みなさん、こんにちは。大学時代に1年間の休学をし、カナダでインターンシップとワーキングホリデーを経験したMINAです。
この記事を見てくださった方の多くは、カナダへの留学や旅行を控えているのではないでしょうか。そのときに入国審査ではどんな書類が必要なのか、どんな質問をされるかなど気になっているかと思います。
カナダの入国審査では、基本的に「キオスク」といわれる機械を利用します。キオスクは機械にパスポートなどをスキャンするだけで入国審査ができるもので、係官を相手に審査を受ける必要がありません。
しかし、機械を使った入国審査を採用している国はまだまだ少ないので、初めての場合は慌ててしまうことが多いです。
そこで今回は私の経験を踏まえながら、カナダの入国審査で準備しておきたいもの、審査の流れ、よくある質問事項、乗り継ぎが発生する場合の流れを紹介します。
入国審査の流れを事前に知っていれば、当日に慌てたり入国拒否になったりすることは避けられます。これからカナダに渡航する予定の人は、今回の記事を読んでしっかりと準備しておきましょう。
[目次]
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入国審査は、パスポートとビザを参考に、渡航者の身元と渡航する目的を確認します。主にこれまでの渡航歴や渡航目的に合ったビザの有無、特定の国への渡航においては入国許可が事前に承認されているかどうか、などをチェックすることが多いです。
さらには以下の質問を通して、渡航目的にあった回答が返ってくるかを確認しています。
回答の内容によっては追加でさらに質問されることも。
不安に感じるかもしれませんが、基本的には質問された内容に対して、適切に答えを返していれば問題ありません。
カナダの入国審査に必要なものは、主に以下の6つです。
必要な書類はビザの種類によって異なるため、入国目的にあったものを用意してください。
注意点として、どのような目的でカナダに入国する場合でも、電子渡航認証「eTA」の取得が必要です。
eTAとは、どんな渡航目的でも取得が義務付けられている渡航認証のこと。2016年11月以降の入国から、学生ビザやワーキングホリデービザでの入国だけでなく、観光目的で入国するときなどあらゆるケースで取得が義務付けられています。
ちなみにeTAはアメリカでいう「ESTA」、オーストラリアでいう「ETAS」と同じ役割のものです。アメリカやオーストラリアへ渡航したことのある方は、イメージしやすいかもしれません。
eTAはインターネットから、7カナダドル(約560円)で申請できます。eTAがないと入国できないこともあるので、どんな渡航目的でも必ず申請しておいてください。
カナダの入国審査で覚えておきたいのがBorder Xpress(ボーダーエクスプレス)というタッチパネル式の機械、通称「キオスク(Kiosk)」です。
キオスクとは、入国審査ができるタッチパネル式の機械のこと。入国審査をよりスムーズにする目的で、2017年4月からバンクーバー国際空港のみで導入されています。
これまでは入国カードと税関申告書が飛行機の中で配られ、その記入したカードを入国審査で提出していました。現在は、この入国カードと税関申告書の配布がなくなっています。
その代わりキオスクを使って、以下のような手順で入国審査を受けられるようになっています。
※ただしワーキングホリデービザや学生ビザでの入国は確認事項があるため、通常の入国審査カウンターでの手続きが必要です。
ここでは、実際に入国審査へ進む流れを4つのステップに分けて紹介します。
現地に到着して飛行機を降りたら、まずは入国審査の場所まで移動しましょう。「immigration」や「arrival」という文字が入国審査の目印となりますので、探して進んでください。
入国審査の場所まで進むと、キオスクが何台も並んでいるのが見えるかと思います。空いているキオスクをタッチパネルで操作し、以下3つのステップで手続きを完了させましょう。
回答後に紙が印刷されますので、その紙を持って入国審査のカウンターへ進んでください。
入国審査のカウンターでは、係官にパスポートとキオスクで印刷された紙を渡します。その他にも係官から要求された書類があれば、提示しましょう。
渡航目的やビザの種類によっては、係官から質問を受けます。
質問は主に
などです。緊張する必要はないので、嘘をつかないように回答しましょう。
先ほど入国審査カウンターではキオスクで発券した紙を渡せば、基本的にそのまま審査を通れるとお伝えしました。ただしワーキングホリデービザや学生ビザで入国する場合には、係官による審査を受ける必要があります。
カウンターでの審査にそなえて、よくある質問と解答例を確認しておきましょう。質問に対する回答を用意しておくことで、審査で慌てることもありません。
まず最初に聞かれるのは、渡航の目的です。入国審査では多くの係官が最初にカナダを訪問する目的を聞きますが、ちゃんと答えられないと不審がられる原因となります。
怪しまれないためにも、しっかりと答えられるように準備しておきましょう。
留学のために入国する場合には、留学しにきたことを伝えてください。「To study.」の他にも、語学留学を強調するために「To study English.」などと伝えるのもおすすめです。
観光目的の入国であれば、「For sightseeing.(観光目的です。)」「For vacation.(休暇で来ました。)」など、観光目的であることを伝えてください。
所持しているビザの期間と実際の滞在期間にズレがないか確認するために、カナダでの滞在期間を質問されることは多いです。
すでにビザを取得している人は、予定している滞在期間をそのまま答えて問題ありません。
最初はeTAで入国し、その後ワーキングホリデービザや学生ビザに切り替える予定の人も、この場では目下の渡航目的や期間を回答するとスムーズです。
滞在先を聞かれる場合は、ホテル名やホームステイ先の住所などを伝えます。すぐに答えられるように、紙などに書いて用意しておきましょう。
基本的にはホテル名だけで問題ありませんが、念のため住所まで調べておくと安心です。
ビザの期限が過ぎても現地に滞在する「不法滞在」を防ぐために、帰りのチケットを持っているかどうか質問されます。
いつの便を予約しているかを答えながら、帰国便の予約確認書を見せると良いでしょう。
日本からカナダへ渡航するとき、アメリカ経由で入国するパターンや、国際線でカナダに到着してからカナダの国内線へ乗り継ぎをするパターンがあります。
そのような場合の乗り継ぎ方法について、パターン別に詳しくお伝えします。
日本からアメリカに向かって、アメリカからカナダへ向かうパターンです。このように、アメリカ経由でカナダに入国するフライトは数多くあります。
その際に最も注意が必要なのが、アメリカの電子渡航認証「ESTA」の取得が義務付けられていること。この査証はアメリカに入国しない、乗り継ぎのみの場合でも必要となります。
取得していないと日本を出国するときから搭乗拒否されることになりますので、注意してください。
アメリカで乗り継ぎをする場合でも、基本的には日本で預けた荷物はそのままカナダまで運ばれます。ただし乗り継ぎ時間や機体を変更するなどの関係で、一度荷物のピックアップが必要な場合もあります。
不安な場合は、日本出国の前にチェックインカウンターにいるスタッフに確認しておきましょう。
日本からカナダに向かったあと、国内線でカナダの別都市に向かうパターンです。
この場合は、カナダに入国する最初の空港で入国審査を受けます。Arrivals(到着)の標識に従い、カナダ税関および入国審査へ進み、手続きをしてください。
日本で預けた荷物は基本的に、最終的な目的地まで運ばれます。そのためアメリカでの乗り継ぎと同じように、入国審査を受けた最初の空港で受け取る必要はありません。
ただし、場合によっては荷物の預け直しが必要な場合も。日本を出国するときに確認しておきましょう。
今回の記事を読んで、カナダ入国時の審査の流れは把握できましたでしょうか。
カナダの入国審査で押さえておきたいポイントは、以下3つです。
初めての経験に、緊張や不安は付きものです。しかしそのような経験をひとつずつ乗り越えていくと「あれもできた」「これもできた」と、自信へとつながっていきます。
自信を持って留学やワーキングホリデーの始まりを迎えられるよう、しっかりと入国審査の準備をすることをおすすめします。
備えあれば憂いなしです!みなさんのカナダへの渡航が素晴らしい体験となることを願っています。
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留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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