こころの時代〜宗教・人生〜

僧侶でアナウンサーという異色の肩書きを持つ川村妙慶さん（５９歳）ラジオ番組や寺での法話は自分をさらけ出す語りと親しみやすさで評判。悩み相談メールが１日５０件届く 僧侶でアナウンサの川村妙慶さん（５９歳）が２１年前から毎日欠かさず書いているブログでは悩み相談も受け付け、１日に５０件を超える相談メールが届くことも。誰もが自然と心の内を明かしたくなるのが妙慶さんの最大の特徴。そんな妙慶さんの根底にあるのは、親鸞が残した“凡夫”の教えと救い。住職であった父の早世やアナウンサーとしての挫折などを経験した妙慶さんが、凡夫のまま「ただびと」のままで輝く生き方を語ります。

小野和子さんは、口頭伝承されてきた民話を語り手の人生とともに聞き記録する「探訪」を行ってきた。民話の力に導かれてきた人生とは。【２０２２年２月放送のアンコール】 小野和子さん、８７歳。半世紀以上、東北の村々で昔話や言い伝えなどの「民話」を聞き歩いてきた。「昔話を聞かせてください」と、思い出や生活の話にまで耳を傾けるうち、小野さんは民話には語り手一人ひとりの人生が映し出されていること、そして先祖の切実な現実と生きる知恵が蓄積されてきたことに気づく。１０００本の録音テープに残された民話を織り交ぜながら、そこに潜む“ほんとう”に手をのばし続けた人生を伺う。