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フラクタル①

普段のトレードでは分足レベルの時間軸をメインとして見ながら必要に応じて上位足を確認するというスタイルだが、前提として「チャートは完全なフラクタル構造」というイメージがある。

トレード時にフラクタクルを意識する時には自分が「上位世界から下位世界を覗き見ている巨人」だという感覚があって、下位足世界では俯瞰して自分の世界を見ることができず見えない壁にぶつかったり突如値が走り出したりして右往左往しているイメージ。

それを上位世界からは「ほら、そこは強力な抵抗線があるよ。そんなところで壁に向かってダッシュしたら・・・あ~あ、言わんこっちゃない、弾かれた。」という感じで、文字通り`上から目線’で下位世界を見降ろしている感じ。

で、この見えない壁というのは多くの場合「ラインは元からチャート上にある」と妄想めいた言い方をしているもの。

「値が乗っている角度と同時にその中間角度のラインも引く」とかいう言い方をするとオカルトにしか聞こえないが、

それはリアルタイムで見ている時間軸の値動きに意識が持っていかれる中で、それでも生きているラインを実トレードで無意識に意識するにはどう捉えれば良いか・・・という理由からそう言っているだけ。

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まずはいつものチャネル。
ここから上に抜けるのか、中に戻ってくるのかという節目のポイント。

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ライン際には「攻防ゾーン」というものがあるので、メインのラインを抜けたor弾いた瞬間にエントリーすると痛い目に遭う。

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抜ける時はこういうイメージ。(もちろんチャネル自体の角度やMAの軌道によって伸びるかどうかは変わる。)

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エントリータイミングには青の角度を使うと入り易かったりする。

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ただし、今回のテーマはこのチャネルの抜け方ではなくて、赤で囲んだ部分についてアップで見たらどうなっているかという話。

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アップにするとこういう感じだが、これって要は3本ラインのチャネル。

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逆に言うと、この時間軸の単純チャネルは上位世界では節目のライン際の攻防ゾーンだということ。つまり、単純チャネルは上位足の攻防ゾーンをアップで見ているものと言える。



さらに細かく見ると、こんな感じ。
青は「値が乗っている角度」、緑は「水平との中間ライン」であり「元からある!」とか言っているオカルト妄想ライン。

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客観的には「上位足の攻防ゾーンの中で青の角度に沿って緑の節目を突き抜けながら往来している」という言い方が良いか。

MAと縦の値幅である□を足すとこんなイメージ。 ※赤は75MA、青は200MA。

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※実際のトレード時のラインを引く順番

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と、「フラクタクル」をテーマにどうやって生きているラインを引くかということについて説明したが、

「値動きは数種類の固定の角度の切り替えを繰り返しているだけ」という〝オカルト”が前提で、これを純粋な心で(?)思い込まないと上記の内容は実戦ではあまり役に立たないことかもしれない。。。

※今回は上位足のチャネル際の攻防ゾーンを採り上げたが、攻防はセンターラインだろうがどこだろうが常に起きている。

 また、自分はヘソ付きダブルトップをかたどったチャネルをメインに見ているので、それに合わせて説明に今回のゾーンを用いただけで、各々のかたどった波形・チャネルに合わせて考えてもらえれば良いと思う。


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チャート研究人。15年ほど。株・為替・仮想通貨。 「実戦的なテクニカルを。」をモットーに発信中。 メンバーシップ募集中。 https://note.com/mako_charter/membership FXストーリー掲載中。 https://note.com/makoln
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