第6回の小道具のヒミツ
第6回「続・瀬名奪還作戦」。瀬名を救出するため、鵜殿長照らとの人質交換をすることに最後の望みをかけた松平勢(徳川勢)。今回、忍び集団・服部党が大活躍しました。そんな第6回制作の裏話を紹介します。
服部半蔵の棒手裏剣にハートのマーク?
半蔵が投げた「棒手裏剣」の穴は、ハート型にも見えます。これは「猪目」という日本古来の文様なのです。群馬県吾妻郡東吾妻町の「岩櫃真田忍者ミュージアム」に展示されている本物の棒手裏剣を参考に、美術チームが手彫りにこだわって猪目穴を再現しました。
さく裂する服部党の忍術道具!「鳥の子」
半蔵の投げた手裏剣の火花が着火して大爆発したのは、忍者の使う煙幕弾「鳥の子」。伊賀に伝わる江戸前期の忍術書『万川集海』にも記述がある、実在の武器なのです。
さく裂し、その轟音と煙でもって、劇中でも服部党の上ノ郷城突入ミッションで大活躍!今回、忍者研究の第一人者、三重大学の山田雄司教授監修のもと、生卵とコマ花火を使って美術チームが苦心の末に再現しました。
小平太の「ちぎれ具足」
貧しくとも早く初陣を飾りたい榊原康政(小平太)が、友から具足のパーツをもらい集めて作成したという「ちぎれ具足」。実物は残っていないため、ドラマでは新潟県上越市の榊神社に伝わる榊原康政の具足を参考に、「無」の文字や「ねじり鉢巻き」のアイデアを拝借しました。今後どのように小平太の鎧が変化していくのか、どうぞご期待ください!
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