お気づきだろう。
かつて、1970年代に誕生した
和製英語だった「バイク」とい
う単語は、今は世界共通語にな
ったことを。
英語では百数十年以上も発動機
付二輪の事はモーターサイクル
と呼ぶのが言語としての歴史だ。
もしくは米語でのモーターバイ
クだった。
日本語で言うバイクというと欧
米では自転車の事を意味し、英
語圏では全く通じなかった。
英語感覚ではバイクという言葉
は日本語のチャリンコに相当し
たからだった。
日本人でも例えばアメリカ人
がオートバイ(これも和製語)の
事をチャリだチャリだと言った
ら「え?」となるだろう。
かつて「バイク」という単語は
世界規模ではそれだった。
だが、1980年代後半から世界
GPの英語圏ライダーが日本製
マシンの事をバイクと呼び始め
て世界に日本語のバイクが徐々
に広まった。
そして30年が過ぎた今。全世界
にバイクという単語がモーター
サイクルを意味する単語として
定着しつつある。
日本が地球を変えた。
それは1960年代から2010年代
までの約半世紀、日本が世界の
二輪を強烈に牽引したからだ。
ゆとり世代が中心となった今の
日本の工業力と知力では到底無
理。
今は世界戦で最後尾をやっと
走るバイクしか日本は作れなく
なった。コンピュータデータ
任せで人間不在で車を作ろうと
しているからだ。世界一の選手
が運転しても転ぶ二輪しか作れ
なくなった。
そして、日本の二輪メーカーは
やる気も無い。
目先の利益だけを追い求める
体質に世代交代したからだ。
国を滅ぼす世代が企業幹部と
なる時代となって。
この動画、コーナーのある
サーキットならばバイクが
ドベかリタイアだろう。
絶対に転ぶから。