「困難な時代、希望届ける」 静岡新聞社・静岡放送新年のつどい 各界から180人出席

2024.1.5

 静岡新聞社・静岡放送主催の新年のつどいが4日、静岡市葵区で開かれ、政治、経済、文化、スポーツなど各界から約180人が出席した。大須賀紳晃静岡新聞社・静岡放送社長はあいさつで円安や物価高、人手不足などを挙げ、「困難な時代だからこそ、融和と共生、復活と再生の手がかりを追い求め、希望を届けたい」と2024年を展望した。能登半島地震の被害に触れ、「一日も早い復旧・復興を願う」と述べた。

新年のつどいであいさつする川勝平太知事=4日午後、静岡市葵区
新年のつどいであいさつする川勝平太知事=4日午後、静岡市葵区
新年のつどいであいさつする静岡新聞社・静岡放送の大須賀紳晃社長(奥)=4日午後、静岡市葵区
新年のつどいであいさつする静岡新聞社・静岡放送の大須賀紳晃社長(奥)=4日午後、静岡市葵区
新年のつどいであいさつする川勝平太知事(右)=4日午後、静岡市葵区
新年のつどいであいさつする川勝平太知事(右)=4日午後、静岡市葵区
黙とうをささげる出席者=4日午後、静岡市葵区
黙とうをささげる出席者=4日午後、静岡市葵区
新年のつどいであいさつする川勝平太知事=4日午後、静岡市葵区
新年のつどいであいさつする静岡新聞社・静岡放送の大須賀紳晃社長(奥)=4日午後、静岡市葵区
新年のつどいであいさつする川勝平太知事(右)=4日午後、静岡市葵区
黙とうをささげる出席者=4日午後、静岡市葵区

 冒頭、地震の犠牲者を悼み、出席者全員で黙とうをささげた。
 川勝平太知事は「本県も人ごとではない。かけがえのない友人の力になりたい」と被災地支援に全力を挙げる考えを示し、「浜名湖花博2024を起爆剤にして、被災している人たちを元気づけ、新しい時代を切り開いていく」と強調した。
 自民党県連の城内実会長(衆院静岡7区)はインタビューで、党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題について「国民、県民の政治不信が高まっている。政治資金規正法の改正や罰則強化を含めてしっかり取り組みたい」との考えを示した。
 立憲民主党県連の源馬謙太郎代表(衆院静岡8区)は取材に「永続的、組織的に裏金づくりをやってきた自民党に政治改革はできない」と断じ、「野党が政治改革を旗印にさまざまな共通政策をやっていけば、政権交代の可能性も十分に見える」と指摘した。
 水野裕央日銀静岡支店長は「物価高、人手不足、海外経済の回復ペースの鈍化などマイナス要素はあるが、コロナ禍から経済が再開し、半導体不足の影響緩和を受けて自動車生産も持ち直してきている。緩やかな回復が続くことを期待している」と見通した。
 プロ野球2軍ウエスタン・リーグに参入する静岡市拠点のハヤテ223(ふじさん)の杉原行洋社長は「新しい風がプロ野球界全体に吹き、静岡県の皆さんとその一部を担っていく。これほど心躍ることはない」とシーズン開幕を心待ちにした。

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