本日分、二件目のスレッドとなります。
E235系はJR東日本が気合入れて開発したインバーター式通勤車ではあるのですが、今のところ投入線区は山手線と横須賀・総武快速線系統の二系統のみとなっています。この車種の特徴ですが、それまで国鉄時代以来伝統的に採られてきたMMユニット方式を捨てて、「独立M車方式」にしているという点が特筆できます。つまり、電動客車ごとに主回路装置を取り付けている方式であり、この方式は戦前のやり方に回帰するに久しいものがあります。独立M車方式である為か、主回路装置のサイズもかなり小さくなっています。それでもモーター駆動制御の基本は1C4Mであり、一両一台分の主回路装置で４個のモーターの駆動制御をやっていくシステムとなっています。
独立M車方式にする事のメリットとしては、電動車比率の調整がやりやすいという点に尽きるものがあり、例えば12両固定編成とする場合では8M4Tにしたり7M5Tにしたり5M7Tにしたりといった調整を自在に出来る事となります。11両固定編成とする場合では7M4Tとか5M6Tにする事も出来たりしますし、10両固定編成であれば5M5Tにする事も可能となりますし、９両固定編成とするならば5M4Tにする事も可能となるし、８両固定編成であれば5M3Tにする事も可能となります。



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