TDK VOICES FROM NIHONMONO
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旅するにほんもの

群馬 ネギ 「下仁田葱の会」

日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。

今回からは、中田英寿さん群馬県の旅の模様をお届け。
初回は、下仁田ネギをご紹介。

群馬県の南西部にある下仁田町。
その下仁田町の中でも、特にネギの栽培が盛んな馬山という地区の農家が集まって結成した
「下仁田葱の会」というグループがあります。

会長の田中芳重さんと、事務局長の堀口博志さんにお話伺いました。

群馬県の南西部にある下仁田町で作られている下仁田ネギ。
江戸時代にはもう存在したのでは?とのことですが…その形としての特徴は、とにかく白い部分が短いんです。長さは白い身の長さが最高15センチ。それ以上長くなると味が変わってきてしまうそう。

ネギは、近くに 違う系統のネギがあるとハチによってすぐ交配し、どんどん形が変わってしまう。
それを防ぐために、先輩たちは ネギにおおいをかけるなど工夫されてきました。

一番美味しい長さのネギから種をとり、それをまた育てる…というサイクルを繰り返す。そして、寒くなってから出荷すること。これによって、より美味しい下仁田ネギが届けられています。

「先祖から受け継いだものを守るために、会を立ち上げた」という「下仁田葱の会」のネギ。
ブランドを守るため、2回植え替える、というルールのほか、規格・品質・品種・価格などを
しっかり統一して出荷しています。グリーンの箱が目印です。

種を撒いて15か月の収穫までかかる下仁田ネギ。12月の1ヶ月しか販売できません。?
その1ヶ月しかないという、その旬の時期に賞味してもらうのが 1番の楽しみ方だそう。

すき焼きや天ぷら、お肉と一緒に塩コショウと醤油で炒めるのがおすすめです。

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