マンション管理士の難易度や合格率は?偏差値で例えると?難しすぎるって本当?
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マンション管理士の資格取得の難易度は、どのくらい高いのでしょうか?
合格までに必要な勉強時間や合格率などは、マンション管理士の取得を検討している方にとって気になることですよね。
結論からいうと、マンション管理士の合格率は7〜9%と非常に難易度が高い資格です。
このコラムでは、マンション管理士と他の資格を合格率や勉強時間などさまざまな観点から比較し、難易度をわかりやすくまとめました。
また、併せてマンション管理士試験の合格率が低い理由についても解説していきます。
令和4年度マンション管理士試験のアガルート受講生の合格率は44.86%(全国平均の3.9倍)
令和4年度管理業務主任者試験のアガルート受講生の合格率は70.05%(全国平均の3.71倍)
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目次 [表示]
マンション管理士の難易度・合格率について
マンション管理士の合格率は例年8%~12%程度で推移しています。ちなみに令和4年度(2022年)の合格率は、11.5%でした。
また、同じく不動産関連の国家資格としては、宅建が15~17%、管理業務主任者が17%~24%、賃貸不動産経営管理士が30%前後となっています。
マンション管理士試験は、合格率の観点では比較的難易度が高い部類であるといえるでしょう。
年齢別でみる難易度
マンション管理士の合格率を年齢別に表にまとめてみると、以下のようになりました。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
〜29歳 | 964人 | 101人 | 10.5% |
30〜39歳 | 1,858人 | 270人 | 14.5% |
40歳〜49歳 | 2,818人 | 380人 | 13.5% |
50歳〜59歳 | 3,504人 | 398人 | 11.4% |
60歳〜 | 3,065人 | 253人 | 8.3% |
全体の合格率9.9%と比較すると、30〜40代は合格率が高い傾向にありました。
30〜40代の方は一定の社会経験があり、自分自身の市場価値を高めたい意欲があると考えられます。
また、合格者の平均年齢は47.8歳となり、最高年齢は85歳でした。
マンション管理士試験の合格率の推移と合格率が低い理由
難関資格と言われ、合格率が7~9%と低いマンション管理士試験。
明確な合格ライン(基準点)はありませんが、相対的に上位7~9%に入らなければいけません。
令和4年度マンション管理士試験は受験者数12,209人に対し、合格者数1,402人、合格率は11.5%という結果でした。
試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和4年 | 12,209 | 1,402 | 11.5% |
令和3年 | 12,520 | 1,238 | 9.9% |
令和2年 | 12,198 | 1,045 | 8.6% |
令和元年 | 12,021 | 991 | 8.2% |
平成30年 | 12,389 | 975 | 7.9% |
平成29年 | 13,037 | 1,168 | 9.0% |
平成28年 | 13,737 | 1,101 | 8.0% |
平成27年 | 14,092 | 1,158 | 8.2% |
平成26年 | 14,937 | 1,260 | 8.4% |
平成25年 | 15,383 | 1,265 | 8.2% |
マンション管理士は「名称独占資格」ですから、マンション管理士以外の者がマンション管理士又はこれに紛らわしい名称を使用することが禁止されています。
マンションの管理や運営に関するアドバイスをプロ目線で行うため、厳しい合格率に勝ち抜いた者だけが名乗れる仕組みになっているわけです。
合格率が低く設定されている点に関しては、仕事を依頼する管理組合・区分所有者にとって非常に信頼がおけることでしょう。
また、管理業務主任者試験に合格すると、マンション管理士試験で5問が免除されます。
毎年、受験者の約4割がこの5問免除で受験されますので、その中で合格を勝ち取るには、出題傾向をしっかり把握して効率的に学習を勧める必要があります。
特にメインとなる、「区分所有法」や「標準管理規約」を得意科目にして、しっかり得点出来るようになれば、7~9%の壁もこわくありません。
【動画で解説】マンション管理士試験の難易度と合格率が低い理由について
合格率でみるマンション管理士の難易度ランキング
マンション管理士と他の資格の例年の合格率低い順に表にまとめてみると、以下のようになりました。
ランキング | 資格名 | 合格率 |
1位 | 社労士 | 6~7% |
2位 | マンション管理士 | 7~9% |
3位 | 土地家屋調査士 | 8~9% |
4位 | 行政書士 | 11~15% |
5位 | 宅建士 | 15~17% |
6位 | 管理業務主任者 | 20~23% |
マンション管理士の合格率は例年7~9%という水準になっています。
令和4年マンション管理士試験の合格率は11.5%(令和3年度は9.9%)となり、例年より高い傾向にありました。
マンション管理士の合格率7~9%は難関資格と言われている社労士(6~7%)に次ぐ合格率の低さ、難易度が高い資格になります。
また、マンション管理士、宅建士、管理業務主任者の3つの資格は「不動産三冠資格」と位置づけられ、数多く存在する不動産の資格の中でも特に評判が高い資格です。
宅建士の合格率は15~17%、管理業務主任者の合格率は20~23%であり、マンション管理士の合格率より2倍以上合格率が高くなっています。
合格率は難関資格に匹敵し、不動産三冠資格の中でも特に合格率が低いことから、マンション管理士は難関資格だといえるでしょう。
関連記事:マンション管理士と行政書士のダブル取得はどう?相性は?難易度はどっちが高い?
勉強時間で見る難易度ランキング
次に、勉強時間の面から上記に挙げた各資格の勉強時間を表にしました。
ランキング | 資格名 | 合格に必要とされる勉強時間 |
1位 | 社労士 | 1,000時間 |
2位 | 土地家屋調査士 | 1,000時間 |
3位 | 行政書士 | 600~1,000時間 |
4位 | マンション管理士 | 500時間 |
5位 | 管理業務主任者 | 300時間 |
6位 | 宅建士 | 300~400時間 |
社労士、土地家屋調査士、行政書士は1,000時間もの勉強時間が必要で長期間にわたって勉強することが必要です。
一方、マンション管理士の勉強時間は500時間とこれら難関資格の勉強時間の半分程度ですが、1日3時間勉強したとしても半年近く勉強が必要です。
また、宅建の勉強時間は300~400時間となっています。
マンション管理士は不動産三冠資格の中でも合格までに必要な勉強時間が長く、難しい資格であることが推察されます。
マンション管理士の難易度を大学の偏差値で例えると?
マンション管理士の難易度を大学の偏差値に例えると、下記表となります。
マンション管理士試験の偏差値は60~64で、難易度としては社労士・行政書士試験などと同じ位です。
マンション管理士試験に合格するまでに必要とされている勉強時間の目安は、およそ500時間程度。
また、同様の偏差値でみると、MARCHと同じくらいの難易度であると言えます。
マンション管理士と関連する資格となる「管理業務主任者」や「宅建」と比べると、難易度は高いことがわかります
アガルートのマンション管理士講座利用者の合格率は44.86%
2022年(令和4年)マンション管理士試験の全体合格率が11.5%なのに対して、アガルートのマンション管理士講座利用者の合格率は44.86%、全体平均の約3.90倍も及びます。
合格のためのノウハウが詰まった講義やテキストを活用し、わからないことを気軽に質問できる環境があれば、合格の確率は飛躍的に上昇します。
独学でも合格可能と言われるマンション管理士試験ですが、その難易度は高く、独学合格は簡単ではありません。
関連記事:マンション管理士試験の合格に必要な勉強時間と期間は?時間を割くべき科目も解説
マンション管理士の合格者は他にどんな資格を持っている?
「【平成30年】マンション管理士の業務についてのアンケート調査結果の概要」では、管理業務主任者の資格を既に持っている方が8割以上となります。
管理業務主任者試験を受け、5問免除でマンション管理士を受ける人も多くいますが、業務としても重なっている部分が多いため、管理業務主任者からのステップアップのためにマンション管理士試験を受ける方も多いのではないでしょうか。
また、相互性があることから宅建の資格を取得している方も多く見受けられます。
宅建は不動産業のベースとなる資格となるため、管理系の資格も併せて取りたいという方も一定数いるでしょう。
マンション管理士に合格するための2つのポイント
以上見てきた通り、マンション管理士試験は一定程度高い難易度となっており、合格のためにはしっかりとした戦略が重要となってくるでしょう。
ここでは主に以下の2点
- 5問免除を活用する
- 予備校を活用する
についてそれぞれ詳しく見ていきます。
5問免除を活用する
マンション管理士試験は原則50問が出題されますが、この内5問を免除することのできる制度があります。これにより通常の受験生より合格点が5点下がります。
ちなみに、マンション管理センター『マンション管理士試験関係Q&A』によれば、5問免除になると試験で免除される出題範囲は、「マンション管理適正化法」の5問となっています。
なお、5問免除の適用条件としては以下の2つ
①管理業務主任者試験に合格し、受験申込み受験申込時に受験整理票の所定欄に管理業務主任者試験の合格証書の「合格番号」を記入した方
②平成14年4月までに行われた移行講習の課程を修了し、受験申込時に受験整理票の所定欄に移行講習修了証書の「修了番号」を記入した方
のいずれかの条件を満たすというもの。
特に前者については、管理業務主任者試験が一般にマンション管理士と比べ合格率や合格に必要な勉強時間の観点から難易度が低いとされており、かつ試験の出題範囲がかぶっています。
そのため、マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験・合格を目指す人も一定程度存在します。
検討してみてはいかがでしょうか?
なお、5問免除に関する詳細は以下のコラムを参考にしてみてください。
予備校を活用する
これまでみてきたとおり、マンション管理士試験は一定程度の難易度を有しています。
そうした中、一般論として予備校を活用すると、予備校が合格に適したカリキュラムを用意してくれることなどにより合格しやすくなると考えられます。
中でもアガルートアカデミーのマンション管理士講座は高い実績を誇っており、令和4年度マンション管理士試験のアガルート受講生の合格率は44.86%(全国平均の3.9倍)となっています。
予備校の検討をしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
マンション管理士試験の難易度について、より明確にイメージして頂けたのではないでしょうか。
まとめると、以下の点がポイントとなります。
- マンション管理士の合格率は例年8〜9%と難易度が高い
- 必要な勉強時間は500時間程度
- 男女別の合格率はほとんど同じ
- 年齢別で見ると30〜40代の合格率が高い
- 偏差値で例えると60〜64程度で、MARCHや関関同立など難関私立大並み
とはいえ、しっかりと勉強すれば、才能などに関係なく合格ができる試験でもあります。
アガルートの通信講座のように、プロが用意したカリキュラムを活用すれば、より効率的に合格を目指すことが可能です。
また、アガルートの受講生の合格率は34.9%となり、全国平均の3.52倍となるため実績も十分にあります。
最短ルートでマンション管理士を目指してみてはいかがでしょうか。
関連コラム:管理業務主任者の難易度とは?合格率推移&他資格と比較すると
令和4年度マンション管理士試験のアガルート受講生の合格率は44.86%(全国平均の3.9倍)
令和4年度管理業務主任者試験のアガルート受講生の合格率は70.05%(全国平均の3.71倍)
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