TDK VOICES FROM NIHONMONO
TDK VOICES FROM NIHONMONO

ARCHIVE

旅するにほんもの

岡山 ワイン 「domaine tetta」

日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。

中田英寿さん岡山県の旅の模様をお届け。
今回は、岡山県新見市の哲多町にあるワイナリー「domaine tetta」をご紹介。

代表の高橋竜太さんにお話を伺いました。

葡萄が有名な岡山県。今、実は西日本で1番多い県になってます。ですが、ワイン用の葡萄は少ないんだとか。
高橋さんの前の生産者の人たちは食用ブドウを畑でやったがなかなかうまくいかず、耕作放棄地に。
それを再生するためにどうすればいいかを考えたところ、 ワインがいいんじゃないか?となったということ。
その理由のひとつは、その土地の土壌がワインのぶどうの生産に適している石灰質だったことでした。

まったく経験のないゼロからのスタートでしたが、仲間にも恵まれ葡萄の栽培をスタート。
最初は山梨のワイナリーに委託して葡萄を使ったワインを製造しました。
そして、今から8シーズン前には、自社の醸造所を建設します。

高橋さんは以前、中田さんのプロジェクトを通して、インテリアデザイナーで建築のデザインも手掛ける片山正通さんを知り、同じ岡山の出身でもある片山さんに、ぜひワイナリーのデザインを担当してほしいと考えました。

交渉には時間がかかったそうですが なんとか引き受けてもらうことができ、
山あいの哲多町に、片山さんデザインによるワイナリーが誕生しました。

「哲多町をどう表現するのかが ポイント」という高橋さん。
日本独特の品種・日本で生まれた品種の味わいのもの、その土地らしい日本ワインを作られています。
試験栽培で結構たくさん植えて、全部で38品種ほど植えているそう。かなり多く感じますが、高橋さんは「ここ数年で、自分たちの土壌にあう ぶどうの品種がだんだんわかってきたので今後は種類をしぼっていく」 ともお話されていました。

そして、「目指すのは、ワインとしてクリーンでバランスのいいワイン」
「2022 シャルドネ・ドール」は、750ミリリットルで4620円となっています。
また、公式サイトには、片山正通さんデザインによるワイナリーの写真やワインの製造過程なども掲載されていますので、ぜひご覧ください。

https://tetta.jp/winery/

TOPに戻る