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推進波の捉え方③




推進波の捉え方①②」の続き

波がどこから始まってどこまでをひとまとまりとするのか、その定義は各々で違っても良いとして、ただ、自分なりの定義をしっかりと持っていることでチャネルやラインが生きてくるものだと思っている。

単純な話、毎回違う基準でラインを当てていても目線がブレるだろうと。

今回は、その波のひとまとまりの区切り方についての話。

※「値幅」と言ってしまうと、それはもう各人のチャート哲学によるもので誤解を生むので、ここでは波のひとまとまりと呼ぶ。

特に重要なのは「波の起点」をどこと定義するかを中心に進める。

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こういう波があった場合、どこを波の起点と考えるだろうか。

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自分の場合はまずこう捉える。

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まずは赤矢印のところを水平で見る。ここで重要なのは波の起点。


起点を捉える時の基準は何か。

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赤矢印の返し率を見る。50%(以上)返してしまったら起点とは見なさない。


波が発生したら返し率を見ていく。

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78.6%まで返してから伸びる場合も多い。=21.4%返し。



伸びた波に合わせてフィボをズラして見ていく。

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再度、新しく当てた78.6%から上昇。


伸びた波に対して61.8%まで返したら波が終わったと見なす。

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この大きな赤矢印を1-2波と見做す。


この見方だと、インパルスが出た時のカウントもピタリと合いやすく、たとえばこの後の3波が1波より長くなる前提でロング戦略を立てられるようになる。

ただし、どの「値幅」をメインにロジックを組み立てるかは各人の哲学によるものであるし、今回はあくまで水平目線の区切り方の話。

重要なのは「波の起点を毎回統一して見ること」であって、チャートを〝定点観測“をするためには大前提のことであると個人的には思う。

Twitterのほうでも。


今回はこの辺で。

※波の起点にはEMAの収束地点が大きく関わってくる。その目線で検証をすると、またチャートの規則性が見えてくるかもしれない。

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チャート研究人。15年ほど。株・為替・仮想通貨。 「実戦的なテクニカルを。」をモットーに発信中。 メンバーシップ募集中。 https://note.com/mako_charter/membership FXストーリー掲載中。 https://note.com/makoln
推進波の捉え方③|Mako@Trader