OBS録画するための設定内容メモ帳(画質編)(4号機)
録画するための手順
OBSを使って録画するために手順の説明をしていきます
OBSのバージョンについて
本記事では、OBSのバージョン「Ver 29.0.2 64bit Windows」を使用しています
録画するための設定
録画するために設定を行っていきます
出力をクリックし、録画タブをクリックする
筆者的には出力モードは詳細をオススメしています
カスタム出力は「わかっている人向け、こだわりがある人向け」の設定なので、それ以外の人は触ることはないでしょう
録画するための保存先を決める
録画したファイルをどこに保存するかを決めます
※基本的にはCドライブ直下に保存されています。
今回はDドライブもあるのでDドライブに録画したファイルを保存していきます
ちなみに、「スペースなしのファイル名を生成」のチェック項目がありますが、これは無視してチェックを入れない方が無難です
録画フォーマットを決める
ここでは、
MP4
MKV
の、フォーマットを挙げていきます
結論から言うとMP4をオススメします
MKVフォーマットだと、動画編集ソフトによっては読み込みされない可能性があるため。またMKVだとSNSであるTwitterなどに動画を宣伝材料であげたい場合はMKVは失敗する可能性が高いです
あと、単純にMP4に対応している動画編集ソフトが対応されているのが多いといのもあります
「MP4とMKV」の違いの記事をあげる予定なので、あげるまでお待ちください
音声トラック
音声トラックは基本的には「1」で大丈夫です
音声トラックを複数にするときは、音声関連を複雑にするためなので、初心者はここをいじる必要はありません
音声トラック「1」の場合は音を全部まとめて録画や収録ができます
エンコーダ
録画するときにはエンコーダを決めます
筆者がオススメしているのは
Nvidia NVENC H.264
Nvidia NVENC HEVC
を、のどちらかをオススメしています
※この記事で上げている時点での積んでいるGPUは「GTX1660」を積んでいます
本記事では「Nvidia NVENC HEVC」での設定になります
なにか不具合や都合が悪い場合は「Nvidia NVENC H.264」を選択すると良いでしょう
エンコーダーの設定
次にエンコーダー設定をしていきます
上から順に説明していきます
レート制御は
CBR
CQP
VBR
無損失
の、4種類あります
録画だけで言えば「CQP」がオススメです
配信の設定内容についてはここでは触れませんが、何回も言いますが録画だけに関して言えば「CQP」がオススメ
と言うのも、録画だけ集中したい場合はCBRやVBRは配信向けの設定であり、アップロード速度を気にしないCQPは録画だけに集中できるからです
この記事ではCQPでの説明をしていきます
レート制御に関しての記事はまた別の機会に記事にしていきます
CQレベルについて
CQPの数値なのですが、15~20の間に設定すると良いです
数値を下げれば下げるほど高画質になりますが、ファイルサイズも大きくなります
そのときは自分のPC環境のストレージ(HDD、SSD)と相談しながら数値を調整すると良いでしょう
キーフレーム間隔について
録画だけでの設定であればキーフレーム間隔は基本的には「0」で構いません
秒数を指定するのは配信するときで十分かなと思います
プリセットについて
プリセットはグラボの性能にもよりますが、筆者が思うに中品質以上は画質は大差ないので、低品質か中品質を使っています
プリセットは以下の7種類存在します
P1:Fastest(最低品質)
P2:Faster(より低品質)
P3:Fast(低品質)
P4:Medium(中品質)
P5:Slow(高品質)
P6:Slower(より高品質)
P7:Slowest(最高品質)
上記でも挙げたように、筆者的には低品質か中品質で十分だと感じるのと、ビットレートを大きく割り当てれば画質も出るので、プリセットは低品質か中品質で十分かと思います
また、プリセットの上位を使うことによってGPUの負荷も変わってきますので、GPUのスペックと相談しながらテスト運用しながら録画をしていくと良いでしょう
GPU使用率の見方の記事を挙げる予定です。
チューニングについて
チューニングについては画質を取るか、低遅延を取るかです
録画だけの設定なので、今回は画質を取ります
マルチパスモードについて
マルチパスモードについての設定です
マルチパスモードは2パスエンコードとも言われています
OBSではマルチパスモード3種類あります
1パス
2パス(1/4解像度)
2パス(フル解像度)
この記事では「CQP」での説明をしているので、マルチパスモードは2パス(1/4解像度)を使っていきます 補足
GPUのパワーに余裕がある場合は2パス(フル解像度)を使うのも一つの手です
レート制御CBRを使う場合は2パスはほとんど意味がないので、CBRを使う場合は1パスを使うことを推奨します
プロファイルについて
プロファイルについてですが、基本的には「High」でも大丈夫かと思います
Look-aheadについて
GPUの性能が良ければチェックを付けてもOKです。性能が間に合ってなかったり、録画に支障が出ればチェックを外すようにしましょう
効果としては、画質が向上します
注意点としては「Look-ahead」を使うことによって、GPUのパワーを使うので注意が必要です
心理視覚チューニングについて
心理視覚チューニングは動きの激しい場面で画質を向上させる項目です
こちらも基本的にはチェックを付けておくことをオススメします
もしも、GPUのパワーが足りない場合はチェックを外してみるのもいいかもしれません
GPUについて
GPUなのですが、こちらはGPUを2枚以上を積んでる方限定になります
初心者の方はここの数値は「0」で大丈夫です
また、ここの数値は調整することはOBS公式でも推奨されていないので、こだわりがなければ「0」でいいでしょう
最大Bフレームについて
最大Bフレームは初期値の2で構いません
先述した「Look-ahead」では、この最大Bフレームを使うので、「Look-ahead」を使う場合は最大Bフレームを使わなければなりません
こちらの最大Bフレームを使うことによってGPUのパワーを使うので、GPUの性能と相談しながら最大Bフレームを使うと良いでしょう
だいぶ長くなってきましたが、今回のOBSでの録画設定は以上になります
また、環境によっては、設定内容が左右されます
そのときは自分のPCと相談しながら設定をしていきましょう
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