石川・輪島市　個人からの救援物資受付停止　交通渋滞で緊急車両の交通妨げ、人員不足で仕分け追いつかず

[ 2024年1月7日 16:26 ]

　能登半島地震で多くの地区が被災した石川・輪島市は7日までに公式サイトを更新。個人からの救援物資について、受付を停止したと発表した。

　サイトでは「救援物資につきまして多数のお申し出をいただいておりますが、いまだに危険個所も多く、交通渋滞等により、緊急車両等の通行の妨げとなっております。また、対応できる人員が不足しており、仕分け等が追い付かなくなっているため、個人からの提供は受け付けできなくなりました。状況をご理解くださいましたら幸いです。個人の方は義援金やふるさと納税を通じた寄附についてご検討ください」と呼びかけた。

　6日時点で輪島市では、道路状況が悪いことなどから10を超える町村が依然として孤立状態が続いている。

　企業・団体・自治体の救援物資提供は、公民館や中学校などの「拠点」への搬入を依頼。「道路状況が非常に悪く、迂回路が多くなっております」と案内した。

　また、別日の更新では、各種インフラが整っていないとして「ボランティア等で大勢の方が来られると混乱を招き2次災害につながる危険がありますので、現時点ではボランティアの受付はしておりません」とボランティアの受け入れはしていないとした。

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