モビング(Mobbing)
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「モビング(Mobbing)」とはもともと職場での嫌がらせを表す用語であり、その行為は、先進国各国で多数、報告されています。
「モビング」は、職場ぐるみで細かいながらも執拗な嫌がらせや生活妨害を続け、ターゲットとなった人物が辞職せざるを得ない状態を作り上げる、集団不法行為です。
通常結果的には自己都合退職にさせられます。
会社側がターゲットを解雇する形式をとらないのは、「何も起こっていない。この人が勝手に辞めたのだ。」という表面上の体裁を取り繕う意図があるためです。
加害者である会社側はネットワークを作り、仕事の妨害や生活妨害を毎日行うのです。
加害者である人々は、強引にそのストーリーに沿って物事を進行させます。
「モビング」実行犯 は、明らかに嫌がらせであると証明できる行為や犯罪と証明できる行為を注意深く避け、全ての嫌がらせや生活妨害行為に「偶然」を装います。
ターゲットとなった人の悪評を広めたり、客を装いクレームを付けたりといった行為も行われます。
ターゲットからすれば、会社側が組織的に行っている行為だという証明がほぼ不可能であるため、一方的な不利益を被ることになります。
その行為は組織的ではないと出来ない行為であり、会社の上層部や人事部も加担しています。
また、「モビング」の名付け親であるレイマン氏は、職場における組織的モビングの段階のひとつとして、さまざまな加害行為の後に、精神鑑定診断を強制的に受けさせるなどして精神疾患との烙印を押し、ターゲットを追い込むという手口をも挙げています。
ターゲットに対して職場ぐるみで細かいながらも執拗な嫌がらせや生活妨害を続けます。
「そんなことをする人がいるわけがない」と言い訳の出来る手口、被害妄想を抱いていると話のすり替えが可能な手口を使います。
ターゲットのその後の行動・態度・発言を観察しながら特徴を見つけ出し、取るに足らない発言・行動を周囲に誇張し全てを悪評に摺りかえる風説の流布攻撃を仕掛けてきます。
加害者側はその効果を計画的に理解したうえで、ターゲットが周りの人に相談するのを待っています。
そしてターゲットの「思い違い」、「妄想」というストーリーを作り、ターゲットを「おかしな人」「精神病患者」に仕立て上げるよう、仕向けてきます。
さんざん仕掛けても被害者が誰にも相談しない場合には、特定の人物に相談をさせようとしたり、なにかがおかしいとわからせようとします。
ターゲットが部署内の加害者と思われる者に「何か知らないか?」と尋ねただけで、「頭がおかしい・妄想だ」などとわざと話しを大きくし部署内や周囲にトラブルが発生したと誇張・誘導・悪評を流します。
不審行動として周囲に誇張し言いふらします。
話しを大きくしておいた後、この加害者は部署責任者に話しを持ち掛けます。
部署責任者は、部下達を管理することが仕事ですから無視する訳にはいきません。
この時、加害者側は周囲の人も悪評を言っていたと話を更に大きくします。
実はこの周囲の人物も、共犯者であり、仄めかしの加害者です。
このように加害者側は業務妨害や犯罪行為を続けながらターゲットがこのことに気付くとわざと話しを大きくし、大きなトラブルが発生したと周囲に言いふらし人間関係を破壊し孤立させます。
加害者自身は常に善人を演じます。
被害者を周囲から孤立させ精神的に追い込み退職に持ち込みます。