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能登半島地震の揺れ、東日本大震災に匹敵…「最大加速度」は2828ガル

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 石川県能登地方で1日に発生したマグニチュード(M)7・6の地震について、揺れの強さの目安となる「最大加速度」が、2011年の東日本大震災に匹敵する2828ガル(ガルは加速度の単位)だったことが分かった。「大地震」の尺度の一つとなる1000ガル以上の観測点は能登半島各地の計7地点で確認され、広範囲で非常に強い揺れに襲われたことが浮き彫りとなった。

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道路の亀裂に落ちた車(2日、石川県穴水町と七尾市の境界付近で)=画像の一部を修整しました
道路の亀裂に落ちた車(2日、石川県穴水町と七尾市の境界付近で)=画像の一部を修整しました

 防災科学技術研究所(茨城県)のまとめによると、石川県志賀町の観測点で、東日本大震災の最大加速度(2933ガル)に近い2828ガルを記録。同県輪島市や珠洲市、穴水町など計7地点で1000ガル以上だった。

 最大加速度は、建物の耐震設計の基準などで用いられる指標の一つ。同研究所の青井真・地震津波火山ネットワークセンター長は「最大加速度だけが揺れの強さの指標ではないが、これほど広範囲で1000ガル以上となる地震は非常に珍しい」と説明。約150キロ・メートルと広範囲の断層がずれ動く大規模な地震だったことや、地盤の弱さも影響したと考えられるという。

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4899490 0 科学・IT 2024/01/04 15:00:00 2024/01/04 15:00:00 2024/01/04 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/01/20240104-OYT1I50071-T.jpg?type=thumbnail
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