野良犬猫を保護することは犯罪で殺害に報奨金が支給されるオーストラリアを「犬猫殺処分が少ない先進国」としたデマ記事
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(summary)
in Austraia, the feral cat and dig must not be moved, fed, given away, sold, or released into the environment.
記事、
・私有地に侵入した犬猫は土地所有者は射殺することが合法なデンマーク
・世界一厳しい禁止犬種法があるデンマーク~日本より殺処分が少なく動物の権利が認められた国という大嘘
・オーストラリアの犬の施設内の犬の殺処分数は年間4万頭で人口比で日本の88倍~日本は殺処分が多くオーストラリアでは少ないという狂ったサイト
・オーストラリアは狩猟毒殺だけで猫を人口比で日本の1,000倍以上を殺処分している~「日本は殺処分が多い後進国。オーストラリアは少ない先進国」というピースワンコ・ジャパンの発狂資料
の続きです。
ピースワンコ・ジャパンという、民営動物保護施設を運営する特定非営利活動法人があります。派手な広告により寄付金を集めていますが、保護施設内のネグレクトによる虐待飼育や、収容している犬に狂犬病予防注射を受けさせていない狂犬病予防法違反で捜査を受けたりと、問題が多い団体です。さらに当団体は特に海外の動物愛護での嘘プロパガンダ活動があまりにもあからさまです。「ドイツ殺処分ゼロ」等の嘘デマ情報を効果的に用い、情弱者を騙して「殺処分ゼロ」をうたい巨額の寄付金を集めています。最近も酷いデマ記事を公開しています。その中の「オーストラリアは動物先進国と呼ばれており、動物の権利や人間と共存するための法律を定めています」の大嘘を取り上げます。オーストラリアでは野良犬猫の保護は犯罪であり、殺害が推奨されています。
「日本は動物愛護後進国で、先進国と比較して犬猫の殺処分が多い」という趣旨の記事を、サマリーで示したピースワンコ・ジャパンが公開しています。その記事から引用します。
・殺処分が多い国ランキングとは?日本の現状や犬を救う方法を解説! 2023年11月19日
日本にも動物愛護法が定められていますが、動物保護先進国と言われる国と比較すると日本は遅れているのが現状です。
殺処分が少ない国として、以下の7か国をご紹介します。
ドイツ
イギリス
オーストラリア
スウェーデン
デンマーク
ニュージーランド
スイス
これらの国は動物先進国と呼ばれており、動物の権利や人間と共存するための法律を定めています。
真実は以下の通り。
・ドイツ~施設内での公的殺処分数だけでも人口比で日本より多い州がある。民間保護施設のティアハイムの犬の殺処分率は26.2%で日本の11%の2倍を超え、殺処分数は2万頭余りで人口比で11倍。その他警察官による犬猫等の射殺や、民間人にも許可されている犬猫の狩猟駆除数を含めれば、ドイツの犬猫殺処分の実数は日本の数十倍。
・イギリス~施設内で行う犬の公的殺処分数だけでも7,000頭前後あり、人口比で日本の5倍以上。民間シェルターでの殺処分数を合わせれば推計年間8万頭で人口比で日本の50倍以上。
・オーストラリア~施設内で行われる犬の殺処分数は年間4万頭で、人口比で日本の公的犬の殺処分数の約88倍。猫はさらに多いと推測されている。またノネコ野良猫の狩猟駆除は官民合わせて高位推計は年間200万匹で、それらをすべて合わせればオーストラリアの犬猫殺処分の実数は日本の数百倍から1,000倍超になる。
・ニュージーランド~国全体の殺処分数は公表されていないが、公表している自治体では人口比で日本の90倍の犬を公的施設で銃殺しているところがある。野良猫ノネコは狩猟駆除の対象。
・スイス~年間の野良猫の狩猟駆除数は10万匹で、人口比で日本の公的猫殺処分数の約123倍。ティアハイムでの犬の殺処分数率は45%で日本の公的犬殺処分率11パーセントの約4倍。殺処分数は1,176頭で、日本の公的犬の殺処分数の約6.3倍。
今回はオーストラリアでは、野良犬野良猫の保護活動が禁止され、殺害が一択であることを述べます。概ね同様の法律が全州でありますが、野良犬野良猫の給餌の禁止、生きたままの捕獲、飼育、譲渡、販売、リリースは禁止されています。野良犬野良猫の殺害に報奨金を支給する州、自治体もあります。
まさに「野良犬野良猫は完全に排除する方針」です。「オーストラリアは動物先進国と呼ばれており、動物の権利や人間と共存するための法律を定めています」の真逆です。以下に資料から引用します。
・Wild dog control and the law 「野生化した犬の制御と法律」 オーストラリア クィーンズランド州政府文書
Wild dog legislation
The wild dog is a restricted invasive animal under the Biosecurity Act 2014.
Under the Biosecurity Act 2014, landholders have a legal responsibility to control wild dogs (including dingoes) on their land.
Wild dogs cannot be moved, kept, (if a dingo), fed, given away, sold, or released into the environment without a permit.
野犬に関する法律
野犬は、バイオセキュリティ法2014 に基づいて制限される外来動物です。
バイオセキュリティ法2014 に基づき、土地所有者は自分の土地で野犬 (ディンゴを含む) を管理する法的責任(=つまり殺害して排除しなければならない)を負っています。
許可なく野犬を移動させたり、飼育したり(ディンゴの場合)、餌を与えたり、譲渡したり、販売したり、自然環境に放したりすることはできません。
・Wild dog bounty scheme 「野犬の殺害における報奨金」 オーストラリア サウスオーストラリア州政文書
The bounty scheme offers financial support as part of the drought relief package.
This drought relief measure will provide landholders located inside the Dog Fence with the opportunity to claim $120 per wild dog killed humanely on their land.
In order to claim, eligible landholders need to submit evidence of each wild dog killed.
野犬殺害における報奨金制度は野犬から被害を受けた農業畜産業の包括的な救済策の一環として、財政的支援を提供します。
この農業畜産業の野犬被害救済措置では、野犬の侵入防止柵の内側の土地所有者は、その土地で人道的に殺された野犬1頭につき120ドルを請求する機会が与えられます。
報奨金を請求するには、資格のある土地所有者が殺された各野生犬の証拠を提出する必要があります。
・Feral cat Felis catus オーストラリア、クィーンズランド州政府文書
Legal requirements
The feral cat is a category 3, 4 and 6 restricted invasive animal under the Biosecurity Act 2014.
This is a cat that is not owned.
The feral cat must not be moved, fed, given away, sold, or released into the environment.
The Act requires everyone to take all reasonable and practical measures to minimise the biosecurity risks associated with invasive animals under their control.
野良猫に対する法的な要件
野良猫は、バイオセキュリティ法 2014 に基づくカテゴリー 3、4、6 で規制される外来動物に指定されています。
野良猫とは人に飼われていない猫です。
野良猫を(生きたまま。つまりその場で殺さなければならない)移動させたり、餌を与えたり、譲渡したり、販売したり、自然環境に放したりしてはなりません。
この法はすべての人が外来動物を管理下に置き、その動物による生態系保護に対する危険性をを最小限に抑えるために、あらゆる合理的かつ実践的な措置を講じることを義務付けています。
・Queensland council stands by $10 bounty for adult feral cat scalps 「オーストラリアのクィーンズランドの自治体は野良の成猫1匹の頭皮につき10ドルの報奨金を支払うことを支持します」 2017年11月13日
Banana shire also offers $5 for feral kitten scalps, $30 for dingoes or wild dogs and $10 for foxes, despite claims of animal cruelty.
Banana shire introduced the bounty last month, which offers $10 for the scalp of an adult feral cat, and $5 for a kitten.
Feral cats are estimated to kill 750,000 birds a day in Australia, and council staff said the bounty came in response to “an exploding population” of feral cats hunting native wildlife.
オーストラリア、クィーンズランド州バナナ・シャイア市は動物虐待だという批判があるにもかかわらず、野良の子猫の頭皮に5ドルを、ディンゴまたは野良犬には30ドル、キツネには10ドルの報奨金の支払いを提示しています。
バナナ・シャイア市は先月、成猫の頭皮に10ドル、子猫には5ドルの報奨金を支給する制度を導入しました。
オーストラリアでは野良猫によって1日当たり75万羽の鳥が殺されていると推定されており、市議会議員らはこの報奨金は、在来野生生物を狩る野良猫の「急増」に対応して支給されることになったと述べました。
(動画)
Most Wild Dogs Shot In One Night!! Shooting Feral Cats. 「一晩でほとんどの野犬が射殺された!!それと野良猫の射殺」 2023年11月18日
この方はニューサウス・ウェールズ州から委託を受けて害獣駆除をしています。害獣駆除ボランティアでは、寄付金も受け付けています。このような凄腕ハンターがオーストラリアには多くいるのに野良猫野良犬が根絶しないとは恐ろしい繁殖力です。
(動画)
Hunting Problem Wild Dogs and Cats Part 1 「野犬と野良猫の狩猟に関する問題パート1」 2023年12月3日
Had a call to see if I wanted to try and shoot a few dogs that had been giving the property owners some trouble.
Didn't find any dogs but always good to shoot a cat or three!
土地所有者の迷惑な野犬を射殺してほしいが依頼を受けてくれるかという、確認の電話がありました。
犬は見つかりませんでしたが、猫を1 匹か3 匹射殺したのでよしとしましょう。
(動画)
Australian government declares ‘war’ on feral cats | 9 News Australia 「オーストラリア政府は野良猫に対して宣戦布告しました」 2023年9月7日
オーストラリア政府は、野良猫は根絶することが理想であり目標としています。ピースワンコ・ジャパンの「オーストラリアは動物先進国と呼ばれており、動物の権利や人間と共存するための法律を定めています」の記述はまさに狂気です。よくここまで真逆のデタラメを堂々と書けるものだと感心します。悪性外来種の野良猫であっても殺さず、生態系に負荷をかけながらでも野良猫愛誤の圧力に負けて、希少な在来種の生息地ですらTNRを認めている日本は、世界でも異常なほど「野良猫と人との共存」をポリシーにしています。
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