旭化成が高精度半導体、幼子の呼吸も把握車内事故防ぐ
旭化成は2024年10月にも新型半導体チップを量産する。チップをセンサーに組み込めば、乳幼児の呼吸など微細な動きを区別できるほど精度を高められ、自動車内の置き去り事故の抑制に効果を発揮する。幼い子を車に放置して死なせる事故が相次ぎ、欧州では25年から規制が強まる。周囲が早期に気付ける仕組みを広げる。 欧州では25年から自動車の安全性評価「ユーロNCAP」で子供の置き去りを検知できるセンサーの装備…
能登半島地震では2011年の東日本大震災以来となる大津波警報が出た。被害が深刻な石川県珠洲市で地震発生から1分で津波が沿岸に達した可能性がある。日本海側は地震発生から津波到達までの時間が短い特徴があり、太平洋側と異なる備えの必要性が改めて浮き彫りになった。…
バブル経済の崩壊後、日本経済は停滞が続いている。原因を探ろうとした取材班は企業のトップを訪ね、著名な経済学者に聞いてまわった。最後に頼ったのが街頭の声だ。「一心不乱に働いて」。反転に向け若者を激励するシニア層もいれば、変化に臆病な企業文化に不安を覚える若者がいた。 取材したのは昨年12月半ば。多くの人が将来を案じていた。 埼玉県和光市の70代、城島夏彦さんは厳しかった。「昔のようにがむしゃらに頑…