That Way About Things
ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press
1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com
今日はジャカード織りについてのお話
2010.02.01
フイナムブログをご覧のみなさまこんにちは☆
寒い寒いぃぃぃいいい~~~っと思っていたら、
雪?!みぞれ?!みたいな冷たい冷たい雨ですねぇ。。。。う~寒い。
2月に入ったので、
そろそろまた新しいアイテムも少し足そうかな~?と、
考えているところですが、
今日は生憎この天気なので、アイテムピックは明日か明後日に持ち越しまして、
この間のフェアアイル・ニットに続きまして、
今日は先日イングランドから入荷したジャカード・セーターの話を、
取り上げます。
ジャカード織は、
本来、ジャカード織機(-しょっき)と呼ばれる
自動織機で作られる編地のことで、
日本ではジャガードと濁って発音していることもありますが、
あちらは間違いです。
このジャカード織機を1801年に発明したのが、
フランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカール。
ジャカードの名前はここから由来しています。
ジャカード織機は世界で初めて発明された自動織機で、
1806年にこの織り機で
パンチカードを用いて初めて制御を行ない、
織られたのがジャカード織なのです。
織機の構造は、
パンチカードの穴の有無に従って上下する金属針と、
シャフトを連動させてシャフトを個別に上下させ、
穴によって指示された経糸だけを引き上げて横糸を通し、
カードのパターン通りの模様を織るようになっています。
それまで複雑な模様の布を織ることは非常に手間がかかりましたが、
模様に対応したパンチカードによって、
織機の糸の上げ下ろしを制御することで、格段に簡単になりました。
以前の機械と比べると、より立体的で、
複雑で大きな柄を作ることができるのが特徴で、
編地は無地柄編地と色柄編地の2種類があり、
無地柄編地は凹凸、粗密などの変化を組み合わせでできた物など、、
ネクタイによく用いられています。
また、色模様編み地は2~4色、あるいは4~6色の配色が多く、
大柄なものをジャカード、中間をセミ・ジャカード、
またはインターメディエート・ジャカードと呼びます。
草創期は人の力を用いましたが、
19世紀半ばには、蒸気機関を用いた力織機に応用されました。
パンチカードで制御をするという方式は、
カードを入れ替えることで布の模様、
すなわち織機の操作パターンを簡単に変えられることから、
その後計算機や集計器(タビュレーティングマシン)に応用されることになり、
ジャカード織機の発明はコンピュータの歴史の上でも重要な発明になりました。
一見、素朴にも見えるジャカード織が、
コンピューターと繋がるなんて意外~??!でしたが、
幾何学の美しいパターンを眺めていると、
なんとなく納得もできたりして。。。(笑)
1950年代製の美しい配色のジャカード・セーター。
近くで手にとってみると、
手編みとは違う、また味わい深さがあり、
機械織りなのに、手編みのような温かみがあります。
コンディションも抜群なので、
おススメですよ~~~~~~☆
さて、昨日は哀しいけど、楽しい一日。
超個人的内容ですが。。。
昨年暮れに大切な大切な友人が一人亡くなりました。
で、その彼、(高橋弘幸君)通称ヒロ君又の名を
クレイジー・クレイマー
が、一部LIVEハウスでは、有名な少年で、
生前の彼が企画していたイベント「嘘が本当になる日」が、
開催されたので、下北沢Daisy Bar(デイジーバー)へ
ほぼ一日、行って参りました。
こちらフライヤー↓
(このフライヤーは、生前の本人にもらいました。今でも記憶に鮮明です。)
ほとんど、知っているバンドの方々のソロという素晴らしい企画♪
とくにハラダ個人としては、
バックドロップシンデレラのデンデケあゆみ氏
日本松ひとみちゃん
毎度のテングインベーダーズの
中村むつお氏
それから、こちらも毎度のandymori(アンディモリ) 小山田壮平氏
と、若手の活の良いバンド勢ぞろいです♪
デイジーバーの壁には、
写真家佐藤哲郎さんが撮りためてきた、ヒロ君の写真がいっぱい。
場所は、なんと第一期 高円寺GEAR↓ ↑
↑明後日3日に発売されるandymori のセカンドフルアルバム
「ファンファーレと熱狂」のジャケ写撮影の時
↓
↑ テングインベーダーズの
中村むつお氏と、 ヒロ君の写真。
↑ 佐藤哲郎さんからわたしも写っているからということで、
頂いた写真。(2009、10、9 andymori写真展にて、)
ライヴ後、打ち上げにて、
小山田壮平氏に寄る、ヒロ君の歌がたぶん、
そこに居たであろう本人に2曲贈られました♪
そんなわけで、
今日は店ではこちらの音楽↓
andymoriのドラマー後藤大樹氏に、
発売よりすこし前に頂いた「ファンファーレと熱狂」♪
一枚目に勝るとも劣らないまたまた名盤です。
生前のヒロ君も声で参加しています。泣けます。心が震える一枚。
先日お店にいらしたスタイリストの伊賀大介氏も、
ここに来るまでずっと聴いてきたんだよ~話されていました♪
そして、今日2月1日が、ヒロ君の49日でもあります。
いろいろ楽しく哀しい思い出でごちゃまぜですが、
「残されたひとはみんな罪人」という気持ちがよく分かります。。。
今日のハラダの格好は、
雨の日仕様です。
LL.ビーンのガムブーツに、
大戦モデルの軍パン、ベルトはフランス軍の物で、
TUBEの斉藤久夫さんに
ヨーロッパのお土産で頂きました。
上はチャンピオンのTシャツに、
イングランドのヴィクトリアン・ブラウス、50sのカシミアカーディガンに、
変形フィッシャーマンニットは、イングランドのリメイクブランド、
Paul Andrewsのもの。
髪のカラーの色が段々落ちついてきました~☆
※コメントは承認されるまで公開されません。