はじめの一歩
ジャブ
ボクサーが最初に習い、身につけなければならないボクシングの基本
距離を計り、風となり攻撃の糸口となる
速く鋭く!
諦めない、諦めないぞ!
僕は掴んでみせる!絶対に生まれ変わるんだ!
次回、『努力の成果』
スパーリング
ヘッドギアをつけリングに上がる
思ったより広いリング
ところが相手が立った途端、窮屈なくらい狭く感じてしまう
見せなきゃ可、能性を!やる気を!
頑張れ僕の両手両足!
僕は、僕はボクサーになるんだ!
次回、『うれし涙』
ステップワーク
踏み込んだかと思えば下がり、右かと思えば左に飛んでいる
リングに刻む足音は変幻自在にして華麗
アウトボクサーの武器
じっと見るんだ
きっと見える、宮田君の影!
次回、『シャドーボクシング』
カウンター
天才にしかできない高等技術
華麗なフットワークから打ち出されるそれを、僕はずっとそう思っていた
でもそれは違ったんだ
逃げたくない!正面からぶつかりたい!
今の僕にはできないかもしれないけど、正々堂々と勝負したいんだ!
次回、『カウンターへの三ヶ月』
ダウン
立ち上がれなければ試合は終わる
信じられないダウン、ねじ伏せられる様なダウン、気力を断ち切られるダウン
終わらないためには起きるしかない!
続けたいなら立ち上がるしかない!
そして確かめるんだ、自分がどのくらい成長したのかを!
次回、『再戦のゴング』
アッパーカット
攻撃を立体的にし、巧みなディフェンスを脅かす下からの攻撃
倒れたくない、もっと試合を続けたい
宮田君は凄いけど終わりにしたくない!
まだ封じられていないかも知れないんだ、この三ヶ月で手に入れた僕の最強の武器
次回、『1cmの破壊力』
プロボクサー
過酷な減量、凄まじい練習、それに耐えられる選ばれた人達、そんな印象を持っていた
でも違うんだ、耐えられるんじゃない、耐えてるんだ
自分に勝ちえたからこそ、ライトの下で喝采を浴びる事ができるんだ
次回、『再会の約束』
ライセンス
憧れのプロボクサーの証、強い人が当たり前のようにいる世界への切符
不安だけど僕はこの世界で頑張りたい
約束したんだ
高く険しい所だけど、僕を待っている人がいるんだ!
次回、『C級ライセンス』
ストレート
ボクサーが必ず身につける基本のパンチ
相手に大きなダメージを与える長距離砲
その一発は、時に試合の形勢を逆転し、時に相手の粘りを断ち切る
楽勝だって言われたって、侮るなんてできないよ!
僕は初めてのリングに上がるんだから
次回、『デビュー戦!』
カット
傷口から溢れる血、その血を魔法のように止めるセコンドの技術
でもその魔法も段々と解けてゆく
このままだと僕の負けになる
嫌だ!デビュー戦なのに、この日のために頑張って来たのに、こんな形で終わるなんて納得できないよ!
次回、『勝利への執念』
バッティング
吐く息も届くような距離で繰り広げられる接近戦、偶然頭がぶつかってしまう事がある
それはあくまでトラブル
しかしそれがわざとだなんてわかったら、痛い上に腹が立つ!
けど何故か友達のバッティングは痛いけど嬉しいんだ
次回、『手荒なダチ宣言』
ダッキング
上体を倒し、かがむ様にして相手のパンチをかわす
できなければマットに這い、トーナメントは終わる
夢は夢のまま、約束は果たされぬまま
だからやれるだけの事をやるんだ!
今僕ができる事は、諦めない事だけなんだ!
次回、『開幕、東日本新人王戦』
フック
肘を曲げ、体全体を巻き込むようにして横から打ち込む、突進型ファイターとは相性の悪いパンチ
でもかわす事ができれば、逆にこちらがチャンスになる!
やれるだけの事はやった
後はベストを尽くすだけだ!
新人王戦のゴングが、今鳴らされる!
次回、『強腕!フックVSアッパー』
ショートレンジ
お互いに手を出せば届く距離、お互いに当たれば必ずダメージを受ける距離
そう、お互いなんだ
だから引かないぞ!
効いてない効いてない!
連打を止めるんだ!
ふんばって打ち返すんだ!
僕はここでしか戦えない、この距離が僕の距離なんだ!
次回、『我慢くらべ』
ボクシングスタイル
自分の特性に合わせた戦いの方法
体型、パワー、スピード
長所を活かし短所を抑える
それはより勝利に近づくための努力
誰だって負けたくない
辿り着いた結論は違っていても、全ての努力は勝つという一点に向かっているんだ!
次回、『激戦の予感』
シフトウェイト
インファイターの鋭い追い足、アウトボクサーの華麗なステップワーク
試合会場を涌かせるその切れ味の源
そしてそれは地道な練習の積み重ねで磨かれた物
初めての合宿
どんなにハードでもついていってみせる!
それができなきゃ、これから先勝つ事なんてできっこないんだ!
次回、『イッポ・オン・ザ・ビーチ』
ファイトプラン
地道な情報収集、積み重ねた研究、勝つために整えられた戦略
でも恐れていてもしょうがない、僕は僕なりの戦い方をするしかない
鍛えた蹴り足で相手の懐に潜り込み、接近戦での打ち合いに持ち込む
それがきっと活路になるはずだ!
次回、『クリンチ』
ノックアウト
渾身の一撃が、練習を重ね続けたボクサーの勝利への執念を断ち切る
深々とキャンパスに沈める
華々しく、ボクシングにおける誰の目にも明らかな決着の形
それだけに狙う事は難しい
でも狙うしかない!
どんなに苦しくても、僕にはもう打って打ち続けて、捕まえて倒すしかないんだ!
次回、『KOの夢』
ボクシングセンス
生まれ持ったボクサーとしての資質、途方も無いパワー、華麗なフットワーク
紙一重でかわすテクニック、リズムを取り相手を狙い打つ
でもそれだけで勝てる世界じゃない!
強いと言われるボクサーの強さを支えている物の大半は、驚くほど緻密で過酷な努力なんだ!
次回、『ショットガンの脅威』
ショートアッパー
踏み込んで来た相手のアゴをコンパクトなモーションで下から跳ね上げる
読み難くて、フットワークの優れたボクサーでもかわすのは難しい
インファイターを狙い打って来るパンチ
だけど諦めない!
どうしても勝ちたい!勝って決勝の舞台に上がるんだ!
あの日交わした約束を果たすために!
次回、『天才攻略の道』
インファイト
相手の懐に潜り込んでの打ち合い
これまでの勝利の全てを積んできた戦い方
望んでも得られないと思っていた、唯一分があると思っていた
そこでねじ伏せられる、力の差を見せつけられる
でもまだ終わるわけにはいかない!
僕には託された物がある!
不様なまま、舐められたままでは終われないんだ!
次回、『前へ!前へ!!』
ソリッドパンチャー
研ぎ澄まされた鋭い切れ味で、一瞬にして相手をマットに沈めるボクサー
瞬きも許さない姿はまるで剣豪の立ち合い
集中力と技術に裏打ちされた恐ろしくハイレベルな攻防
そして改めて気づく、僕の出る新人王への高みとはこれほどの物だったのだと!
次回、『もう一つの準決勝』
ハングリー
喉の乾き切った人間ががむしゃらに水を求めるように勝利を望む事
いくら打たれようと、倒れる事を拒否する精神
その背にはいつも勝たなければならない訳が背負われている
だから立ち上がる、だから立ち向かう
それはすでに肉体を超えた心の戦いなんだ!
次回、『約束の場所へ...』
ファウル
ルール上禁じられている危険な行為
ギリギリの攻防になればなるほど、結果としてこれが起こりやすい
それはお互いの必死さが生んだトラブル
だからこそ狙ってやっちゃいけない
精一杯努力をぶつけ合う戦いで卑怯な事をしてしまったら、それまで頑張って来た自分さえ裏切る事になるんだ!
次回、『それぞれの想い』
ヒットマンスタイル
体重を後ろ足に乗せ、懐を深くし、速いジャブを作るために左ガードを下げぎみにした攻撃型のスタイル
でも踏み込む事ができれば、下がった左ガードが弱点となりアゴが目の前にさらされる
だから踏み込むしかない!
鍛えに鍛えたダッシュ力で、何としてもその懐に辿り着くんだ!
次回、『距離の攻防』
エルボーブロック
肘を使い相手のパンチを防御する方法
それはボディを狙って打ち込まれた拳をブロックするばかりでなく、打った拳に逆にダメージを与える
それでも打ち続けるしかない
接近戦に持ち込む事、それが唯一の突破口だと
駄目なら勝ち目は無いのだと、僕はこれだけを信じてやって来たんだ!
次回、『死闘』
ボディブロー
首より下、ベルトラインより上を打つ攻撃
徐々に相手のスタミナを奪い、激しい苦痛を与えガードを下げさせる
しかし、鍛え上げられたボクサーからボディでKOを取る事は難しい
だけど打ち続ける
相手の気力を削り取るのが先か、僕の拳が砕けるのが先か
それは全力を尽くした意地の張り合いなんだ!
次回、『勝敗』
スマッシュ
斜め下から鍛え上げた全身のバネで突き上げるように打ち出し、一発で相手を倒すほどの威力があるパンチ
それは僕と戦うのを楽しみにしていた人が、僕と戦うために用意した武器
拳の怪我さえなければ僕だって戦ってみたい!
僕だってボクシングが好きなんだ!
次回、『浪速のロッキー』
ハードパンチャー
一発のパンチ力が優れたボクサー
その破壊力でしばしば劇的なKOを生み出す反面、自らのパンチの衝撃で拳を痛めやすい
拳の怪我がクセになりやすいのはわかっている
でもそれを理由に諦めたくない!
試合に出られるんだったら逃げたくないんだ!
次回、『敵地へ』
全日本新人王
新人達が東と西でトーナメントを争い、勝ち残った代表がさらに試合をし、勝利をおさめた者
それを決める舞台に僕は立とうとしている
そして西日本の新人で一番強い人との戦いを楽しみにしている
それはちょっと前の僕なら絶対考えられない様な事なんだ!
次回、『激闘の足跡』
スラッガー
闘争本能と攻撃力を兼ね備えたボクサー
打たれない事よりも打つ事を望む
判定よりも相手を倒す事を求める
守り続ける事はできない
一発目の右が思い切り打てなければ、その瞬間負けると決まってしまう
それでも構わない!それでも僕はリングに立ちたいんだ!
次回、『右を打て!』
ミドルレンジ
モーションを大きく取れるため、破壊力の大きなパンチが打ち込める距離
ここで放たれる一発は致命傷となりうる
離れちゃいけない、あのスマッシュをまともにもらったら僕はきっと立っていられない
何が何でもくっついて、余裕を与えずに打ち続けるんだ!
次回、『スマッシュの威圧』
ラッシュ
優勢になった試合を一気に押し切るために、反撃する間も与えず連打を集中し攻め続ける事
ふんばれ、打ち返すんだ!
向こうだって僕のパンチに耐えて立ち上がってきている!
だからこっちだってこのまま押し込まれるわけにいかないんだ!
次回、『新人王』
ロードワーク
ジムの外で行う走り込みを中心とした練習
ボクシングをするための基礎体力を養い、維持するための基本であり、そこでは日々の積み重ねが如実に現れる
僕も始めはきつかった、でも今では慣れっこになっている
そしてまさにそれこそが、一番確かな二年間の努力の証なんだ!
次回、『さらなる旅立ち』
チャンピオン
その階級の全てのボクサーが目指し、たった一人だけが立つ事ができる頂点
誰よりも速く、誰よりも上手く、誰よりも強い
戦う事なんて想像できない
でも、その人とリングの上で出会う事は、もう遥か先の事じゃないんだ
次回、『王者との出会い』
コークスクリューブロー
拳をねじり込む様にして打つ事で、絶大な破壊力と貫通力を生み出すパンチ
しかしそれを身につけるためには、高度な技術と修練を必要とする
凄い、何度倒れても終わりにしたくない!
チャンピオンの持つ強さという物を、僕はもっと知りたいんだ
次回、『目指すもの』
ランキング
本来はチャンピオンへの挑戦資格の優先順位として決定されていた物
今では下位のランカーが王者の指命により挑戦者となる事も多い
だけどランキングが高いほど、挑戦の可能性が高くなってゆく事は確かだ!
そう、十位より五位の方がチャンピオンの立つリングに確実に近いんだ
次回、『二人の新人王』
ドロー
ラストラウンド終了後、二人のジャッジとレフェリーの採点結果により引き分けとなる事
強さを競うボクシングの世界では、引き分けはいくつ重ねても勝利の価値には届かない
それは負けなかった試合というよりも、勝てなかった試合とみなされてしまうからだ
次回、『異国での挑戦』
ジョルトカウンター
前足に体重を乗せた構えから体ごと叩きつけるように打ち込むカウンター
決まれば恐るべき破壊力で相手をマットに沈める
でも失敗すればその威力は自分に跳ね返ってくる
ボクサーとしての全てを失うか、勝利を得るか
それは正に、命を削って打ち出す究極のカウンターなんだ
次回、『カウンターを超えたカウンター』
プロテスト
プロボクサーになるための試験
筆記と実技のスパーリングによって合格者が決まる
僕の時も不安と緊張で一杯だった
でもそれは誰もが同じ
どれだけやれれば合格かなんてわからない
だからこそジムに入ってきてから積み重ねてきた自分の努力を信じるしかないんだ!
次回、『ゲロ道の戦い』
ファイティングポーズ
ボクシングを戦う時の構え、毎日の練習で身につく物
でも、二年積み重ねて体に染みついたこの基礎から遠ざかる事になっても仕方が無い
僕のために、母さんに無理をさせてまでボクシングを続けるわけにはいかないんだ!
次回、『夢への共感』
アウトボクサー
フットワークを駆使して相手との距離を取って戦うボクサー
その信条はスピード
捕まえなければインファイターに活路は無い
負けたくない!心配をかけたみんなに精一杯応えたい!
練習量は充分じゃないけど、何とかして接近戦に持ち込むための攻略法を考えるんだ!
次回、『THE SPEED STAR』
クレバーボクサー
高度な技術と明晰な頭脳で常に冷静に戦うボクサー
相手だけではなく、自分の状態すら客観的に観察して試合運びをする
追い詰めたと思っても、更に上手を行かれてしまう
それでも諦めたくない!
迷惑をかけたみんなに、大丈夫だってところをまだ見せていないんだ!
次回、『リングの死角』
アマチュアボクシング
パンチを正確に当てた回数、それを点数にして競う技術重視のもう一つのボクシング
その世界一の栄冠を卓越したテクニックに加えて、圧倒的な力で手にしたボクサー
つけ入る隙など見当たらない
だけど勝たないと辿り着けないのが僕の望むチャンピオンのリングなんだ!
次回、『狼の白い牙』
コンテンダー
タイトルマッチにおける挑戦者
ベルトを取るためのポジション
しかし辿り着くための道のりは険しい
例え僅かな差であっても、負けた者は失ってしまう権利だから
不安でも眠れなくても頑張るしかない
それは全力を尽くして試合を繰り返した末に、ようやく巡ってくるチャンスなんだ!
次回、『かもしかになれ!』
ガゼルパンチ
フックの構えから素早く構えてダッキングし、体ごと突き上げるようにして打つ世界を制したパンチ
でもそれを当てるには至近距離での連打の応酬、息を止めての我慢比べに勝たなければならない
だから今以上に練習が必要だ!
走りまくって心肺機能を鍛える、それが唯一の突破口になるはずなんだ!
次回、『秘められた闘志』
コンビネーションブロー
複数のパンチを組み合わせた攻撃
別の角度から連続で打ち込む事で、相手のガードに隙を作りパンチをヒットさせる
どこまでも追ってきて打ち込まれる
その圧力に怯んでちゃいけない!
下がっちゃ駄目だ!前に出て打ち合わなきゃ!
至近距離に飛び込んで連打の応酬に持ち込むんだ!
次回、『赤い狼』
トレーナー
ボクサーに一対一で技術を教え、練習の仕方を指導する協力者
試合の時には戦い方をアドバイスし、共に勝利を喜び、共に敗北を噛み締める
そうだ、いつだって会長を信じていたから勝てたんだ!
諦めないで練習通り頑張れば、きっと何かあるはずなんだ
次回、『信頼する勇気』
スタミナ
試合を充分に戦い切るための体力
一ラウンドは僅か三分
しかし相手を倒すという気迫を込めて打ち合う拳の重圧は、精神力と体力を恐るべき速さで削り取ってゆく
行かなきゃ、やっと巡ってきたチャンスなんだ
気力を振り絞れ!
パンチを打ち出せ、ここからが本当の我慢比べなんだ!
次回、『伝えたい事』
ローブロー
トランクスのベルトラインより下を打つ反則行為
そう、ボクサーは下半身への攻撃を強く戒められている
なのに人が眠ってる間に下半身に悪戯をするなんて!
こんな人達にダシにされた上、地獄を見るわけにはいかない!
いくら初めてのボウリングでもこの一投ははずせない!
絶対この手で天国を掴み取るんだ!
次回、『合コン』
日本チャンピオン
その階級において日本で一番強いボクサー
過酷な減量をやり抜いて当たり前のボクサー達
鍛え上げた体と強い精神力を持つ男達
その頂点に立つ人間
あの人と戦いたくてここまでやって来た
初めて会った頃、天と地ほどあった差はどのくらい縮まったんだろうか?
次回、『挑戦者』
カムバック
何らかの理由で一度引退したボクサーが再び現役に復帰する事
年齢から来る衰えと戦いながら、勘を取り戻し、全盛期に追いつく事は難しい
でもあの人は帰って来た
だけど僕は全てを出し切るだけだ
この人と戦う事を目標にしてきたんだから!
次回、『俺が俺であるために』
オーバーウェイト
そのクラスの規定の体重を超えている事
再計量をパスするには短時間で無理な減量をしなければならない
不完全なコンディションでの防衛戦
圧倒的に不利な状況だけど、鷹村さんはきっと勝つ!
だって鷹村さんは、チャンピオンには特別な力があるって言ったんだ!
次回、『王者の拳』
タイトルマッチ
チャンピオンと挑戦者のベルトを賭けた試合
日本一と言われて来たボクサーと、それを目指して来たボクサーが雌雄を決する戦い
三年前には考えられなかったけど、でも僕は今一刻も早く上がりたいと思っている!
今僕は全力で戦いたいと思っているんだ!
次回、『日本フェザー級タイトルマッチ』
キャリア
試合を重ねる事によって得られる経験の蓄積
老獪な試合運びや卓越した技術は、パワーやスピードを容易に押さえ込む
当たってるはずなのに決定打にならない!それでも前に出るんだ!
技術ではかなわないのだから手数で勝負するしかない!
手を出し続ければ、きっとチャンスがやって来るはずなんだ!
次回、『立ちはだかる力』
チャレンジャー
タイトルマッチの挑戦者
その権利を巡って多くのボクサーが戦い、勝ち抜いた者がチャンピオンに挑む
巧みなテクニックや重いパンチ
凄い相手に勝つ事によって鍛えられ、僕は今このリングに立っている!
だから全部出し切るんだ!
腕が上がるなら、体が動くなら、まだ終わるわけにはいかないんだ!
次回、『決着』
ダメージ
試合による肉体の損傷
KOされたボクサーは、原則として九十日間出場を禁止される
慣れてしまった体の傷、そして初めて受けた敗北という傷
全てを出し切った試合ができればそれでいい、また頑張れる
そう思っていた
そう、いい試合だったんだ
次回、『傷心』
デターミネーション
断固たる決意
どんな劣勢に立っても勝つ事だけを考え、戦い続ける強固達
それを胸に秘めた者の気力は、限界を迎えたはずの肉体を支え、反撃の一発を打たせる
そうなんだ、勝利を掴むという事はそういう意志の戦いでもあるんだ!
次回、『決意のまなざし』
ルラウンド
規定ラウンドいっぱいの事
日本タイトルマッチなら10ラウンド
別人の様に鋭さを増した二人が死力を尽くした末に辿り着く最終ラウンド
それはもう、僕の知らないレベルの戦い
一日たりと同じ場所にいない人達の世界、それが僕が勝ち続けようとしてるリングなんだ!
次回、『ライバル』
ウィービング
上体を左右に振って行う動作
人間の耐久力に限界がある以上、倒れないためには防御を磨く必要がある
でもそれだけじゃ足りない気がする
勝つための確信を掴みたい!
一刻も早くみんなに追いつくために、僕はもう負けたくないんだ!
次回、『再起への不安』
ファイトスタイル
攻撃と防御の方法
一流のボクサーは、攻めと守りの作業をハイレベルな流れの中で行い、その間の時間差を最小限にする
ようやく掴みかけてきた攻防一体の戦い方
それが実践できれば理想に近づく!
ぶっつけ本番だけど、これができればきっと価値が見い出せるんだ!
次回、『復活』
カーテンレザー
ボクシングの興業における最初の試合
最終試合への盛り上がりに向けて繰り広げられる数々の戦い、その始まりを告げる試合
僕のボクシングの始まりが鷹村さんとの出会いであった様に、先輩達にもきっと大切なきっかけがあったはずなんだ!
次回、『炎の青春』
クリーンヒット
適格で有効な打撃
それは試合における勝敗の大きな基準となる
ボクサーはその一発を当てるために計算を積み、その一発をかわすために練習を重ねる
だからこそその一発の価値は高く、その一発の喜びは大きいんだ!
次回、『熱中時代』
デンプシーロール
相手のパンチをかいくぐって前進しながらの連打
ウィービングでパンチをかわし、戻しにフックをのせる事によって攻防が一体化する
必死の思いで掴んだ僕の武器
でもこの技も絶対無敵じゃない
そのためには更なる練習が必要なんだ
あの人ともう一度戦うために!
次回、『鴨川軍団の夏』
フェイント
相手に隙を作らせるための見せかけの動作
肩を入れたり踏み込んだりして相手を惑わせる
それを身につけた相手と戦うには、それに負けない精神を磨くしかない!
もっと自分を鍛えるしかない
気持ちばかり焦るけど、どんなに苦しくてもこの合宿をやり通すんだ!
次回、『鷹村さんの涙』
ジム
ボクサーとしての高みを目指す者達が集まり、トレーニングをする場所
同じ志を持つ者同士が日々刺激し合いながら練習を積んでゆく
確かにボクシングは個人競技だけど、先輩達の頑張っている姿を見せつけられると俄然やる気が出てくる!
力が涌いてくるんだ!
次回、『動き出す鴨川ジム』
ミドルウェイト
世界的に競争が激しく、スピード、技術、力全てにおいてハイレベルな階級
その頂点を伺うために、力だけじゃなく技術に裏づけされたボクシングを見せる
世界を意識した戦い方、それが僕のずっと先を歩いている人の視野なんだ!
次回、『会長の危機』
サウスポー
左構えで戦うボクサー
右足を前に出し、右腕でジャブを打つ
すべての攻撃が逆から来るため、距離感もタイミングも取りづらい
でもおかしい
確かに初めて戦う人にとってはやりにくいかもしれないけど、何故千堂さんの破壊力がここまで封じられてしまうんだ?
次回、『サウスポーの罠』
ステップイン
踏み込んで、パンチの射程圏に入る事
瞬時の相手の懐に踏み込める脚力、前に出る力
それは、接近戦における大切な武器
以前にはなかった、強力に鍛え上げられた下半身
それは僕を倒すために磨き上げられた、恐るべき武器なんだ!
次回、『ごんたくれ』
チャンピオンベルト
その階級で最も強いという王者の証
ボクサーなら誰もが手にする事を望み、そのために苦しい練習を繰り返す
でも、今回は違う
ベルトを手にする事よりも、僕にとってはあの人と戦う事、拳を交える事その物が、待ち遠しくて仕方がないんだ!
次回、『決戦の刻』
アストライドポジション
足を広げ、重心を低くした構え
至近距離で足を止め、パンチを連打で撃ち合う
鋭い瞬間、強烈な破壊力
守り切る事なんてできない
打たれたら、打ち返すしかない
そう、これはお互いに鍛え上げた力と力の勝負なんだ!
次回、『LALLAPALLOOZA』
カバーリングアップ
両腕で顔面と上体をカバーする事
打たれる場所を腕で覆い、直接守る
最も固く、最も確実な防御姿勢
あのパンチを貰っちゃいけない
まともに貰ったらただじゃ済まない
なんていうパワー、なんていう圧力
怖い
僕は、なんて人と向かい合ってるんだ!
次回、『あの時を超えろ』
アグレッシブ
積極的に攻撃に出る事
ボクシングは相手を倒す事が目的
攻めなければ倒す事はできない
だから攻めるんだ
打たれても怯んじゃ駄目だ
打ち返せ、千堂さんだってダメージは回復してないはず
気合い負けするわけにはいけない
チャンスは来る、必ず来るはずなんだ!
次回、『ミックスアップ』
ゴング
ラウンドの始まりと終わり、そして試合の終わりを告げる鐘
ボクシングとの出会い、手にしたグローブ
精一杯やるという事を知り、ここまでやって来た
これからもずっとゴングは鳴り続ける
それは何かの終わりを告げ、同時に始まりを告げていくんだ
次回、『さらなる、一歩を』
ボクサーが最初に習い、身につけなければならないボクシングの基本
距離を計り、風となり攻撃の糸口となる
速く鋭く!
諦めない、諦めないぞ!
僕は掴んでみせる!絶対に生まれ変わるんだ!
次回、『努力の成果』
スパーリング
ヘッドギアをつけリングに上がる
思ったより広いリング
ところが相手が立った途端、窮屈なくらい狭く感じてしまう
見せなきゃ可、能性を!やる気を!
頑張れ僕の両手両足!
僕は、僕はボクサーになるんだ!
次回、『うれし涙』
ステップワーク
踏み込んだかと思えば下がり、右かと思えば左に飛んでいる
リングに刻む足音は変幻自在にして華麗
アウトボクサーの武器
じっと見るんだ
きっと見える、宮田君の影!
次回、『シャドーボクシング』
カウンター
天才にしかできない高等技術
華麗なフットワークから打ち出されるそれを、僕はずっとそう思っていた
でもそれは違ったんだ
逃げたくない!正面からぶつかりたい!
今の僕にはできないかもしれないけど、正々堂々と勝負したいんだ!
次回、『カウンターへの三ヶ月』
ダウン
立ち上がれなければ試合は終わる
信じられないダウン、ねじ伏せられる様なダウン、気力を断ち切られるダウン
終わらないためには起きるしかない!
続けたいなら立ち上がるしかない!
そして確かめるんだ、自分がどのくらい成長したのかを!
次回、『再戦のゴング』
アッパーカット
攻撃を立体的にし、巧みなディフェンスを脅かす下からの攻撃
倒れたくない、もっと試合を続けたい
宮田君は凄いけど終わりにしたくない!
まだ封じられていないかも知れないんだ、この三ヶ月で手に入れた僕の最強の武器
次回、『1cmの破壊力』
プロボクサー
過酷な減量、凄まじい練習、それに耐えられる選ばれた人達、そんな印象を持っていた
でも違うんだ、耐えられるんじゃない、耐えてるんだ
自分に勝ちえたからこそ、ライトの下で喝采を浴びる事ができるんだ
次回、『再会の約束』
ライセンス
憧れのプロボクサーの証、強い人が当たり前のようにいる世界への切符
不安だけど僕はこの世界で頑張りたい
約束したんだ
高く険しい所だけど、僕を待っている人がいるんだ!
次回、『C級ライセンス』
ストレート
ボクサーが必ず身につける基本のパンチ
相手に大きなダメージを与える長距離砲
その一発は、時に試合の形勢を逆転し、時に相手の粘りを断ち切る
楽勝だって言われたって、侮るなんてできないよ!
僕は初めてのリングに上がるんだから
次回、『デビュー戦!』
カット
傷口から溢れる血、その血を魔法のように止めるセコンドの技術
でもその魔法も段々と解けてゆく
このままだと僕の負けになる
嫌だ!デビュー戦なのに、この日のために頑張って来たのに、こんな形で終わるなんて納得できないよ!
次回、『勝利への執念』
バッティング
吐く息も届くような距離で繰り広げられる接近戦、偶然頭がぶつかってしまう事がある
それはあくまでトラブル
しかしそれがわざとだなんてわかったら、痛い上に腹が立つ!
けど何故か友達のバッティングは痛いけど嬉しいんだ
次回、『手荒なダチ宣言』
ダッキング
上体を倒し、かがむ様にして相手のパンチをかわす
できなければマットに這い、トーナメントは終わる
夢は夢のまま、約束は果たされぬまま
だからやれるだけの事をやるんだ!
今僕ができる事は、諦めない事だけなんだ!
次回、『開幕、東日本新人王戦』
フック
肘を曲げ、体全体を巻き込むようにして横から打ち込む、突進型ファイターとは相性の悪いパンチ
でもかわす事ができれば、逆にこちらがチャンスになる!
やれるだけの事はやった
後はベストを尽くすだけだ!
新人王戦のゴングが、今鳴らされる!
次回、『強腕!フックVSアッパー』
ショートレンジ
お互いに手を出せば届く距離、お互いに当たれば必ずダメージを受ける距離
そう、お互いなんだ
だから引かないぞ!
効いてない効いてない!
連打を止めるんだ!
ふんばって打ち返すんだ!
僕はここでしか戦えない、この距離が僕の距離なんだ!
次回、『我慢くらべ』
ボクシングスタイル
自分の特性に合わせた戦いの方法
体型、パワー、スピード
長所を活かし短所を抑える
それはより勝利に近づくための努力
誰だって負けたくない
辿り着いた結論は違っていても、全ての努力は勝つという一点に向かっているんだ!
次回、『激戦の予感』
シフトウェイト
インファイターの鋭い追い足、アウトボクサーの華麗なステップワーク
試合会場を涌かせるその切れ味の源
そしてそれは地道な練習の積み重ねで磨かれた物
初めての合宿
どんなにハードでもついていってみせる!
それができなきゃ、これから先勝つ事なんてできっこないんだ!
次回、『イッポ・オン・ザ・ビーチ』
ファイトプラン
地道な情報収集、積み重ねた研究、勝つために整えられた戦略
でも恐れていてもしょうがない、僕は僕なりの戦い方をするしかない
鍛えた蹴り足で相手の懐に潜り込み、接近戦での打ち合いに持ち込む
それがきっと活路になるはずだ!
次回、『クリンチ』
ノックアウト
渾身の一撃が、練習を重ね続けたボクサーの勝利への執念を断ち切る
深々とキャンパスに沈める
華々しく、ボクシングにおける誰の目にも明らかな決着の形
それだけに狙う事は難しい
でも狙うしかない!
どんなに苦しくても、僕にはもう打って打ち続けて、捕まえて倒すしかないんだ!
次回、『KOの夢』
ボクシングセンス
生まれ持ったボクサーとしての資質、途方も無いパワー、華麗なフットワーク
紙一重でかわすテクニック、リズムを取り相手を狙い打つ
でもそれだけで勝てる世界じゃない!
強いと言われるボクサーの強さを支えている物の大半は、驚くほど緻密で過酷な努力なんだ!
次回、『ショットガンの脅威』
ショートアッパー
踏み込んで来た相手のアゴをコンパクトなモーションで下から跳ね上げる
読み難くて、フットワークの優れたボクサーでもかわすのは難しい
インファイターを狙い打って来るパンチ
だけど諦めない!
どうしても勝ちたい!勝って決勝の舞台に上がるんだ!
あの日交わした約束を果たすために!
次回、『天才攻略の道』
インファイト
相手の懐に潜り込んでの打ち合い
これまでの勝利の全てを積んできた戦い方
望んでも得られないと思っていた、唯一分があると思っていた
そこでねじ伏せられる、力の差を見せつけられる
でもまだ終わるわけにはいかない!
僕には託された物がある!
不様なまま、舐められたままでは終われないんだ!
次回、『前へ!前へ!!』
ソリッドパンチャー
研ぎ澄まされた鋭い切れ味で、一瞬にして相手をマットに沈めるボクサー
瞬きも許さない姿はまるで剣豪の立ち合い
集中力と技術に裏打ちされた恐ろしくハイレベルな攻防
そして改めて気づく、僕の出る新人王への高みとはこれほどの物だったのだと!
次回、『もう一つの準決勝』
ハングリー
喉の乾き切った人間ががむしゃらに水を求めるように勝利を望む事
いくら打たれようと、倒れる事を拒否する精神
その背にはいつも勝たなければならない訳が背負われている
だから立ち上がる、だから立ち向かう
それはすでに肉体を超えた心の戦いなんだ!
次回、『約束の場所へ...』
ファウル
ルール上禁じられている危険な行為
ギリギリの攻防になればなるほど、結果としてこれが起こりやすい
それはお互いの必死さが生んだトラブル
だからこそ狙ってやっちゃいけない
精一杯努力をぶつけ合う戦いで卑怯な事をしてしまったら、それまで頑張って来た自分さえ裏切る事になるんだ!
次回、『それぞれの想い』
ヒットマンスタイル
体重を後ろ足に乗せ、懐を深くし、速いジャブを作るために左ガードを下げぎみにした攻撃型のスタイル
でも踏み込む事ができれば、下がった左ガードが弱点となりアゴが目の前にさらされる
だから踏み込むしかない!
鍛えに鍛えたダッシュ力で、何としてもその懐に辿り着くんだ!
次回、『距離の攻防』
エルボーブロック
肘を使い相手のパンチを防御する方法
それはボディを狙って打ち込まれた拳をブロックするばかりでなく、打った拳に逆にダメージを与える
それでも打ち続けるしかない
接近戦に持ち込む事、それが唯一の突破口だと
駄目なら勝ち目は無いのだと、僕はこれだけを信じてやって来たんだ!
次回、『死闘』
ボディブロー
首より下、ベルトラインより上を打つ攻撃
徐々に相手のスタミナを奪い、激しい苦痛を与えガードを下げさせる
しかし、鍛え上げられたボクサーからボディでKOを取る事は難しい
だけど打ち続ける
相手の気力を削り取るのが先か、僕の拳が砕けるのが先か
それは全力を尽くした意地の張り合いなんだ!
次回、『勝敗』
スマッシュ
斜め下から鍛え上げた全身のバネで突き上げるように打ち出し、一発で相手を倒すほどの威力があるパンチ
それは僕と戦うのを楽しみにしていた人が、僕と戦うために用意した武器
拳の怪我さえなければ僕だって戦ってみたい!
僕だってボクシングが好きなんだ!
次回、『浪速のロッキー』
ハードパンチャー
一発のパンチ力が優れたボクサー
その破壊力でしばしば劇的なKOを生み出す反面、自らのパンチの衝撃で拳を痛めやすい
拳の怪我がクセになりやすいのはわかっている
でもそれを理由に諦めたくない!
試合に出られるんだったら逃げたくないんだ!
次回、『敵地へ』
全日本新人王
新人達が東と西でトーナメントを争い、勝ち残った代表がさらに試合をし、勝利をおさめた者
それを決める舞台に僕は立とうとしている
そして西日本の新人で一番強い人との戦いを楽しみにしている
それはちょっと前の僕なら絶対考えられない様な事なんだ!
次回、『激闘の足跡』
スラッガー
闘争本能と攻撃力を兼ね備えたボクサー
打たれない事よりも打つ事を望む
判定よりも相手を倒す事を求める
守り続ける事はできない
一発目の右が思い切り打てなければ、その瞬間負けると決まってしまう
それでも構わない!それでも僕はリングに立ちたいんだ!
次回、『右を打て!』
ミドルレンジ
モーションを大きく取れるため、破壊力の大きなパンチが打ち込める距離
ここで放たれる一発は致命傷となりうる
離れちゃいけない、あのスマッシュをまともにもらったら僕はきっと立っていられない
何が何でもくっついて、余裕を与えずに打ち続けるんだ!
次回、『スマッシュの威圧』
ラッシュ
優勢になった試合を一気に押し切るために、反撃する間も与えず連打を集中し攻め続ける事
ふんばれ、打ち返すんだ!
向こうだって僕のパンチに耐えて立ち上がってきている!
だからこっちだってこのまま押し込まれるわけにいかないんだ!
次回、『新人王』
ロードワーク
ジムの外で行う走り込みを中心とした練習
ボクシングをするための基礎体力を養い、維持するための基本であり、そこでは日々の積み重ねが如実に現れる
僕も始めはきつかった、でも今では慣れっこになっている
そしてまさにそれこそが、一番確かな二年間の努力の証なんだ!
次回、『さらなる旅立ち』
チャンピオン
その階級の全てのボクサーが目指し、たった一人だけが立つ事ができる頂点
誰よりも速く、誰よりも上手く、誰よりも強い
戦う事なんて想像できない
でも、その人とリングの上で出会う事は、もう遥か先の事じゃないんだ
次回、『王者との出会い』
コークスクリューブロー
拳をねじり込む様にして打つ事で、絶大な破壊力と貫通力を生み出すパンチ
しかしそれを身につけるためには、高度な技術と修練を必要とする
凄い、何度倒れても終わりにしたくない!
チャンピオンの持つ強さという物を、僕はもっと知りたいんだ
次回、『目指すもの』
ランキング
本来はチャンピオンへの挑戦資格の優先順位として決定されていた物
今では下位のランカーが王者の指命により挑戦者となる事も多い
だけどランキングが高いほど、挑戦の可能性が高くなってゆく事は確かだ!
そう、十位より五位の方がチャンピオンの立つリングに確実に近いんだ
次回、『二人の新人王』
ドロー
ラストラウンド終了後、二人のジャッジとレフェリーの採点結果により引き分けとなる事
強さを競うボクシングの世界では、引き分けはいくつ重ねても勝利の価値には届かない
それは負けなかった試合というよりも、勝てなかった試合とみなされてしまうからだ
次回、『異国での挑戦』
ジョルトカウンター
前足に体重を乗せた構えから体ごと叩きつけるように打ち込むカウンター
決まれば恐るべき破壊力で相手をマットに沈める
でも失敗すればその威力は自分に跳ね返ってくる
ボクサーとしての全てを失うか、勝利を得るか
それは正に、命を削って打ち出す究極のカウンターなんだ
次回、『カウンターを超えたカウンター』
プロテスト
プロボクサーになるための試験
筆記と実技のスパーリングによって合格者が決まる
僕の時も不安と緊張で一杯だった
でもそれは誰もが同じ
どれだけやれれば合格かなんてわからない
だからこそジムに入ってきてから積み重ねてきた自分の努力を信じるしかないんだ!
次回、『ゲロ道の戦い』
ファイティングポーズ
ボクシングを戦う時の構え、毎日の練習で身につく物
でも、二年積み重ねて体に染みついたこの基礎から遠ざかる事になっても仕方が無い
僕のために、母さんに無理をさせてまでボクシングを続けるわけにはいかないんだ!
次回、『夢への共感』
アウトボクサー
フットワークを駆使して相手との距離を取って戦うボクサー
その信条はスピード
捕まえなければインファイターに活路は無い
負けたくない!心配をかけたみんなに精一杯応えたい!
練習量は充分じゃないけど、何とかして接近戦に持ち込むための攻略法を考えるんだ!
次回、『THE SPEED STAR』
クレバーボクサー
高度な技術と明晰な頭脳で常に冷静に戦うボクサー
相手だけではなく、自分の状態すら客観的に観察して試合運びをする
追い詰めたと思っても、更に上手を行かれてしまう
それでも諦めたくない!
迷惑をかけたみんなに、大丈夫だってところをまだ見せていないんだ!
次回、『リングの死角』
アマチュアボクシング
パンチを正確に当てた回数、それを点数にして競う技術重視のもう一つのボクシング
その世界一の栄冠を卓越したテクニックに加えて、圧倒的な力で手にしたボクサー
つけ入る隙など見当たらない
だけど勝たないと辿り着けないのが僕の望むチャンピオンのリングなんだ!
次回、『狼の白い牙』
コンテンダー
タイトルマッチにおける挑戦者
ベルトを取るためのポジション
しかし辿り着くための道のりは険しい
例え僅かな差であっても、負けた者は失ってしまう権利だから
不安でも眠れなくても頑張るしかない
それは全力を尽くして試合を繰り返した末に、ようやく巡ってくるチャンスなんだ!
次回、『かもしかになれ!』
ガゼルパンチ
フックの構えから素早く構えてダッキングし、体ごと突き上げるようにして打つ世界を制したパンチ
でもそれを当てるには至近距離での連打の応酬、息を止めての我慢比べに勝たなければならない
だから今以上に練習が必要だ!
走りまくって心肺機能を鍛える、それが唯一の突破口になるはずなんだ!
次回、『秘められた闘志』
コンビネーションブロー
複数のパンチを組み合わせた攻撃
別の角度から連続で打ち込む事で、相手のガードに隙を作りパンチをヒットさせる
どこまでも追ってきて打ち込まれる
その圧力に怯んでちゃいけない!
下がっちゃ駄目だ!前に出て打ち合わなきゃ!
至近距離に飛び込んで連打の応酬に持ち込むんだ!
次回、『赤い狼』
トレーナー
ボクサーに一対一で技術を教え、練習の仕方を指導する協力者
試合の時には戦い方をアドバイスし、共に勝利を喜び、共に敗北を噛み締める
そうだ、いつだって会長を信じていたから勝てたんだ!
諦めないで練習通り頑張れば、きっと何かあるはずなんだ
次回、『信頼する勇気』
スタミナ
試合を充分に戦い切るための体力
一ラウンドは僅か三分
しかし相手を倒すという気迫を込めて打ち合う拳の重圧は、精神力と体力を恐るべき速さで削り取ってゆく
行かなきゃ、やっと巡ってきたチャンスなんだ
気力を振り絞れ!
パンチを打ち出せ、ここからが本当の我慢比べなんだ!
次回、『伝えたい事』
ローブロー
トランクスのベルトラインより下を打つ反則行為
そう、ボクサーは下半身への攻撃を強く戒められている
なのに人が眠ってる間に下半身に悪戯をするなんて!
こんな人達にダシにされた上、地獄を見るわけにはいかない!
いくら初めてのボウリングでもこの一投ははずせない!
絶対この手で天国を掴み取るんだ!
次回、『合コン』
日本チャンピオン
その階級において日本で一番強いボクサー
過酷な減量をやり抜いて当たり前のボクサー達
鍛え上げた体と強い精神力を持つ男達
その頂点に立つ人間
あの人と戦いたくてここまでやって来た
初めて会った頃、天と地ほどあった差はどのくらい縮まったんだろうか?
次回、『挑戦者』
カムバック
何らかの理由で一度引退したボクサーが再び現役に復帰する事
年齢から来る衰えと戦いながら、勘を取り戻し、全盛期に追いつく事は難しい
でもあの人は帰って来た
だけど僕は全てを出し切るだけだ
この人と戦う事を目標にしてきたんだから!
次回、『俺が俺であるために』
オーバーウェイト
そのクラスの規定の体重を超えている事
再計量をパスするには短時間で無理な減量をしなければならない
不完全なコンディションでの防衛戦
圧倒的に不利な状況だけど、鷹村さんはきっと勝つ!
だって鷹村さんは、チャンピオンには特別な力があるって言ったんだ!
次回、『王者の拳』
タイトルマッチ
チャンピオンと挑戦者のベルトを賭けた試合
日本一と言われて来たボクサーと、それを目指して来たボクサーが雌雄を決する戦い
三年前には考えられなかったけど、でも僕は今一刻も早く上がりたいと思っている!
今僕は全力で戦いたいと思っているんだ!
次回、『日本フェザー級タイトルマッチ』
キャリア
試合を重ねる事によって得られる経験の蓄積
老獪な試合運びや卓越した技術は、パワーやスピードを容易に押さえ込む
当たってるはずなのに決定打にならない!それでも前に出るんだ!
技術ではかなわないのだから手数で勝負するしかない!
手を出し続ければ、きっとチャンスがやって来るはずなんだ!
次回、『立ちはだかる力』
チャレンジャー
タイトルマッチの挑戦者
その権利を巡って多くのボクサーが戦い、勝ち抜いた者がチャンピオンに挑む
巧みなテクニックや重いパンチ
凄い相手に勝つ事によって鍛えられ、僕は今このリングに立っている!
だから全部出し切るんだ!
腕が上がるなら、体が動くなら、まだ終わるわけにはいかないんだ!
次回、『決着』
ダメージ
試合による肉体の損傷
KOされたボクサーは、原則として九十日間出場を禁止される
慣れてしまった体の傷、そして初めて受けた敗北という傷
全てを出し切った試合ができればそれでいい、また頑張れる
そう思っていた
そう、いい試合だったんだ
次回、『傷心』
デターミネーション
断固たる決意
どんな劣勢に立っても勝つ事だけを考え、戦い続ける強固達
それを胸に秘めた者の気力は、限界を迎えたはずの肉体を支え、反撃の一発を打たせる
そうなんだ、勝利を掴むという事はそういう意志の戦いでもあるんだ!
次回、『決意のまなざし』
ルラウンド
規定ラウンドいっぱいの事
日本タイトルマッチなら10ラウンド
別人の様に鋭さを増した二人が死力を尽くした末に辿り着く最終ラウンド
それはもう、僕の知らないレベルの戦い
一日たりと同じ場所にいない人達の世界、それが僕が勝ち続けようとしてるリングなんだ!
次回、『ライバル』
ウィービング
上体を左右に振って行う動作
人間の耐久力に限界がある以上、倒れないためには防御を磨く必要がある
でもそれだけじゃ足りない気がする
勝つための確信を掴みたい!
一刻も早くみんなに追いつくために、僕はもう負けたくないんだ!
次回、『再起への不安』
ファイトスタイル
攻撃と防御の方法
一流のボクサーは、攻めと守りの作業をハイレベルな流れの中で行い、その間の時間差を最小限にする
ようやく掴みかけてきた攻防一体の戦い方
それが実践できれば理想に近づく!
ぶっつけ本番だけど、これができればきっと価値が見い出せるんだ!
次回、『復活』
カーテンレザー
ボクシングの興業における最初の試合
最終試合への盛り上がりに向けて繰り広げられる数々の戦い、その始まりを告げる試合
僕のボクシングの始まりが鷹村さんとの出会いであった様に、先輩達にもきっと大切なきっかけがあったはずなんだ!
次回、『炎の青春』
クリーンヒット
適格で有効な打撃
それは試合における勝敗の大きな基準となる
ボクサーはその一発を当てるために計算を積み、その一発をかわすために練習を重ねる
だからこそその一発の価値は高く、その一発の喜びは大きいんだ!
次回、『熱中時代』
デンプシーロール
相手のパンチをかいくぐって前進しながらの連打
ウィービングでパンチをかわし、戻しにフックをのせる事によって攻防が一体化する
必死の思いで掴んだ僕の武器
でもこの技も絶対無敵じゃない
そのためには更なる練習が必要なんだ
あの人ともう一度戦うために!
次回、『鴨川軍団の夏』
フェイント
相手に隙を作らせるための見せかけの動作
肩を入れたり踏み込んだりして相手を惑わせる
それを身につけた相手と戦うには、それに負けない精神を磨くしかない!
もっと自分を鍛えるしかない
気持ちばかり焦るけど、どんなに苦しくてもこの合宿をやり通すんだ!
次回、『鷹村さんの涙』
ジム
ボクサーとしての高みを目指す者達が集まり、トレーニングをする場所
同じ志を持つ者同士が日々刺激し合いながら練習を積んでゆく
確かにボクシングは個人競技だけど、先輩達の頑張っている姿を見せつけられると俄然やる気が出てくる!
力が涌いてくるんだ!
次回、『動き出す鴨川ジム』
ミドルウェイト
世界的に競争が激しく、スピード、技術、力全てにおいてハイレベルな階級
その頂点を伺うために、力だけじゃなく技術に裏づけされたボクシングを見せる
世界を意識した戦い方、それが僕のずっと先を歩いている人の視野なんだ!
次回、『会長の危機』
サウスポー
左構えで戦うボクサー
右足を前に出し、右腕でジャブを打つ
すべての攻撃が逆から来るため、距離感もタイミングも取りづらい
でもおかしい
確かに初めて戦う人にとってはやりにくいかもしれないけど、何故千堂さんの破壊力がここまで封じられてしまうんだ?
次回、『サウスポーの罠』
ステップイン
踏み込んで、パンチの射程圏に入る事
瞬時の相手の懐に踏み込める脚力、前に出る力
それは、接近戦における大切な武器
以前にはなかった、強力に鍛え上げられた下半身
それは僕を倒すために磨き上げられた、恐るべき武器なんだ!
次回、『ごんたくれ』
チャンピオンベルト
その階級で最も強いという王者の証
ボクサーなら誰もが手にする事を望み、そのために苦しい練習を繰り返す
でも、今回は違う
ベルトを手にする事よりも、僕にとってはあの人と戦う事、拳を交える事その物が、待ち遠しくて仕方がないんだ!
次回、『決戦の刻』
アストライドポジション
足を広げ、重心を低くした構え
至近距離で足を止め、パンチを連打で撃ち合う
鋭い瞬間、強烈な破壊力
守り切る事なんてできない
打たれたら、打ち返すしかない
そう、これはお互いに鍛え上げた力と力の勝負なんだ!
次回、『LALLAPALLOOZA』
カバーリングアップ
両腕で顔面と上体をカバーする事
打たれる場所を腕で覆い、直接守る
最も固く、最も確実な防御姿勢
あのパンチを貰っちゃいけない
まともに貰ったらただじゃ済まない
なんていうパワー、なんていう圧力
怖い
僕は、なんて人と向かい合ってるんだ!
次回、『あの時を超えろ』
アグレッシブ
積極的に攻撃に出る事
ボクシングは相手を倒す事が目的
攻めなければ倒す事はできない
だから攻めるんだ
打たれても怯んじゃ駄目だ
打ち返せ、千堂さんだってダメージは回復してないはず
気合い負けするわけにはいけない
チャンスは来る、必ず来るはずなんだ!
次回、『ミックスアップ』
ゴング
ラウンドの始まりと終わり、そして試合の終わりを告げる鐘
ボクシングとの出会い、手にしたグローブ
精一杯やるという事を知り、ここまでやって来た
これからもずっとゴングは鳴り続ける
それは何かの終わりを告げ、同時に始まりを告げていくんだ
次回、『さらなる、一歩を』
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