング効果」に近いかなと思いました。動物はタダでもらえるよりも、対価を払って何かを手に入れることを好むそうです。

わたしは恋愛において、ものすごく努力をして勝ち取った相手にこそ、価値を感じます。
だから、絶対これはしんどいなとか、沼だなって思う恋愛にこそどっぷりつかってしまいます。

試験勉強においても、簡単に取れてしまう資格よりも、たくさん努力して取れる資格のほうが価値があるように感じますよね。

↑これはある程度間違っていないかなと思うのですが、同じ難易度の資格であれば、たくさん努力して勝ち取った合格と、さらっと取り組んで勝ち取った合格に、価値の差はありません。

それにもかかわらず、たくさん時間と労力をかけて合格することに価値を感じている人が多いように感じます。

別にゴールしたいと思っていない

結論、これです。
過程が楽しいので、別にゴールしなくてもいいんですよ、いまは。

自分は幸せになる・結婚するという目的に向かって走っているつもりではあるんですよ。
でも本当は、「すきぴっぴが返事くれなくてぴえん🥺🥺🥺🥺」がしたいだけでした。楽しいじゃないですか、そういう時間って。

受験生で、合格したいと思ってない人なんていないだろ!と思うかもしれないんですが、目的が合格ではなくなってしまっている人はいると思うんです。

「マクロ経済学全然理解できないぴえん🥺🥺🥺🥺」がしたいだけの人っていませんか?なんか、中小企業診断士とかいう難しめな国家資格の勉強がんばってる時間って、価値がありそうだし楽しいじゃないですか。

勿論勉強の過程から得ることも多いので、過程を大事にするのはいいと思います(わたしは受かれば手段は何でもいいと思っているので共感はしない)。

でも、資格試験は合格を目的として、合格をするために勉強をしたほうがいいと思います。

診断士試験は合格を目的とした方がいい理由

幸せになろうとしない恋愛はするくせに、合格しようとしない勉強は何でダメなのかを改めて説明する必要はないと思いますが、一応説明しておきます。

理由①
恋愛は毎回シチュエーションが異なるので、毎回違う学びがあります。1回恋愛した人と10回恋愛した人では経験値が全然違います。(10回がいいとは言っていない。)
でも資格試験は、毎回出題されるものは大体同じなので、1回で受かった人と、10回で受かった人の試験勉強に関連する経験値は大差ないです。(試験当日のtipsとかは増えるかもしれんけどいらんtips)

理由②
恋愛は打席に立とうと思えば年がら年中、立てます(立てない人にはごめん)。でも資格試験は一年に一回しかチャンスがないし、何ならお金もかかるので、コスパとタイパが悪いです。もし受からないことを目的とするなら、もっと謎の民間資格とか、いつでもいっぱい落ちれる受験料が安い試験にしたほうがいいと思います。

一方で、資格試験はお金さえ払えば打席に立てるので、ライフワークとしてやるにはいいかもしれないですね。

受験生には幸せになってほしい

前提として、紫の状態を求めているけど、これが幸せなわけではありません。毎回めちゃくちゃつらいし、3日くらいは普通にご飯食べられなくなるくらい病みます。

でもそんなに意味のない時間だと思っていなくて、わたしが人生を見つめなおしたり、大きく成長できるきっかけって失恋しかないんです。
診断士を取得したのだって、何があっても一年でとるぞって覚悟決めたのだって、きっかけは失恋なんです。

だから、本当に心から幸せになりたいって思う時まで、わたしは幸せになれない道を選び続けると思うんですけど、受験生には幸せ(=合格)になってほしいです。

不合格をきっかけに、人生を見つめなおしたり大きく成長できるのもわかります、でも、それを目的として不合格になる道を選んでいるなら、中小企業診断士試験はコスパもタイパも悪いので別の方法を選んだ方がいいとおもいます。

あなたは本当に試験に合格したいですか?

結論、あなたが今勉強している目的を改めて整理してみませんか?ってことです。

「試験に受かるため」「知識をつけるため」「独立するため」(※悪いとはいっていない)などいろいろな目的があると思いますが、裏の目標を持ってしまっていないか、その裏の目標が合格から遠ざかる目標になっていないか、自己を振り返ってみてはいかがでしょうか

(余談)
そもそも、「中小企業診断士の試験に合格するため」にとる行動と「独立するため」にとる行動って違うと思います。
なので、わたしは試験に受かりたいなら、試験に合格することを目標にして、試験に受かるためにはどうしたらいいのか?だけを考えて勉強したほうがいいんじゃないかなと思います。
あと「中小企業診断士になるため」も養成課程という選択肢があるので、心が折れかけたときに、養成課程もあるしなという選択肢が出てきて、気のゆるみが起きかねないので目標設定としては△かなと思っています。(※養成課程を批判しているわけではない)

おわりに

このように考えるようになったきっかけが、エミリーさんがブログに書いていた、人には「裏の目標」があるというお話です。

なんかうまくいかないなと思うことが多かったり、冷静に考えるとわたしは何で一つのことにこんなこだわりを持ってるんだろう?と自分でも自分のことがわからなくなることがたまにあります。
もしかしたら、気が付いていない「裏の目標」を持っていて、行動が変容できなかったり、考えていることと違う結果を引き起こしたりしている可能性があるなと思ったので、改めて自己を振り返ってみた次第です。

なにをいってるかよくわからねえという人ばかりだと思いますが、わたしはまた一つ学びを得て、成長ができたと思うので、これからもたくさんの失恋をして生きていこうと思います。

おわり


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中小企業診断士/令和3年ストレート合格/事例Ⅰ91点/会社員/人事部採用担当/中小企業診断士予備校講師
幸せになりたくない私と多年度受験生に共通すること|きむももちゃん