値動きの対称性 まとめ
対称性についてのまとめ
1. 値動きのサイクル
値動きは、然るべき長さの波で上昇&下降トレンドを繰り返している。
階段の下からジャンケンをして、グーで勝ったらグリコ=3段、チョキで勝ったらチヨコレイト=6段、パーで勝ったらパイナツプル=6段進めるというあのゲームのイメージ。
値動きの場合は、3段(小)・6段(中)・9段(大)で値が進み、トレンドが変わるには大の幅で進んで、進んだ先が下りの階段に入っていないといけないという感じ。 ※パー=パイナツプルケーキ(9段)が良い?
2,値動きは「対称性」を持って進んでいる。
下のチャートは、この記事を書いている週のユーロドルをピックアップしたもの。
先述の1のイラストでいうと、赤丸内の動きに当たるイメージ。トレンド転換をした後は支配角度に沿って対称に動いていくイメージ。
この「支配角度」はラインの赤の部分を見れば分かるように、てっぺん部分のショルダーラインやネックラインの角度と同じになることが多い。
逆に言うと、この支配角度に沿って値動きが方向転換していて、その様子が三尊やダブルトップに見えるが、三尊がなくてもショルダーラインはあるし、ダブルトップが出なくてもトップラインはある。
この支配角度はずっと以前から意識されていて、上位足ではもっと大きな流れを司っている元々あるラインだと考えると、都度迷いながら引かなくても良いかもしれない。(その時々のMAの角度に合わせて基本ラインを引けるのならそれが効率が良い)
『ラインの角度』
https://note.com/mako_charter/n/n7138e6b10955
縦の動きで見るとこんな感じ。
3.対称軸の取り方
まずはラインの引き方の確認。青=値が乗っている角度、緑=支配角度(≒ショルダー、ダブルトップ)
緑の支配角度のほうをメインに、「ヘソ付きダブルトップのヘソ部分を上下に2等分するように緑のラインを当てる」。
別の言い方をすると「ヘソ部分は支配角度に沿って、売り方・買い方が戦っている攻防ゾーンである」とも言える。
※「ヘソ」はダブルトップの谷間の盛り上がった赤丸の部分であり、然るべき長さの波が出て、次はどちらに値が伸びるかと揉んでいるところ。
緑の対称軸が決まったら、その両側の攻防ゾーンも更新していくと良い。
こんな感じ。
とはいえ、「そんな都合よく対称ラインで折り返すか?下抜けすることも多くないか?」と思うかもしれない。
しかし、それはMAの角度を無視してラインだけ見ているからであって、対称が成るにはMAが引いたチャネルと1度でも平行になっていることが前提。
※「ヘソ付きダブルトップ」とは、対称軸を挟んで反対側に値が行かずに、上に抜けて山を2つ作った形ということ。
下のイラストはチャネル内が大きなヘソダブルになっているイメージ。
細かく取る時も「今はどこの対称ラインを目指しているのか」を前提に仕掛ける。
下記のユーロ円、真ん中が盛り上がっているけれど、流れは上のイラストと同じ。
※月曜日朝に窓が開いたのだけれど、きれいに対称ポイントから上げた。
4.まとめのまとめ
要は水平でいうこれを斜めでもやっているだけ。「意識されているラインを割ったら、NやEになります。」というやつ。
下に出る分が上に出ることも。(これがヘソダブル)
というより、値動きが横ではなく上下を基本としている以上は、横=水平線が対称軸となるのはむしろイレギュラーであり、対称軸が水平になった時は売りと買いのバランスが取れていて、たまたま180°=水平が対称軸となったというイメージ。(レンジやヨコヨコの話をしているのではない。)
トップとの対称点まで行かないで、途中のラインから折り返すこともある。
途中で折り返すにしても、その時点での対称軸を挟んだ反対側のラインと等幅で折り返すイメージ。(このMAの動きはどのポイントでも大事。)
ヘソを目印にサポートラインを引いたら、そこからどちらに進むか、同幅進んだ所から返すのか抜けるのか、そもそも素通りするのか、、、
対称性を意識してパターンで覚えておくと良いかもしれない。
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