攻防ゾーンとEMA②
前回の記事の振り返り
「攻防ゾーンとEMA」
https://note.com/mako_charter/n/n5946e3c6e9dd
>自分としては「チャネルからのハミ出し」という見方ではなく、数値別のEMA≒平均値のギャップだと捉えている。そういう見方で、波の折り返し点をイメージしたり折り返し後の右肩を予測したり。どの角度で見てもマジカルに上記の性質はチャート上にあるのだが、過去記事でも言ったように自分は鈍臭いので角度は数種類に固定して見ている。
数種類に固定する角度のうち、メインとなるのはやはり水平。
「水平があってこその斜めであり、水平で出来ることは斜めでも出来る・・・」という言い方が適切かどうかは分からないが、「水平でやれないことを無理して斜めからやり始める必要があるか」と言われれば、それは多くの場合〝否”ではないかと。
前回の記事では「25EMAと75EMAのギャップ」に注目したが、これをロウソク足と25EMAのギャップに注目したらどういう関係になっているだろうか。
以下は実際のチャート ※紫が25EMA
トレンドが変わる天底、また、いったん横に逸れてもみ合う部分等、ロウソク足と25EMAのギャップが同じ大きさになっている。逆に、同じ大きさになっていない所では、方向転換はできていないとも言える。
底である一定のギャップを作って折り返したのなら、天井でまた折り返す時も同じギャップを作って折り返しているはず・・・
とそういう視点でも値動きの対称性を感じられることがまた神秘であるが、そのギャップの対称性と波の始点に注目して見ると、また法則性が見えてくる。
2段目へ入る波が1段目の中から始まっていて、上限まで届いていない。届いていない分の隙間は底の25EMAとロウソク足とのギャップと同じ幅になっている。
ちなみに、過去記事でも述べたEMAの25・75・200の連動性に加えて、「1EMA」も厳密に連動している。「1EMA」とは値動きそのもののことだが、
これに対して「終値1つ分を1で割り算したら、それは値動きのまんまだろう。ラインチャートと同じじゃないか。割り算する意味あるか?w」と思うのか、
それとも「より大きな平均値がより小さな平均値を引っ張っている」というオカルトを信じてその連動性を検証してみるか、、、そこが何かの分かれ道かもしれない。
以下の画像は、EMAの1・25・75・200・600を表示したもの。
これらのギャップの幅を厳密に測ってトレードに活かす、、、と言ったら難しいようだけど、先述のように角度を間違えようのない水平でまずやってみることが良いのではないかと。
今回はこの辺で。
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