感想一覧

パウロの苛立ちと葛藤も、ルーデウスのやるせなさもすんごい分からせられる感じ

パウロがぎりぎりの精神状態だったのは分かるけど、ルーデウスは知らなかったんだし、あんなにキレるのはいけんやろー。一応11歳だよ？

でもほんとにひどいのは伝言見てなかったり、雨季で獣人族の村をすぐ出れなかったりした偶然だよね。それがなかったらこうにも成らなかったんだろうね。
当人たちはお互い自分責めてるんだろうなー、とか思ってる自分は確実に筆者の術中にはまってるんだろうね。素晴らしい

しかしこうしてみると魔眼て本当に必要あったのか？ってくらい白ける能力に見えますねぇ……。なんか努力を全否定してる気がします。主人公や他人の頑張りが今回のでバカらしく見えました。下地がないと活用できないのは確かなんでしょうが……。
今回の話しの心情的にはパウロもしょうがないですねこれ、主人公の語りを聞くだけでは能力があると親として一番わかってるだけにやりきれないでしょうし。

前回の感想返信で、期待しないで、と仰った意味が少し分かりました。確かに賛否両論でしたね。
だけど、茶番みたいなお互いの褒め称えよりも、人間味が感じられ私はこういう展開好きです。

ちょっとした誤解やすれ違いが原因で、どんなに仲良い恋人や親友だって簡単に絶縁できるのが人の心。
拒否や断絶の苦しみを物語の中でまで見たくない、って方もいるでしょうが、
こうした成長譚には、壁を乗り越える醍醐味は必須だと思います。
いずれかの固定キャラに感情移入してしまうと、ホント人によって千差万別な感想になるでしょうが、
それも愛される小説ならではでしょう。私も一ファンとして最後まで孫の手様の作り出す物語を応援します！

今回の話は本当に面白い。

お互い色々あったために仕方がないことだと思いました。
ルーデウスは今でこそルイジェルドと信頼し合ってますが、当初は何を考えているのか知れない魔族と行動を共にし尚且つエリスを絶対守らなければいけない状態にあって常日頃から神経を削らせていたと思います。
そんな状態のルーデウスにパウロは期待しすぎなのではとも思うし、そう期待してしまうパウロの気持ちも分からんでもないし…

匂いを嗅いで、手を握って
エリスに寄りかかるシーンは今までで一番好きかも。

王都の権力争いが終わると復興資金が元執事のアルフォンスになぜ渡るのかよくわかりませんでした。国から直接的に元執事に渡すのも疑問ですし、保身に走ってる現領主のフィリップの兄弟がお金を渡すと思えませんでしたので良く分かりません。
ミリス大陸へ渡ってゼニスの実家に頼ってますが
奴隷解放などミリスの法に引っかかる行為を支援しているわけですから貴族としての権力を失うほどの行為では？

パウロ視点は勢いで書いちゃった感が否めませんでした。

二人ともごめんなさいしたら全部解決だね！やったね！

父親のメンヘラクラスの自分勝手な論理展開に対する主人公の憤りに対して非常に感情移入できる。
その分だけ、言いたいことを代弁してくれるエリスやルイジェルドが好きになるいい展開でした！

妻も子供も守るべき立場にいながら全然果たせず、あげく自分から遠ざけた息子におまえは何してたんだと八つ当たり。本来なら息子が自力で生き延びたことを褒め、自分の不甲斐なさを詫びて然るべき状況で、どこまで息子に依存してんだこの父親。

仲直りはないな。活動報告の方でいろいろ書いてたけど今回のパウロは現状の自分を棚に上げて、何も知らなかった息子を責めるだけのダメを通り越してクズ親父ですからね。後で仲良くするような甘い展開は難しいでしょう。妹はどうするのだとか言われそうですが、肉親に恨まれるという展開も物語のネタとしてはアリだと私は思っています。
だいたい、ロクに会話もした事ない様な、この展開では仲良くするのが難しい妹を今さら出されても面白くもなんともありません。

パウロのダメ人間（ダメオヤジ？）っぷりがよく出てる。良い感じ。
ただ、改めて読んでみても、第２章に入る直前の、「パウロ（ダメ人間）の判断」は唐突すぎる。
それゆえに、今更のパウロダメ人間バレは、残念ながら、後出しじゃんけんである印象は否めない。

そのダメ人間の判断を支持した（筈の）ゼニスも同類なのだろうか？と推察される。
が、こっちの人は印象が薄いことに気が付く。
むしろ薄すぎて違和感があるほど。
主人公の母親なのに。

おい、作者わかってるやろーな？
このままパウロ一味と決別ルート以外には認めないからな！
わかったか？
ありきたりにまとめようとすんじゃねーぞ？
決別一択や