フローレンスのふるさと納税を使った寄付スキームについて問題視されており、なぜか私がかかわっているようなポストが見受けられていますが、私はこの問題についていますが、私自身は渋谷区 令和5年3月予算特別委員会区民環境分科会03月06日でこの問題について指摘しています。
なお、駒崎氏から推薦を受けている神薗まちこ議員のノートによればこの制度を提案したのは神園まちこ議員の会派です。今読み返してみると不足している部分はありますが、私はこの制度運用について問題があったことを指摘してきました。引き続き所管する区民環境委員会の中で、この渋谷区の制度について見直しを求めていきたいと思います。
#フローレンス
#ふるさと納税
◆須田分科員 この14団体のうち、多分、ふるさと納税とおっしゃっているんですけど、返礼品があるところとないところがあると思うんですけれども、返礼品を設けた団体とない団体の数、それから、それぞれの金額を教えてもらえますか。
○田中[匠]主査 暫時、休憩いたします。
午後2時30分 休憩
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午後2時41分 再開
○田中[匠]主査 予算特別委員会区民環境分科会を再開いたします。
答弁をお願いします。
笠間課長。
◎笠間地域振興課長 返礼品があるかないかということで、数ですけれども、返礼品がある法人は1団体で、それ以外の13団体は返礼品はないということであります。
今回、集まりました金額の、返礼品を用いた団体へ集まった金額が1億560万円余、それ以外の金額が、全て返礼品のない団体になります。
○田中[匠]主査 須田委員。
◆須田分科員 私、この団体のTwitterを見ていて、この話が出ていて、これは縛りが全くありませんというようなこと発信されているんです。先ほどの答弁の中で、報告を出させますというふうな形なんですけれども、これ、具体的にどこまで報告、要は、人件費に使われたりとか、何か事業をやるというならまだ分かるんですよ。できれば、やっぱり区のために、区民の皆さんのために使ってほしいというところがあるんですけれども、これは全くその利用については縛りがないんですか。
○田中[匠]主査 笠間課長。
◎笠間地域振興課長 何か事業の用途を縛るという制度ではございません。寄附金として支払いますので、その法人の活動に対して、こういった活動に使うんだという、そういった申出がございますので、その活動に対して支払うと、交付するということになります。
○田中[匠]主査 須田委員。
◆須田分科員 それは、区のほうで、特に何かチェックとかは全くしないということなんですか。
○田中[匠]主査 笠間課長。
◎笠間地域振興課長 先ほど申し上げました事業報告書の中で、それを見ていくということになります。
○田中[匠]主査 須田委員。
◆須田分科員 東京都のほうでも問題になっていますけれども、女性支援団体か何かが不適切な会計をやっぱりやっているわけですから、これは寄附金ですといっても、元はと言えば納税なので、税金で区に入ってくる以上は公金なんです。そこで、後でチェックしますから大丈夫ですという話じゃなくて、やっぱり、これはどれぐらい集まったらどういうふうに使うのかというところはしっかり縛っていかなきゃいけないと思うんですよ。これは区に入ってくる税金なので。
あと、もう1個、要は返礼品が入ってきたところが大宗を占めるとなると、やっぱりこれ、寄附で本当にそこを応援したいのか、返礼品が目的なのか分からなくなってくると思うんですね。という意見もありましたので、そうすると、区の寄附とぶつかって、そこが食われちゃうんじゃないかというところも懸念としてはあるわけなんです。原則としては、返礼品はやっぱりなしでやるべきだと思いますし、先ほど、休憩中にほかの委員からもありましたけど、何かこの広告をNPO側で打って大量に集めるというのは、私は本末転倒のような気がしてしようがないんです。あくまで、皆さんがそこの団体を応援したいからということで、これは寄附じゃないですか。だけど、何かもうこれって宣伝して金集めなわけですよ。そこで履き違えているような気がするんですけれども、部長、この返礼品については、今年もやっぱりやるんですか。これは、ぜひ返礼品なしで1回やってみてくださいというところで要望として出したいんですけれども。
○田中[匠]主査 古沢区民部長。
◎古沢区民部長 一応、返礼品については、そのNPO法人に関連したものということにしておりまして、今回、飲食店等の食事券等を出しているんですけど、その団体も、実際、子供に対しての活動支援みたいなことをやっていたところの店舗を選んで、今回の返礼品を選んだ団体と、一定程度、その活動に合致したところがあるというところで選んだという、一応、そういう経緯はあります。返礼品については、今後、検討していきたいとは思っておりますけど、ただ、このふるさと納税の制度自体が返礼品をどう考えるかという、制度の抜本的な部分も確かにあると思うんですよね。寄附の考えと、ふるさと納税の返礼品の関係というのは、これは全国で言われている話ですので、この制度の大枠が、今、こういう形になっているものですので、なかなか当区だけで解決するのは難しいところもあるかとは思っているところです。
○田中[匠]主査 須田委員。
◆須田分科員 返礼品については、いろいろ議論があるのは分かっているんですけれども、今回はそういう制度の大きな枠の中でという話ではなく、このNPO支援に関しては、やっぱり区が用意しているものじゃないですか。これは本末転倒なような気がしてしようがないんですね。広告も打って、それでお金を集めますって。それは、ある程度、節度を持って、応援したいという人が寄附することは悪いことじゃないんですけれども、結局、区の制度に乗っかって金集めをやっているようにしか見えないわけなんですよ。そこで派手に宣伝もされているわけですから。そこを、返礼品を用意してというのはどうなのかなという。あくまでこれは善意でやるべきものだと思っているんですね、NPOの支援に関しては。ふるさと納税だって、本来であれば、やっぱり返礼品というのはおかしいと思うんですけれども、そんなことをやっていたら他の自治体との競争に勝てないから、やむを得ないというところで、じくじたる思いで我々も、渋谷区としてもそういうのを用意して、競争になってしまうんですけれども、やっているわけじゃないですか。ただ、それはそれで、あくまで税の流出を防ぐという大義名分があると思っているんです。でも、これに関しては、あくまでそういうNPOを応援しましょうという話で、金集めじゃないわけじゃないですか。やっぱり広告、宣伝を打って、返礼品を用意するというのは、私はあり得ないと思っていますので、ぜひこれは意見として、強く要望で、今年はもうNPOの寄附に関しては返礼品はなしでやる方向でお願いいたします。
以上です。
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