会社を離れたからこそみえた視界。
専門性を極めたその先で
クライアントの想いを紡いでいく。

祖田 篤輝
ATSUKI SOTA 2020年入社

やりたいことは設計のその先にあった。
一度外に出たからこそ、みえてきたもの。

―転職をされた理由と
スペースに復帰した理由を教えてください。
スペースで働いていた約15年間は
主に大型のショッピングセンターを
運営されているお客様を担当し、
ショッピングセンターの構想段階から
施設の基本計画に携わっていました。
スペースには各エリアのクリエイティブ事業部や
東京の商環境研究所など、
商業施設の企画・計画段階から
参画するような部署が少なからずあります。
基本計画業務をする中で、一級建築士の資格を活かし、
建築設計の実務に携わり、
設計力をもっと強化することが、
今の自分の成長に必要だと考えるようになり、
40歳を目前にゼネコン設計部への転職を決めました。
転職先では、ありがたいことに、
オフィスビルの設計や
物流倉庫の共用部の実施設計やサイン計画など、
幅広い設計に携わらせていただきました。
しかし、設計職4-5人が集まったチームで
互いの意見をまとめながら働く中で、
設計者にとって大切なことは、
設計力を磨くだけではなく、
ゴールを示して周りを巻き込み、
プロジェクト全体をコーディネートしていく力だと
考えが変わっていきました。
また、外に出ることで
初めて自分が建築設計業務そのものよりも、
設計の前段階である企画や計画といった部分に
一番面白みを感じていることにも
気づきました。
自分が本当にやりたいと思っていたこと、
それはお客様の『こういったことがしたい』という
おぼろげな想いを聞きとり、
言葉や画にして具現化していくこと、
そのような建築の設計に留まらない働き方が
可能だったのが、スペースだったのです。

バランスの取れたチームと個人の力。

―戻られた今、
改めて感じるスペースの魅力はなんでしょう。
スペースは大半の部署が特定のお客様を
チームで対応していく顧客対応型組織なので、
社内の人とのコミュニケーションの取り方が違うなと
外に出て改めて感じました。
転職先では見積もり一つとっても
専門の部署に依頼をするスタイルなので、
依頼先の都合を考慮しなければいけません。
スペースであればチーム内か個人で完結できるので、
仕事の進みがよりスムーズだと感じました。
また、スペースの社員は一人ひとりが
担当者である人が多いことから、
各顧客の業務全般にわたって携わっているので、
みんなまじめで粘り強く、
簡単に妥協しない。
そういった人達と共に働けることも
私にとっては魅力の一つです。

情報の感度を高め、
これからもお客様の課題を解決していく。

―現在の業務内容と
やりがいについて教えてください。
お客様の課題を聞き取り、
解決策を考える企画や計画において、
プロジェクト全体のマネジメントをしています。
社内の他部署と連携する案件もあり、
企画・提案は私の部署、実施設計・積算・施工は
他部署で行うなんてこともあります。
ここ最近では
小学校の老朽化したトイレの改修工事において、
生徒参加型の企画提案をしました。
校長先生に対して提案の趣旨の説明をし、
実際に担任の先生から生徒のみなさんに
説明する場面にもお邪魔しながら、
一緒になってどんなトイレにしていきたいかを
考えていきました。
なかには休み時間に私のところに
『あんな素敵なトイレになるの?』
『いつ完成するんですか』と
聞きに来てくれる子もいて。
お客様と同じ想いで創るなかで、
生の反応に触れる瞬間があるのはすごく嬉しいですね!

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PRIVATE

毎年挑戦する家庭菜園。今年はオクラにチャレンジ。
こまめに水やりをして、
肥料もあげて、なかなかの収穫となりそうです。
公園や道の駅など、仕事につながりそうな話があれば、
家族を連れて現地調査へ。
これも週末の過ごし方のひとつになっています。

祖田 篤輝/ ATSUKI SOTA

2003年にスペースで新卒入社。
当時は商業施設の建築設計に携わり、
2018年に一度スペースを退職。
その後2020年に中途採用として復帰。
現在はデベロッパーを主に担当し、
企画提案業務に従事。
愛知県東海市出身。
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